翌日、触れのとおりに虎長の軍勢は国元へと引き上げて行った。鎧兜を身に着け堂々たる馬上姿の虎長。その後ろに従うおなごなのに武装した妻の虎御前。その虎御前の顔色がいつもよりわずかに青く目の下に隈を作ってるのは弥生他わずかな供回りしか判らなかった。前の城主、降伏した家臣やおなご衆を救う為に酷い拷問の末に磔にされて散った美しい妻と息子の葬られた墓の前でわずかに頭を垂れて敬意を顕した後は、勝ち戦からの帰りとあって陽気な道中となる。数日の後、軍勢は国元へと帰着した。
若き侍大将の左馬介は両親は既に亡く、一緒に住む下男夫婦が身の回りの世話をしていた。その家に若いおなごが連れて来られた。虜となり左馬介に宛がわれた貞である。
「このおなごが我の妻じゃ。見目も抱き心地も良きおなごじゃ。よろしく仕えてやってくれ。」
下男夫婦にそう紹介された貞は恥ずかしさに顔を真っ赤にして俯いた。それから半刻もしないまだ日も高い時刻、左馬介の屋敷の一角から若い男女の声がした。
「旦那様..、まだ、まだ明るうございます..。ご近所にも..、聞こえまする..。逆らいませぬ故.、何卒夜になって..」
「いや、待てぬ!貞よ、そなたは我の妻ぞ!夫が妻を抱くのに近所に何の遠慮があるや!」左馬介はそう言うと新妻の貞に襲いかかり、買い与えたばかりの小袖や襦袢を引き剥いてその肌を白昼の明かりに晒す。「どうじゃ!我の腰使いに少しは慣れたか?」最後の腰布も捲り上げ、真っ白な内股を大きく拡げさせるとやっと黒い茂みが大人の形になりかけたばかりの貞の裂け目に己の逞しいへのこを捻じ込む。「ひっ!い、痛とうございます..、旦那様..。」痛みを訴えてはいるが、その口調には何処か甘えた様な響きがあった。
台所で夕飯の仕度をしていた下男夫婦は顔を見合わせて笑いを堪えるような顔をする。旦那様もやっとおなごに目覚めなさったか。奥様はまだあれに不慣れなご様子。この度の戦で虜となり旦那様の物になったご様子なれど、旦那様に好意を持たれておられる様じゃ。されば毎日毎夜旦那様に愛でられて、直ぐに愛らしい声をあげる事となるじゃろうて..。
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