壺には何が入っているのだろう?我のへのこを焼くからにはきっと油では..。焼かれる痛みも恐ろしいが、生まれてずっと付いていた身体の一部が焼き壊されると言う事も恐い。しかし忠太丸は母のためにその恐さ痛みを甘んじて受けようと決心した。虎御前が壺を開けた。ツンとする匂い..、油じゃない..、辛子の匂いだ!あれを我のへのこや尻の穴に塗られるのだ..。
多分恐ろしい痛みだろうが、忠太丸は痛みそのものより痛みで情けない悲鳴を上げる事でこらえ性が無いと虎御前が母にも同じことをするのでは無いかと言う事が恐ろしかった。
「察した様じゃな、これからこの辛子をそなたのへのこや尻の穴に塗り込める。覚悟は良いな!」
「しばし..、しばしお待ちくださいませ!」
「何じゃ?情けなくも恐れ慄いたのか?」「いえ、我の身体に如何様な責めをされても覚悟しておりまする。されど、されど一つだけ!どうか御前様の月の障りを吸った布を我の口に押しこんでくださいませぬか!」
虎御前はじっと忠太丸の目を見つめた後、「良かろう」と言うと先に下帯を押しこんだ時の様な荒々しい仕草ではなく、優しげとも思える仕草で経血に濡れた布を忠太丸の自ら開けた口に入れてあげた。
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