後日談、10話の続きです
再戦の為、私は柔道場に行きました。
既にA君の姿がありました。
「先生、こんばんは。」
A君はニヤリと笑います。
私はA君と目を合わせないように、伏し目がちにいました。
A君を直視すると、あのやらしい気持ちが混み上がってきてしまいます。
そんな私をA君は見透かすように
「先生、素直になりなよ?動画見たでしょ?
この前負けた時さ、、凄くやらしい顔で気持ちよくなってたじゃん。」
と言い放ちました。
私はドキっとしましたが、正直な気持ちをかき消すように、私は言いました。
「あれは、しょうがなかったの。敏感な所を刺激されたら嫌でも身体が反応してしまうの。だから、貴方に心まで支配されたつもりは無いから!」
「先生?そういう割には女の顔してるけど??」
「だまって!!そんな口聞けないくらいに私が勝つから!!」
「ふーん。。先生、今度はもし僕が勝ったらさ。
先生を僕のペットにするから。それでもいいよね?」
「は!?ふざけないで!!ダメだよ!!」
私はドキドキしていました。
心の片隅でそれを望む自分がいるかもしれない。
そんな気がしました。それでも、私はそれが恥ずかしいし、情けないし、認めたくありませんでした。
「先生勝つ気でいるんでしょ?それとも負ける事も考えてるの?」
A君は不敵に笑います。
「そうやって言葉じりを取って、、、。いいわよ。
私が勝つから、私が負けたらなんでも言うこと聞いてあげるわ。」
勢いで言ってしまいました。
「へー、、約束だよ?」
A君は変わらず笑っています。
お互い道着に着替えて準備運動をします。
私は準備運動の間に、気持ちを整えました。
というのも、柔道場に来てあの時の事、動画の事を思い出してしまい、気持ちとは裏腹に濡れてしまっていました。
また、犯されたい、バカにされたい、性的なオモチャにされたいという気持ちが心の片隅にあったのでした。
だから、私はそんな自分の認めたくない部分を振り払うように、気持ちを整えたのでした。
お互いに準備が終わり、いざ試合となります。
前回と同じルール。
1つ違うのが、私は1本にこだわらず降参した方の負け。A君は1本取られた時点で負け。
一見私に分がある内容に思えますが、前回の事を考えると、正直ギリギリな内容です。
そして、、運命の試合が始まりました。
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