絵里は『ごめんね。体がだるくて、出来合いの物にしちゃった。先に休んでていい?』
私『風邪?明日休んで病院に行って来いよ』
絵里『そうしる』と答えると寝室に入って行った。
食事を終えて洗い物を片付けて、風呂に入ってから寝室に入るとシーツが変わっていた。
休みだから頑張って洗濯や色々頑張って疲れたんだと思って、絵里に感謝しながら眠りについた。
朝も絵里はだるそうでベッドから出ることも無く、今日は弁当無しで途中コンビニで朝食を済ますつもりで早めに会社に向かった。ちょうどコンビニに着いた時、佐藤さんからメールが届いた。 『昨日、偶然湯沸かし器の点検でお邪魔した時、奥さんに例の媚薬を渡したんですが効果はどうでした?』と書いてあった。 私は『いや、昨夜家内が体調を崩したため聞いてません。すみません』と返信すると佐藤さんは『そうですか。点検が終わったあと車に取りに行って渡したんですよ。旦那さんに渡して欲しいって。ただ、残りが本当に少しだったんで、効果はどうだったか気になりまして』と返ってきた。私『ありがとうございます。今夜聞いてみます』と返信した。
媚薬が気になり、今日はいつも以上に仕事をテキパキと片付けて、絵里が風邪で寝ているからと定時に終わらせてもらった。
帰るメールを入れてすぐに帰宅した。
今日はハンバーグを作って待っていてくれた絵里は、もう体調も良くなった様でいつも通りに戻っていた。
私『やっぱり風邪?』
絵里『ううん。ただの疲労だったみたい。昨日掃除頑張ったからかな?』と笑顔で食事の用意をはじめた。
部屋着に着替えてから、『佐藤さんから、何か預かっただろ?』と聞くと『媚薬でしょ?気持ち悪いから捨てちゃったよ』と即答されてしまった。私は『もったいない。絵里がどうなるか見たかったのに』と言うと絵里は『バカ!』と笑って食事を勧めた。
佐藤さんにお詫びメールをしたら、佐藤さんからももったいないと残念メールが返ってきた。
その日以来、ノゾキはもちろん夫婦の営み自体絵里が疲れてるからと拒否され、もんもんとした日々が続いた。
そして翌月営業所の所長から『奥さん、ずっと体調悪いのか?前は週に1日だったのが、最近週に2日は休んでるらしいな』と声を掛けられた。 絵里が休んでるなんて聞いてないから驚いたが口を合わせて『疲れが取れないらしいんで、すみません』と答えた。
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