お光の方は全裸に剝かれたが、今日は縄目は受けなかった。虎御前にしてみれば、この奥方が愛する子息や健気な女達を見捨てて逃げる恐れもないと信じていた。お光の方は全裸で、ただ両手で乳と下の茂みを隠すのみ。その脂の乗りきった真っ白な肌を崩れた渡り廊下の壁から入ってくる冷たい風に嬲られながら歩かされた。下の方の郭には戦で汚れたままの虎の軍兵共が大勢屯している。その中の一人がふと上を見上げ、そこに鎧下を着た虎御前と全裸のお光の方の姿を見つけた。皆がざわめきながら上を見上げる。直ぐにいやらしく汚い嘲り声が湧き起こりお光の方は落城敗北の惨めさを噛み締めた。
虎御前から促されて元は下級の侍達の住んでいた長屋へと歩かされる。
長屋の中から女達の悲鳴が聞こえた。「ひーっ、そんな..、そこまで..!」「あうっ!ううう..」「く、悔しい..」お光の方は虎御前から長屋の中の様子を無理やり覗かされた。そこには落城まで自分や息子に心から仕えてくれていた忠義で健気で清らかな侍女達が逞しい侍達に犯せれている哀れで惨めな姿があった。若く真っ白い肌が黒く日に焼けた逞しい男の下に組み敷かれたり、同じく真っ白な尻に太くゴツゴツした男根が捻じ込まれ乱暴に打ち付けられている。酷い事..。泣くまいと思っていたお光の方だったが、不覚にも涙が流れた。男女のまぐわい。これが愛し合う若い男女や夫婦でなら、お互い幸せと快楽を噛み締める事が出来ように。
わらはと殿が戦で負けてしまったため、罪も無く清らかだったこの侍女達にこんな酷い事をされてしまった。多分女達は毎日違う男に宛がわれ犯されているのだろう。本に酷い事..。
後ろから虎御前の声がした。
「本に戦で負けるとは酷い事よのう。このような罪無き女共も苛まれねばならぬ。しかし奥方、そなたは侍女達より数段酷い事をされねばなりませぬぞ!」
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