それは期末考査での出来事だった。
(ううん、、、わからないや)
答案とにらめっこするなか、前の席の彼女が消しゴムを落とす。
ころがってきたそれを拾い上げると、
「あっ」
テスト中にも関わらず、驚いた声をあげる彼女。その消しゴムに目をやると、、、
(なんだこれ、、、数学の公式?)
目が合った彼女がバツの悪そうな顔を浮かべる。
(、、、カンニング?)
にしても、、、僕には関心がなかった。
さほどの正義感でもない。
北山帆夏の不正など、僕には大した問題ではなかったのだが、、、彼女には違ったようだ。
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