他人の見ている前でもう思春期になった男の子が母親の乳を吸う。世間の常識では有り得ない事であり、もし有るとすればとんでもない恥ずかしい事である。忠太丸も虎御前の命令に戸惑った。母上の乳を吸う..、恥ずかしいが、男の子として、いや優しく美しい母を持つ子として今もしてみたいと言う誘惑は持った事はある。しかし、我はそれで良いとして吸われる母上のお気持ちは..?躊躇した忠太丸にお光の方の少し厳しい声が聞こえた。
「何をしておる、忠太丸。早う母の、この母の乳を吸いなさい。」
「はい、母上。我は母上の乳を吸いまする。」
忠太丸はもう躊躇わなかった。後ろ手に縛られたままで立ち振る舞いは不自由であったが、それでも跪き顔を吊された母の胸の高さにして、目を閉じてお光の方の乳に口を付ける。懐かしくほの暖かい優しい匂いが忠太丸の鼻を擽った。唇が母の乳首に触れた。
「はあーっ」お光の方は深いため息をついた。思えば14年前、この可愛い我子を産み、そして直ぐにこの乳を吸わせた..己の命を我子に与える喜びを味わわせてもらった。乳を吸わせると言う役目は数日で乳母に取られてしまったが、あの時感動は忘れていない。それが、今はその幼かった我子が、他の人達の命を助けるためにためとは言え、男としてわらはの乳を吸っている。複雑な心だったが、久しぶりに乳首に感じた男の唇に反射的にため息をついたのだった。
母親の深いため息を聞いて忠太丸は唇を離して母親の顔を見上げる。
「母上、如何いたしました?痛うございましたか?」なんと優しい息子であろう。お光の方は涙を流すまいと努めながら答えた。
「痛うはありませぬ。ただ忠太丸が大人になってくれたのが嬉しくて..。構いませぬ、母の乳を存分に味わいなされ。」
「はい、母上。ありがとうぞんじまする。」
忠太丸は再び母の乳を吸い始めた。吸うにつれて母の乳首は心持ちコリコリと硬くなり、それに連れて忠太丸の吸い方も激しく、時に歯で軽く噛んだり舌先で捏ねるような動きまでするようになった。
ああ..、忠太丸..。もはや男じゃ..。頼もしいぞよ..。しかし、真の男になれぬままで死ぬとはなんと可哀想な..。
お光の方は乳首を吸われて子供に対する愛情と、合わせて女として好きな男を思いやる気持ちを心の中に溢れさせていた。
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