徹はタバコに火をつけフッーっと真上に一息はいた。
そしてさっきとは別人のような優しい口調で静かに話しかける。
『なぁ、おばさん…ごめんよ。悪かったよ。俺だってそんなつもりじゃなかったんだよ。おばさんがなんでもするって言うから楽しみにしてたんだ。それなのに…大丈夫だって!絶対に知り合いに見せたりしないから!!』
徹はタバコを消し、しゃがみこみ俯いたままの友美に近づき肩を抱いた。
『イヤッ…』
本能的にピクッと拒絶反応をしめした友美を強引に抱きしめた。
『怖がらないでよ。おばさん。悲しくなっちゃうじゃん。』
イヤッと顔を背ける友美の顎に手を添え顔を向かせると徹は強引に目を合わせた。
無理矢理に目を見つめ合わされた友美はその二、三分の静寂がとてつもなく長い時間に思えた。
耐えきれず目を反らした友美に
『可愛いよ。おばさん…』
徹は一段と強い力で抱きしめキスをした。
『ん‥ウグッ‥グ‥イヤ‥止めて…』
徹は構わず舌を押し込み胸を鷲掴みにして揉みしだく。
『ん、ん、はぁ…イヤ、イヤよ』
『おばさん、おばさんが素敵すぎるから…なんでもするって言ったじゃん。』
『イヤッイヤなの。もう…許して…こんなのイヤッ…離してぇ…』
友美は一心不乱に暴れて徹から離れようとした。
『くそッ!解ったよ!もういいよ!そんなに俺が嫌いかよ!何でもするつもりだったけどやっぱり生理的に受けつけないってことなんだろ!宏樹に見せるからな!バカにしやがって!!後悔してももう遅いからな!じゃあな!』
バタン!
徹は鞄を手に取り怒ってリビングを出ていった。
友美は一瞬にして不安に襲われた。
考えるより先に体が徹を追いかけた。
『待って!』
靴を履いていた徹の腕を掴んだ。
(へへっ。これでもう拒絶しないだろ。女なんて単純だぜ。)
徹は下を向いたらままニヤリとしていた。
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