オヤジは聞こえよがしに『淫乱な嫁さんをもらうと大変だよ。ミユキは本当にスケベだなぁ!困った困った。ミユキ幸せか?』と嬉しそうな声で聞くと、妻は『恥ずかしいけど、ミユキは幸せです』と本当に小さな声で答えた。妻は座ったまま俯いていたので表情までは読み取れなかった。
【幸せ…変態プレイがかよ!俺にも朝から言ってるよ!】さらに私はイライラしてきた。
このイライラは本来オヤジに向けるべきだろうが、私は美由希を離したくなかったんだろう。美由希は俺に対して何を求めているのか、どうして欲しいのか、このホンジャマカの奴みたいなオヤジとの仲を公認させたいのか…苛立つのに聞けない自分に情けないと思いつつ、それが原因でイライラしていていることに気付いた。
妻のバイブのスイッチを切るか弱めたオヤジは、妻の腕を掴んで立たせた。『ミユキ幸せのご褒美だ。さっき言ったところに行こうか。』と言うと妻は真っ赤にした顔を上げ笑顔で『うん。』と頷いた。
私はビデオを一旦止めて飲み物を取りに行こうとしたら、美由希が『喉渇いたね。何か取ってくる』と裸のままキッチンに向かった。妻は麦茶を俺に手渡すと『お願いだから最後まで見て、そして私とビデオの所に行って』と言うと続けて『私家のことしてるから、健二君一人で見てもらってもいい?』と聞いてきた。私は『一緒に見てたら、何か都合が悪いことでもあるの?』と不機嫌に言うと『だって、健二君凄いイライラしているでしょ?だから私が居ない方が冷静に見てもらえるかなって…』と答えた。私も言われてみれば、そうかもしれないと思い『そうするよ。で、あとどれくらい続くの?』と聞くと『次が最後だよ』と告げると妻は部屋を出て行った。
私は麦茶を一気に飲み干し。タバコに火を着けてから、ビデオを再生させた。
ビデオは2人を取り巻く7~8人くらいの20代から60歳くらい男性を映してから場面が変わった。
車の中妻が映っていた。妻は『今から修介さんとハプニングバーに行ってきます。』とレポーターみたいに報告している。オヤジがカメラを妻に向けたまま『ミユキがいろんな男に抱かれたければ、自分で言えばいい。俺にだけ抱かれたければ拒否すればいい。』と言うと妻は『修介さんは、ミユキだけだよね?』と聞いた。『オヤジは、ミユキの旦那とは違うよ。俺は浮気をしないよ。安心しろ。』と言うと妻は『本当に?信じていいの?』と返した。
※元投稿はこちら >>