ある初夏の日、
暑さのせいか、珍しく北山帆夏が長髪をポニー・テールに束ねてきていた。
いつもなら髪で隠されている彼女の白いセーラー服の背中から、、、透けた下着が見せる。
(あ、、、これって黒?)
はじめて北山帆夏に「女」を意識した。
彼女とは、下校を共にする仲にまで発展した。
と言っても、そういう約束を交わすわけではなく、たまたま帰路を一緒になった時にだけだ。
そんなある日の帰り道、僕たちは突然の雨に見舞われた。
「あ、、、そこで雨宿りしよう」
帰路途上にある公園の、屋根付きのベンチで僕たちは雨をしのいだ。
「もぉ、、、びしょびしょだね」
ハンカチを出して濡れたセーラー服を拭く彼女、、、背中でなく前からも、はっきりと彼女の白い下着が見える。
「今日は黒じゃないんだ・・・」
「えっ、、、なにが?」
しまった、、、つい口に出してしまった。
そしてどうやら彼女も、透けたブラのことだと気づいたようで、気まずい空気となる。
ほんの数秒ほどで、
「じゃあ、、、私、急ぐので・・・また明日ね」
彼女は雨の中、走り去った。
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