1レス完結
片思い
ここは田舎町のスナックで今夜は金曜の夜
誰かが歌うカラオケの音に混じり女性の声が聞こえる
「タカくん大丈夫?」
声の主は中学で知り合い高校まで一緒だった令子で妻の幼馴染でもある
つまり俺と妻と令子は中学からの付き合いだ
令子は高校を卒業した後は都会の大学に進学したけど卒業せずに夜の街で働いていたらしい
噂では随分羽振りのいい生活をしていたらしい、という話を聞いたことがあるけど本人からその話は聞いたことが無い
地元に帰ってきた令子には夫がいたけど法律上は婚姻関係にあるというだけで令子が30歳の時に離婚が成立した
そして、その後スナックのママになり10年続いてる店は地元の人のちょっとした溜まり場になっていて週末は結構繁盛している
ちなみに俺の家は店から4駅離れた山と田んぼに囲まれた集落にあり、家と店の距離は色んな事を忘れて良い感じに酔える距離だ
「どうする?アキちゃんに迎えに来てもらう?」
アキちゃんというのは俺の妻の明奈のことで令子と同じく中学は一緒だったけど高校は別々だった
俺と明奈が別々の高校に進むことが決定した時に俺の方から告白して付き合う事になり
大学に進学してから4年の遠距離恋愛を経て地元に戻って結婚した
「おう、タカちゃん もう終電行っちまったんじゃねえか?」
常連さんの声が聞こえる
「アキちゃんに電話するよ いいね」
「う~ん・・・」
生返事しかできない
なんか今日はやけに酒が回る、いつもなら大したことない量のはずなのに
「ママ、電話してやって タカちゃんもうだめだ タカちゃん、嫁さんに迎えに来てもらえ な、いいだろ」
「う~ん・・・」
「アキちゃんに来てもらうよ いいね 電話するよ」
「う~ん・・・」
だめだ・・・ 明奈が来ると楽しい時間が終わってしまう・・・
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『あれ・・・ 家かな・・・』
音が聞こえる、カラオケの音っぽいけど歌声は聞こえない
まだ令子の店か
横になっているのは分かる、ボックス席かな
頬の下に肌触りのいい布がある なんだろう・・・
俺は横向きに寝転がっていて肌触りのいい枕のようなものに頭を預け、枕の反対側の頬には手の温もりのようなものがある
『どうなってんだ・・・ おれ・・・ まあ・・・ いいか・・・』
「タカちゃん、起きた?」
「うん・・・」
「どお?私の膝枕」
「うん・・・」
『令子の声・・・ 膝枕・・・ これ・・・令子の膝枕か・・・』
押さえとけ押さえとけ
ああッ ああッ いやッ やめてッ
おらッ!
ああーッ!いやーッ!
『なんだろう・・・ カラオケの音? まあいいや・・・』
「タカちゃん」
「ん?」
いやッ いやッ いやーッ
おらッ!おらッ!どうだッ!
ああッ いやッ! いやッ!
『なんか うるさいな・・・』
「言っちゃおうかな」
「ん?」
おらッ!おらおらッ!どうだ!!
いやッ いやッ いやーッ
ぜんぜん感じてないっすね
うるせー おら おら 感じろ おらぁ!
いや いやあ いやーッ!
「実はね、ずっと好きだったの」
「・・・うん」
『俺のことを・・・ だよな・・・』
おらッ! 出る! 奥に出すぞ!
ダメッ!
うッ! うううッ! 出た・・・
だめ・・・ だめ・・・ 中は 中は・・・ だめ・・・
「中学の時、同じクラスになったでしょ あの時から」
「うん・・・」
『そうだったのか・・・』
んじゃ、次は俺っすね
やめて・・・ やめて・・・
押さえといてください
やめて・・・ だめ・・・ ああッ だめ・・・
「でも、タカちゃんはアキちゃんのこと好きだったでしょ」
「うん・・・」
ああぁ・・・ だめ・・・ ああぁ・・・
あれ、これ効いてるんですかねえ
だめぇ・・・ ああぁ・・・ ああぁ・・・
効いてるんじゃね? イカせろ イカせろ
だめぇ だめぇ だめえぇ・・・ ああぁ
「何となくわかってたから言えなかったの」
「うん・・・」
『なんか明奈の声が聞こえた気が・・・』
ああっ あああっ あああッ! ああーッ!
よし イッた イッた もう一回塗れ 塗れ塗れ
だめぇ・・・ それだめ やめて それやめて やめて だめぇ
たっぷり塗ってやるぞ
だめぇぇ・・・
「言っちゃうよ」
「ん?」
「今もタカちゃんのこと好き」
「うん・・・」
『どうしよう・・・ 令子は明奈の幼馴染で友達だし・・・』
ほらっ いけッ いけッ
あッ あッ ああッ
いけッ いけッ
ああぁ ああッ! ああッ!
もう出すよ 出すよ!
ああっ あぁぁ ああッ!!
出る! んッ! んん!!
ああーッ! あああぁ ああぁ あぁ・・・
「ごめんね、タカちゃんもこんな事言われたら困っちゃうよね」
「べつに・・・」
『どうしよう・・・ どうしよう・・・』
あぁ・・・ あぁ・・・ あ・・・
次は誰いく?まだヤッてないやつは?
3人でジャンケンする?
あ、おれ大丈夫っす 最後でいいっす
目標は3周だからな ガンガンいけよ
うっす
「今もアキちゃんのこと好き?」
「好きっていうか・・・ う~ん・・・ 嫁って感じ・・・」
「そっか」
あああッ! あああッ! ああーッッ!
『うるさいな・・・ 眠い・・・』
「眠い?」
「うん・・・」
お、イキそうか イキそうか
あッ あッ あッ ああッ
イクときは イクって言えよ
ああッ! いぐッ いぐッ いぐうぅぅッ!
もっとイケ もっとイケ
いぐ いぐッ ううッ
いけいけ!
ううッ ぐうぅぅ いぐぅぅぅ
『眠い・・・』
「寝ていいよ」
『うん』
おしまい
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