香織の背中が、ロッカーの冷たい金属に強く押しつけられた。
金属の冷たさが、薄いブラウス越しに背骨に染み込む。
でも、それ以上に熱いのは、目の前の柳田の視線だった。
カチリ。
カチリ。
カチリ。
三つの鍵の音が、まだ耳の奥で反響している。
外の世界は、もう完全に遮断された。
体育館の遠い声すら、まるで別の惑星のもののように感じられる。
柳田は一歩、また一歩と、ゆっくり近づいてくる。
足音が、用具室の床に重く響く。
彼の影が、香織の身体を覆い尽くしていく。
「逃げられない……って、言ったよな?」
声は低く、抑揚をほとんど殺している。
まるで、獲物をいたぶる前に、じっくり味わうような響き。
香織の喉が、ごくりと鳴った。
言葉が出ない。
「やめて」と叫ぼうとしても、唇が震えて声にならない。
代わりに、胸の奥で別の感情が渦巻いている。
(……怖い。
本当に、怖い。
でも……なぜか、足が動かない……)
柳田の太い指が、ゆっくりと伸びてくる。
香織の顎を、再び掴む。
今度は、昨日よりずっと強い力。
逃げられないように、固定する。
「昨日、ベッドで……俺のこと、想像しながらオナニーしてただろ?」
その言葉に、香織の瞳が大きく見開かれた。
心臓が、喉まで跳ね上がる。
(……知ってる? どうして……?)
柳田の唇が、歪んだ。
満足げで、残酷な笑み。
「部室の鍵、俺が持ってるって……忘れたか?
昨日の夜、監視カメラの映像……ちょっと見せてもらったよ」
香織の全身が、凍りついた。
カメラ。
古い倉庫にも、体育館裏の物置にも……
柳田が去年、こっそり取り付けたものだということを、今初めて知った。
「可愛かったぞ。
『先生……っ』って、俺の名前呼びながら、腰振りながらイッてた……」
柳田の息が、香織の唇にかかる。
熱く、酒の匂いが混じった吐息。
香織の膝が、がくんと崩れそうになった。
柳田のもう片方の手が、素早く腰を抱き寄せる。
身体を密着させる。
ズボン越しに、熱く硬くなったものが、彼女の下腹部に強く押しつけられる。
「ほら……もう、こんなにビンビンだ。
お前のせいだぞ、香織ちゃん」
彼の指が、ブラウスのボタンを外し始める。
一つ。
ゆっくり。
カチ。
二つ目。
カチ。
三つ目……。
ブラジャーが露わになるたび、香織の息が浅くなる。
乳房が、上下に激しく揺れる。
柳田はブラのカップを、わざとゆっくりずらした。
ぷるん、と零れ落ちる柔肉。
乳首は、すでに痛いほど硬く尖り、桜色に充血している。
彼の親指が、その先端に触れる。
軽く、円を描くように。
爪を立てて、わずかに引っ掻く。
「ん……っ!」
香織の喉から、抑えきれない声が漏れた。
痛みと、甘い痺れが同時に背筋を駆け上がる。
(……だめ……感じてる……
こんな状況で……私、本当に……)
柳田の目が、輝いた。
獲物を完全に掌握した、獣の目。
「泣くなよ。
泣いたら、もっと興奮するから」
彼のもう片方の手が、スカートの下に滑り込む。
太ももを這い上がり、ショーツの縁に指をかける。
ぐっしょりと濡れた布地を、ゆっくりとずらす。
指先が、直接、熱く腫れた花弁に触れた瞬間——
香織の腰が、びくんと跳ねた。
「や……あっ……」
柳田の指が、ゆっくりと秘裂をなぞる。
蜜が、指に絡みつく。
くちゅ……という小さな音が、静まり返った用具室に、異様に大きく響いた。
「すごいな……もう、こんなに溢れてる。
鍵をかけられた瞬間から、濡れてたんだろ?」
柳田は香織の耳元に唇を寄せ、熱い息を吹きかけながら囁いた。
「今日は……時間、いくらでもある。
大会まであと二週間。
お前が泣いて懇願するまで……
絶対に、終わらせないからな」
彼の指が、ゆっくりと一本、熱い内壁の中に沈み始めた。
香織の瞳から、ついに一筋の涙が零れた。
でも、その瞳の奥に——
恐怖と一緒に、溶けきれない熱い期待が、確かに灯っていた。
柳田の唇が、ゆっくりと近づいてくる。
もう、逃げ場はどこにもない。
用具室の空気が、重く、甘く、張りつめていた。
二人の緊張は、今まさに——
爆発の寸前まで、高まり続けていた。
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