◆義妹・綾子②
「そうか…判った。良子が帰って来るのが楽しみだ…!」
「はい‥楽しみに待っていて下さい。」
「あぁ、判った‥!今日はありがとう…!」
「はい、こちらこそありがとうございました‥!
またご連絡しますので…
今日はこれで失礼します‥」
上田君からの電話が切れた後、
時刻を確認すると、時計の針は14:30を回っていた。
私は先程の妻の喘ぎ声を再び思い出してしまい、
今はもう、
一刻も早く妻の顔を見てみたいという衝動に駆られてしまっていた。
妻が帰ってきたのは
17:00を少し回った頃だった。
娘の梨恵は、
まだクラブから戻って来てはいない‥
玄関の扉が開く音と同時に、妻達の声が聞こえてきた。
「ただいま─‥!」
「こんにちはわ─‥お邪魔しま─す‥」
妹の綾子と娘の結衣ちゃんの声も玄関先から聞こえる。
私はリビングのソファーに腰を降ろしたまま、
テレビを観ながら平静を予想い、
妻達がやって来るのを待った。
「パパ‥ただいま‥遅くなりました。」
妻達がリビングにやってきて、
各々がソファーに腰を降ろした。
「ああ、お帰り‥!思ったより早かったじゃないか。」
妻の顔を何気なく見てみる。
一見、見た目は今朝出掛けた時と同じ様で、特に妻に変わった様子は見られない…
そこにはいつもと少しも変わらぬ妻の笑顔が有る。
しかし、今はもう…
私は、この笑顔の奥に秘めた、
淫乱な妻の素顔を知ってしまっていた。
今、私の目の前で微笑んでるいる女は、つい先程まで卑猥な言葉を発しながら、狂ったように喘ぎ声を叫んでいた女なのだ。
そんな妻を見ていたら、
今すぐにでも素っ裸にひん剥いて、
無茶苦茶に犯してしまいたい欲望が沸いてきた。
「ジロー兄‥お久しぶり‥!
ご無沙汰してました…!」
そんな事を考えていた私は、
妹の綾子の声で我に帰った。
「ぁ‥ああ…
本当久しぶりだね~…!
綾ちゃん、元気にしてた…?
結衣ちゃんも少し見ない間に随分大きくなったね~!」
「うん、私は相変わらずよ…!
それがねジロー兄‥ちょっと聞いてよ‥
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