虎長が待つ天守閣への長い道程を、虎御前に縄尻を握られて忠太丸は上って行った。
虎御前は天守閣の急な階段を上る忠太丸を下から見上げながら、そのいかにも思春期の少年らしい引き締まった尻を美しいと思った。
時折これも細くしなやかな両腿の間から、辛子責めで赤く腫れたへのことふぐりが見える。虎御前自身がした拷問の結果であるが、虎御前はその無残な少年の性器も美しいと感じた。
やがて忠太丸は虎長の待つ最上段に辿り着いた。派手な甲冑を身に着けた虎長が胡座で座る上座の横に大きな屏風が置かれていた。
「秀隆、いや忠太丸と呼ぼう。良くぞこれまでの試練に耐えた。あっぱれじゃ。」意外な事に虎長は真剣な表情で忠太丸を褒めた。
その横に忠太丸の縄尻を握ってきた虎御前が寄り添って正座した。
「本にこの忠太丸殿は健気なおのこ。武運拙く戦に敗れたとは言え、わらはのあのいやらしく残酷な仕置きによう耐えたもの。お屋形様がお褒めになるのも当然じゃ。」
そう言う虎御前の顔も拷問を繰り返した時の様ないやらしく意地悪い笑いは無かった。
「忠太丸殿。そなたは戦に敗れた領主の一人息子。それ故母御と一緒に見せしめに詳細されねばならぬ。それは分かるであろう?」
忠太丸は後ろ手に縛られたまま虎長と虎御前の前に正座させられていたが、顔をきりっと上げるとハキハキと答えた。
「分かっておりまする。虎長様と虎御前様から我等親子が領民達のため家臣達のために犠牲になる幸せを与えてくださった事を感謝いたしまする。」
「うむっ、健気な答えじゃ。忠太丸よ、これより母御に会わせてしんぜるが、元よりお主達は囚われの身。その扱いはお屋形様とわらはの思うのまま。その事は忘れまいぞ!」
虎御前はこのように念を入れた後、壁の前に置かれた衝立を取り除いた。そこには忠太丸の母であるお光の方がいた。
天井の梁から横向きに吊された一本の木材。忠太丸の母はその木材に両手を一直線に広げて、さらに両足の膝も広げてM字にした格好で縛られていた。忠太丸と同じ全裸であった。
子供を産み育てた脂の乗った真っ白い熟した肌。癖の無い豊かで艶やかな長い髪の毛。その髪の毛と同じ艶やかな陰毛も膝が広く左右に拡げられているためはっきりと見ることが出来たし、その茂みの奥の赤い肉の裂け目とそこから身を出す濃い色の肉の襞、その上にある肉の核(さね)、その更に奥にある忠大丸をこの世に生み出したおなごの壷..。全てがやはり裸の息子から丸見えだった。
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