Tシャツにカーディガンを羽織り、膝上のスカート…なるべく地味な服装にしました。
<西〇〇線の〇〇駅前にある映画館>
それは深夜バスで私を凌辱した痴漢が教えてくれた場所でした。
<あそこも有名なスポットだょ>
迷ったあげく、私は〇〇駅に降りました。
カーディガンの前を左右に押し広げる胸元。
92㎝Gカップです。
シャツが丸くピーンと張り、歩いてるだけでゆさゆさ揺れてしまいます。
(…肩紐のあるブラにすればよかったわ)
すれ違うサラリーマンの刺すような視線を胸元に感じるたびに後悔します。夏に向けて髪をショートにしたせいで童顔がより子供っぽくなってしまいました。自分ではあまり好きじゃないけど、Hな感じの少し捲れた上戸彩ちゃん似の唇にだけ派手めのルージュを塗っています。
平日の映画館はほとんど人気がありません。
(ほんとに…痴漢なんているのかしら)
教えられた席は右側のEブロック、
<目印に傘にハンカチを巻いて持つこと…そうすると痴漢が集まってきますよ…>
深夜バスでの激しい体験を思い出し不安になります。
<トイレやホテルに連れ込もうとする男もいるから気をつけてね…>
用心しながらも…
一ヶ月も主人とセックスレスの生活にはもう耐えられないの…先日、主人の本棚の裏からHなDVDを見つけました。私としてくれないのに、こんなモノ見てるなんて…嫉妬と情けなさと、淫らな欲望が一時に溢れ出しました。
(私に魅力がないの?)
スタイルは自慢出来るほどいいはず、顔だって美人でしょ…確かめてみたい。私の魅力にひざまずく男性はいっぱい居るのよ…決心して映画館のドアを開けます…
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