◆禁断の領域②
私は‥
絶頂の中で妻の躰の中で射精を何度も繰り返し大量のザーメンを放なちながら果てた。
行為を終えた後、
再び扉に視線を向けてみたが、
僅かに開いていた扉は静かに閉じられていた。
妻はやっとの動きで後始末を終えると、ティッシュを股に挟んだままの格好で下着も着けずに寝入ってしまった。
余程疲れたのか、
アルコールの精なのか、
妻にしては珍しく微かにイビキを掻いてあっという間に寝入ってしまった。
私は酔いざめの後の猛烈な喉の渇きを覚え、綾子の事を気にしながらキッチンへ降りて行った。
冷蔵庫の中の冷えたミネラルウォーターを取り出し、
カラカラに渇いた喉の奥に冷水を一気に流し込む‥
冷水が渇いた喉に染み渡り渇きが治まる。
フゥ~っと一息吐き気持ちが落ち着くと、急に綾子の事が気になり初めた。
私達の行為を覗き見していたに綾子‥
綾子は私達の行為を見ながら感じたのだろうか‥?
綾子自身、他人の行為を見る事なんて、多分初めてだとは思うのだが‥?
覗き見している事を私が気付いていたなんて心にも思っていないだろう‥?
だからと言って直接綾子に、
〃覗いてたろう〃
何て聞ける訳もないし‥
それでも私は綾子の事が気になった。
取りあえずリビングの奥の和室で寝ている綾子の様子を、
こっそり覗いてみようと思い和室に向かいかけた時だった‥
トイレの方から‥
小さな、押し殺した様な喘ぎ声が微かに聴こえる‥
私はその声に一瞬
〃ドキッ〃となり、足の動きを止め、
思わずその場に立ち竦んでしまった。
息を殺したままその場に立ち竦む‥
心臓の鼓動が急激に速く、大きくなってくる。
静まり返った室内に再び聞こえてくる微かな喘ぎ声‥
私は音を起てない様に、そう~っとトイレに近づいてみた。
音を発てない様‥ 一歩づつ、一歩づつ‥
トイレの灯りが暗い廊下に洩れ、辺りを照らしている。
トイレに近づくにつれ、喘ぎ声は、更に大きく聴こえた。
「‥ぅ‥ッん‥ぁ゛
‥ぁん‥ぁぁー‥」
綾子の喘ぎ声‥
その声は‥
妻とはまた違う女の淫妖な声‥
その声に私は平常心を無くしてしまいそうになっていた。
心臓が口から飛び出してしまいそいに、動悸は乱れ、呼吸は荒くなってしまう‥
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