梅も声を潜めて権兵衛のへのこを受け入れたが、やはり耐えきれず小さな喘ぎが口から漏れる。権兵衛の腰の動きに連れて梅の身体の下に敷いた藁がガサガサと音を立てる。静まり返った砦の中では、権兵衛と梅のわずかな音と息づかいまで聞こえている。足軽や小者はムシロで作られた寝小屋の中で、組頭等も掘立て小屋の粗末な寝具の中で国元に残した愛する妻や恋人、馴染みの女郎などを思い出しながら一人遊びをする。
それは弥生も同様だった。二年前に虎長と虎御前夫妻の声掛かりで結ばれた夫は戦場にあっては勇敢苛烈、普段は見目麗しくさ欠点の無い若武者と見られていたが、やはり虎長と似たさおなごを虐めて興奮するタイプの変態趣味の持ち主だった。初夜から数日間は慣れない痛み羞恥に辛い思いをしたが、祖母である虎御前自らが手本を示した被虐の幸せに徐々に目覚め、今では夫の手によって全裸に剥かれ、裂け目を逞しい指で虐められた挙げ句大きく太いへのこで留めを刺されると言う幸せを楽しみにしている可愛い若妻だった。権兵衛、梅のまぐわいの気配を感じ取りながら、そっと指で自分の胸と裂け目を触り一人遊びをした。「ああ..、旦那様..、その様な..、恥ずかしい..」ついには小声でそう漏らす程に興奮したのだった。
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