プレハブ小屋の裏に戻るなり、『吉田さん、触ったでしょ?』と妻が冗談っぽく言った。
吉田さんは、驚いて『触ってませんよ!いつですか?』と早口で答えた。私も、一瞬でムカっときた。
妻『さっき、嫌って私が言ったとき』
吉田さん『触ってませんよ!本当に』
私『ひょっとして…太ももを撫でられたの?』
妻『そう』
私『ごめん。犯人は俺だ…』
妻『えっ?』
吉田さん『勘弁して下さいよぉ!』
妻『すみません。間違えました。本当にごめんなさい。』
私『吉田さん、すみません本当に』
吉田『私がバツイチで、こんなノゾキしてるから疑ったんですよね?』
妻『吉田さんが私の後ろに居たから…てっきり…ごめんなさい』
吉田『その時に言ってたら、私も奥さんも嫌な気分にならなかったのに』妻『あの状況で…あれが精一杯だったんです。本当にごめんなさい』
私『紛らわしいことして、すみませんでした』
吉田『わかってもらえれば良いですよ。私は今夜はもう帰りますよ』
と紙袋を持って帰ってしまった。
私と妻は、気まずい雰囲気の中、吉田さんの後ろ姿が消えるまで無言で見つめていました。
妻が『私達も帰ろう』と黙って歩きだした。
家に入るまで、ずっと無言でしたが、妻『先にシャワー浴びるね』と浴室に入った。妻が出ると入れ替わりに私もシャワーを浴びた。
髪を乾かした妻がリビングで缶ビールを飲んでいた私の横に座って、『一口ちょうだい』と缶ビールを飲んでから『吉田さんに悪いことしちゃったわね…』と言ってきた。私も『俺が、要らないことしたばっかりに、嫌な思いさせちゃったね』と返すと『明日にでも、晩御飯のお裾分けでも持っていってみるね』と聞いてきたから『お前の料理で腹を壊さなきゃいいけどな』と返したら、妻も笑いながら『整腸剤も持って行くから大丈夫よ』と料理を届けることが決まった。
ベッドに入ると妻が珍しく自分からキスを求め、私に覆い被さった。
私のパジャマのズボンに手を入れると手の平全体を軽く押し付け、円を描くように回し始めた。 妻『他人のエッチ覗いて、興奮したんでしょ?だから触ったんでしょ?』と聞いてきた。
『興奮したよ。初めてだから。つい興奮して吉田さんの存在を忘れて、絵里を触っちゃった。絵里は?』と正直に答え妻に聞き返した。
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