このお侍、普通じゃない!次は俺にどんな事をするんだ?一度は責め殺される覚悟をした梅なのに、今は不安に苛まれていた。
権兵衛は梅の裂け目を舐めながら梅の以外な反応に少し驚いた。
我はこの女童の壺にへのこを突き立てたい、そのために唾を塗りつけようと思って裂け目を舐めたのに、この女童は急に泣き出すし身体をヒクヒク動かすし、どうなっているのだ?さて、舐めて唾もいっぱい付けたからもう入るだろうか?「よし、今度こそへのこを押し込むからな!覚悟せい!」権兵衛はまたへのこを梅の裂け目に押し付けた。梅の裂け目は前よりわずかだが綻びていた。権兵衛のへのこの先端がわずかに捻じ込まれる。梅はまた歯を食いしばって痛みに耐えた。今度はちょっと入ってるよ..。壺の周りが張り裂けそうだ。うっ、あっ、今腰をズンッて押し込まれたら、俺の壺裂けてしまう..。あっ、また腰を引いた。これから一気に突かれるのかな?
しかし又も権兵衛は梅の身体から離れていった。
「あれを持ってくるか..。我は少し外に出るが逃げるなよ。」
そう言うと梅の両手を背中で縛り、首にも犬の様に縄を付けた状態で一人出ていった。
何を持ってくるんだろう?大人衆がおなごにいたずらしたり寡婦(やもめ)が寂しさを紛らわすために使う張り形とか、おなごの裂け目に塗ると痒く淫乱になる媚薬とかかもしれない..。いや、壺に入らないのを怒って俺をぶっ叩く棒とか鞭とかかもしれないな..。もっと恐い事かも知れない。俺って身体が小さくて軽いから木の枝から吊られるとか、吊られるにしても両足を思いっきり拡げられて逆さに吊られるとかされるかも..。いや、きっとされる..。逆さにされた俺の足の間、裂け目にあのお侍の刀を突き立てられるんだ。そしてそのまま腹まで切り裂かれて..。
梅の悲観的な妄想が続いているうちに、いきなり引き戸が開いて権兵衛が戻ってきた。
「うむ、逃げたりせず大人しうしておったな。」
そう言うと梅の手を縛っていた縄を解き「これを食え」と竹の皮に包んだ握り飯を前に置いた。
嘘だろ?白い飯だ..。俺、これまで何回食べた事あったっけ?確か去年のお祭りの時、神様にあげられてた御神饌を盗んで食べたのが最後だったかな?あの時は一口食べたところで見つかって散々叩かれて冷たい雨の中に追い出された。この城で働けると喜んだけど、直ぐに戦になって米の飯は軍兵だけ、俺達おなご衆は稗や粟の粥ばかり食べさせられた。本当に俺がこの握り飯食って良いのか?そうか..、これが俺の最後の飯なんだ..。これ食ったら酷い方法で責め殺されるんだ..。
梅は自分の目の前に置かれた握り飯をじっと見ていた。すると権兵衛が言った。「早う食え。食って元気になってもらわぬとへのこを入れられぬではないか!」えっ?どうせ殺すんだろ!飯とか食わせる必要無いだろうに!
梅が戸惑っていると権兵衛は今度は握り飯の一つを手に取って二つに割り、その半分を梅に握らせて「早う食え。お菜はこれしか無いが辛抱しろ。」と言うと懐から焼いた小さな魚を取り出した。これ、魚じゃないか!こんな良い物食わせてくれるのなら、俺このお侍に喜んで殺される!
梅は泣きながら権兵衛の差し出た握り飯と干し魚にむしゃぶりついた。
※元投稿はこちら >>