あの日からしばらくして絵里が生理になり、ノゾキも行かずにいました。しかし、ノゾキより絵里の初体験の後が知りたくて、チャンスがある度に聞いてみたが『2~3回会っただけ』としか教えてくれなかった…。
ノゾキを再開すればチャンスかも!?と期待し時が過ぎるのを、じっと待っていた。
絵里の過去を聞いて興奮する自分と、嫉妬しながら絵里を抱いて込み上げる独占感に酔いしれてからは、普通に絵里を抱くだけでは満足に至らなくなっていた。
そんなある日の夜、私達が夕飯を終えた時に突然吉田さんが、我が家に訪れて来た。
吉田さん曰わく『今晩もう少ししたら、佐藤ちゃんが例の分譲地に行くんだけど?行きますか?私は単身赴任の引越が入って行けないんですが…。佐藤ちゃんは良かったらどうぞって言ってましたよ?』と聞いてきた。 キッチンで洗い物をしていた絵里に聞きに行くと『少しなら…』とOKをもらうと、吉田さんは即座に佐藤さんに電話を入れ、私達が行くことを伝えてくれた。
待ち合わせ時間は、10分後と忙しなかったが、吉田さんに礼を言ってから夫婦でウォーキング着に着替え、マンション前のコンビニに向かった。 既に佐藤さんは到着していた。佐藤さんの車の屋根にはキャリアが装着されておりビニールパイプなどが積載されており、一目で作業用の車とわかった。後ろの席以降の窓ガラスにはフィルムが貼ってあった。
私が運転席に近づいて『佐藤さんですか?』と声を掛けると、『後ろに乗って』とだけ答えた。 無愛想な感じで嫌な印象のまま車に乗ると、いきなり車を走らせ分譲地に向かった。車内で改めて挨拶したが、佐藤さんは黙ったままだった。
佐藤さんは、見た目は40半ばくらいで、見た目は結構体つきは細かった。作業着姿で、結構飛ばして分譲地へ車を走らせた。
分譲地に到着すると、区画された道路をぐるっと回り、数台の駐車した車の横を通り過ぎた後、少し離れた建築中の住宅の近くに車を止めると『さあ、行きましょう。今なら真横でも大丈夫ですよ』と初めて話らしい言葉を発すると車から降りた。私達も降りると佐藤さんの後に続いた。
100メートルほど離れた所に駐車したステーションワゴン車の近くに着くと、佐藤さんは『私が手招きしたら来て下さい』と言うと、ステーションワゴン車にそおっと近づいて行った。
車内を覗くと直ぐに手招きされて、私達もそおっと近づいた。
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