柳田の新しいアパートは、埼京線沿いの静かな住宅街にあった。
古い2DKのマンション、3階の角部屋。
香織は仕事が終わると、すぐに電車に飛び乗り、
夕暮れの混雑を避けるように早めに降りて歩いた。
心臓がずっと鳴り続けている。
怖い。
でも、会いたい。
あの熱に、もう一度触れたい。
インターホンを押すと、すぐにドアが開いた。
柳田はスウェット姿で立っていた。
眼鏡をかけ、髪は少し伸び、
あの頃の教師の威厳は薄れ、
ただの中年男のように見えた。
でも、目だけは変わらない。
香織を見た瞬間、
深く、ねっとりと、欲望を湛えた目。
「……入ってこい」
香織は無言で靴を脱ぎ、部屋に入る。
狭いリビングに、テーブルとソファ。
壁に本棚、塾のテキストが並んでいる。
柳田はドアを閉め、鍵をかけた。
カチリ、という音が、香織の胸を震わせる。
二人は向かい合って立つ。
沈黙が、重く部屋を満たす。
柳田が最初に口を開いた。
「……お前、変わってねえな」
香織は下を向いたまま、震える声で答える。
「……先生も……」
柳田はゆっくり近づき、
香織の顎を指で持ち上げる。
あの頃と同じ、ねっとりとした視線。
香織の瞳が、涙で潤む。
「……怖かったか?
電車で……」
香織は小さく頷く。
涙がぽろりと落ちる。
「……毎日……怖くて……
先生のこと、思い出して……
一人で……慰めて……
でも……先生じゃ……足りなくて……」
柳田の目が、わずかに揺れる。
彼は香織を抱き寄せ、強く抱きしめた。
香織の身体が、震えながら溶けるように凭れかかる。
「……俺もだ。
お前を失ってから……
毎日、お前のことしか考えられなかった。
塾の生徒を見ても、お前の顔が重なる。
あの夜の熱が……忘れられねえ」
柳田は香織の唇を奪った。
激しく、深く、舌を絡め、
香織の息を奪うように。
香織は抵抗せず、むしろ腕を柳田の首に回し、
強くしがみつく。
キスが離れると、
柳田は香織の耳元で囁く。
「……今夜は……全部、俺に預けろ。
あの頃みたいに……
お前を、俺のものにする」
香織は震える声で答える。
「……はい……先生……
私……先生の……もの……
ずっと……先生の……」
柳田は香織を抱き上げ、
ベッドルームへ運ぶ。
部屋は暗く、街灯の光がカーテン越しに差し込むだけ。
ベッドに香織を横たえ、
ゆっくりとスーツを脱がせていく。
ブラウスを脱がせ、ブラジャーを外し、
スカートを下ろし、ストッキングを剥ぎ取る。
香織の身体は、大学時代より少し丸みを帯び、
女性らしい曲線を描いていた。
柳田の目が、欲望に濡れる。
「……綺麗だ……香織……
あの頃より……もっと……」
柳田は香織の胸に唇を寄せ、
乳首を舌で転がす。
香織の身体がびくんと跳ね、
甘い吐息が漏れる。
「あ……っ……先生……」
柳田の手が、香織の太ももを這い上がり、
秘部に触れる。
すでに濡れていた。
指をゆっくり沈め、
内壁を掻き回す。
「……こんなに濡らして……
俺を待ってたんだな……」
香織は頷き、涙を流しながら腰をくねらせる。
「……待ってた……
先生の……指……
先生の……熱……
ずっと……欲しかった……」
柳田は自分の服を脱ぎ、
硬くなったものを香織の入口に押し当てる。
ゆっくりと、根元まで沈める。
「あぁ……っ……先生……入ってる……
先生の……おちんちん……」
二人は繋がったまま、動き始める。
ゆっくり、深く、
あの頃と同じリズムで。
香織の内壁が、柳田をきつく締めつける。
「……先生……もっと……
奥まで……
私を……先生のものに……」
柳田は腰を激しく振り、
香織の奥を抉る。
二人の息が重なり、
汗が混じり、
部屋に甘い音が響く。
「……香織……
お前は……俺のものだ……
ずっと……俺の……」
香織は涙を流しながら、
柳田の背中に爪を立て、
甘く長い絶頂を迎える。
「あぁっ……先生……イク……
先生の……中で……イク……っ!!」
柳田も同時に、奥深くで爆発する。
熱い精液が、香織の子宮を満たす。
二人は、汗と体液にまみれて、
絡み合ったまま動けなくなった。
夜は、まだ長い。
香織は柳田の胸に顔を埋め、
静かに呟く。
「……先生……
これからも……
私を……先生のものに……
してください……」
柳田は香織の髪を撫で、
低い声で答える。
「……ああ……
お前は……永遠に……俺のものだ」
二人は、再び唇を重ねる。
外の夜は静かに流れ、
部屋の中だけが、
あの熱に満ちていた。
香織の新しい人生は、
再び、先生の腕の中で始まろうとしていた。
日常の恐怖も、満員電車の記憶も、
今は、この熱に溶かされていく。
彼女は、静かに、甘く、
壊れ続けていた。
でも、今度は——
壊れることを、望みながら。
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