◆義妹・綾子⑫
「ふ~ん‥?
そうなんだ‥?
ねぇあなたー‥」
萎だれながら甘えた声で、
潤んだ瞳で私を見つめる妻‥
いきなり妻が唇を重なってきた‥
まるで溜まっていた欲求を一気に吐き出すかの様に、
妻の舌は口の中で激しく動き回り、
私の舌を求め、
熱く濃厚な接吻が始まった。
長い長い接吻の後‥
ようやく私の唇から離れた妻が呟いた。
「ねぇ‥あなた‥
先にベッドで待ってて‥!
私、綾がお風呂から上がったら直ぐに行くから‥!」
「でも‥
綾ちゃんには待ってるって言ったんだぞ‥?」
「イヤ~ん‥!
もうずっと躰が疼いているの~‥!
これ以上はもう我慢出来ない‥!
綾にはあなたは呑みすぎて先に寝ちゃたって言っておくから‥ネ!お願い‥!」
悲願する妻の表情は、既にセックスの時に見せる妖艶な女の表情に変化していた。
「判った‥!
それじゃあ先に行ってるよ‥!」
私は綾子の媚薬の効き目をこの目で確かめてみたい気持ちも有ったのだが、
この場は取り敢えず妻の気持ちを優先する事にした。
「うん‥直ぐに行くから待ってて‥!」
そう言うと妻は再び熱い接吻を求めて、唇を重ねてきたのだった。
私は一足先に寝室に行くと、
ルームランプの灯りだけを残し、
衣服を全て脱ぎ捨てベッドに仰向けになり、妻がやって来るのを待った。
昼間、妻達の行為を聴きながら一度射精をして萎えてしまっていた私のペニスは、
先程飲んだバイアグラの力で、
海綿体へと流れ込む血流があっという間にペニスを硬く勃起させ始めている。
全裸でペニスを勃起させたままの格好で妻を待っている間、酔いのせいも有ってか、
私は睡魔に襲われ始め、ついウトウトとしてしまい浅い眠りに堕ちてしまっていた。
突然‥
私は、息苦しい圧迫感と、
アルコールの匂いのする激しい接吻の味で眼を覚まされた。
妻が、仰向けの私に重なり、
夢中で接吻の嵐をしていた。
「よ‥良子‥!
ちょ‥ちょっと待って‥!
こ‥子供達は‥?」
私は、まだはっきりとしない意識の中で咄嗟に尋ねていた。
「大丈夫‥!
二人とも、すっかり熟睡してるわ‥!」
「綾ちゃんは‥?
何か言ってた‥?」
「うん、一人でブツブツ何かつまらないって言ってた‥!
今はテレビ観ながら一人で呑んでる‥!だからほっといても大丈夫よ‥ぁぁ‥」
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