それではこの娘はわらはの孫...。血の繋がり等思う事無かったわらはであったが..、今はっきりとこの娘との大切な血の繋がりを感じた..。そうであったか..。その孫と初めて会うのがこの姿とは..。
如何に虎御前が虎長の意志に逆らう事は無いと言えども、年頃の孫娘の前で夫から激しく突かれて悶え逝き、そして今はそのおなごの壺から流れ出る淫乱な汁を孫娘に拭いてもらったのだ。情けない、恥ずかしいと思わぬ訳では無かったが、そこはさすがに虎御前だった。キッと顔を上げると弥生に対して「もうすぐ嫁がれるそうな。さればこれまで男の経験はあるのかや?」と聞く。
「あの...」やはり未通女ゆえ弥生は言葉を濁す。「構わぬゆえ答えなされ..。わらははそなたの祖母、おばあさまが孫娘の婚礼を気にするのは当たり前であろう?」
自分でも意外な程優しい声が出た。弥生もはにかみながら答える。
「ございませぬ..。」
「口吸いや手を握られたこともかや?」
「はい..」「それでは殿方とのまぐわいは今初めて見て知ったのかえ?」「いえ、大人衆のお話で何やら心地よいものと聞き知ってはおりますれど、されど..」「わらはが御屋形様から愛されたのを見て恐れ慄いたかえ?」「はい、あれほどまで激しくされるものとは..、お祖母さま、さぞ痛く辛い事と存じますが?」
「やはりそう見えますか..。しかしわらはにとって御屋形様からあの様に可愛がっていただくのはまさにおなごの幸せと感じるのですよ。本当に恐ろしいとしか思わぬのかえ?」
弥生はしばらく言葉に窮したがやがて顔を上げて言った。
「いえ..、何やら..」
「何やら、何と思われた?」「お祖母さまのお姿、お声、そして苦悶の後の幸せなるお顔を見ますると..」
「うむ..」「何やら我が心が騒ぎお腹の奥や乳等が疼くような気がいたします..」
ああ、やはりわらはが孫娘じゃ..。これならあの武者に嫁いでも心配あるまい。あの武者ならきっときつくそして優しく可愛い孫娘を責めてくれよう..。
「でも、でもやはり恐うもございます!」
「そうなのかい?」「あの様に大きな..大きなへのこを突きつけられたら、きっと裂けて死んでしまうやも..」
「ふふふ、弥生はおなごの壺の不思議を知らぬな。」急に虎長が声を掛けた。そして虎御前に小声で耳打ちする。虎御前ははっと一瞬赤面した様子だったが、直ぐ「あい、それは良い事と思いまする。わらはは構いませぬ。百聞は一見にしかず、弥生も納得するでございましょう」と夫の言葉に賛同した。
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