年のころは20代前半か……大人っぽく見えることからもしかしたら、24〜5才くらいに見えないこともない。
デニム地のシャツブラウスにインナーにはグレーのコットン製タンクトップ、下は薄いキャメル色のシフォンスカートというカジュアルないたって軽い服装。
白戸真希は個人経営の産婦人科医院、いわゆる世間でいうところの町医者に来ていた。
いま話題の清楚を売りにした大人っぽいアイドルでも通用しそうな見た目に反して、実は性に奔放な真希。
来院した理由は膣内に残された、避妊具を摘出してもらうため。
こんな恥ずかしいことを大きな病院で処置してもらうなんて、嫌すぎる………。
取り出してもらうだけの簡単なことなのだから、恥ずかしいところを見られたって高齢医師ならまだ我慢出来る……若い女の子にありがちな理由にほかならない。
自分の名前を呼ばれ、真希は憂鬱な気分を引きずりながら診察室へと入った。
高齢医師 今日はどうされました?……
カルテに手書きで記入しながら、真希の顔も見ずに尋ねられる……。
真希 えっと……あの……取っていただきたくて
高齢医師 ん?……
作成中のカルテから顔を上げ、真希を見る高齢の医師……。
高齢医師 漠然としてるね、どういうことかちゃんと言ってもらえないかな?…
真希 ………あの……膣の中に……避妊具が残っちゃって……取れないんです……
高齢医師 あぁ~、なるほどね……よくあることだけど、それはいつのこと?…
真希 昨日です………
高齢医師 すぐ取れると思うけど、一応は緊急避妊薬を出しとくから……
真希 お願いします……
高齢医師 じゃああそこに乗って、準備ができたら知らせてくれるかな……
真希は中年の看護師に誘導されて、産婦人科特有の診察台の前に移動する。
すぐ側に白い布地が張られた目隠しの衝立てがあり、その陰に置かれたカゴにバッグを入れる。
次いでスカートに手を入れれてショーツを引き下げる。
タンクトップとお揃いでコットン製で肌触りが良く、前後がややハイレグ気味に切れ上がるハーフカットショーツ。
女の子の恥じらいでおりものシートの貼られた部分を内側に折り畳んで、バッグの中に忍ばせる。
緊張しながら診察台に乗ったところで、医師に声をかけた。
まず先にきてくれた看護師が目隠しをお腹の辺りに配置し、遅れてサンダルの引きずる音を立てながら医師がやって来る気配がした。
高齢医師 じゃあちょっと覗くからね、冷たいかもしれないよ……力を抜いてね………
金属製の冷たい器具が挿入され、ヒヤッとした冷たさに唇を噛む。
カチャカチャと音を鳴らし、膣が広げられて突っ張る嫌な感じがする。
高齢医師 あぁ~あるね……いま取るから、動かないでね……
ピンセットか何かで引きずり出されるのが、分かった。
高齢医師 んんっ、取れたからね……ええ〜と、性病検査は受けたことあるかい?
真希 いえ、ないです……
高齢医師 それなら受けといても損はないと思うよ?……自覚症状がないのもあるからね……
真希 そのほうがいいんですか?
高齢医師 うん、女の子は特にね……発病してからだと治療が長くなることもあるからね……
真希 痛くないですか?……
高齢医師 検査は痛くないんだけど、初めての人はなんというかな……全部見とかないといけないからね……
真希 やっぱり、痛いんですか?……
高齢医師 そうじゃなくてね……簡単にいうと、膣だけじゃなくて全体を見なきゃ分からないんだよ……
例えば痛い発疹がこういう内側の粘膜が出るのもあるし、どこに出てもおかしくないからね……
そんなのは絶対に嫌、恐怖心が沸き起こる真希。
真希 お願いします……
高齢医師 そのほうが、良いと思うよ……
じゃあ触診からはじめて、おりものの採取と細胞の採取……綿棒で擦るだけだから……顕微鏡で見るからね……
まず金属製の器具、クスコが挿入されたままの中を灯りで照らして目視で確認。
次いで綿棒で擦られる感触がした。
それが終わると大陰唇、小陰唇を丹念に触診。
医療用の手袋をはめた指になぞられる嫌な感じをから得ていると、陰核包皮に触れられる。
反射的に体がピクッと、反応してしまった。
ムニムニと上下左右に撫でられるうちに、なんだか………。
真希 コホッ……コホッコホッ………
高齢医師 んっ?……風邪かな?……ちょっと動かないで、少し我慢だよ……
声が出そうになって、真希は咄嗟に咳き込んで誤魔化したのだが……咎められては、もうできない。
何をそんなに見ているのか……そこは早く終わらせて………。
そんな真希の思いは医師には届かず、相変わらず触れられ続けて……変な気分になってきた……。
上下左右のはっきりした触れ方が、連動した動きに変化してのの字を描くようになっていく……。
本当に検査なの?……不信感が芽生えはじめながら漂いはじめた淫靡な感覚に、戸惑うしかなくて……。
不意に包皮が捲られてクリトリスが空気に触れる……。
恥ずかしくて両手で顔を、覆う真逆。
その包皮の内側やクリトリス自体を確認するかのように、そっと何度も触れてくる………。
もういいです………そんな言葉が喉元まで上がっていたが、言葉を言おうものなら違う声が出そうで、どうしても堪えてしまう……。
ただでさえ下半身の反射反応を頻繁に見せてしまって、恥ずかしいのに………。
声を出しまいとしても、気持ちいいものはどうしようもない。
こんなに長いもの?……おかしくない?……。
スリスリっ……スリスリっ……スリスリスリっ……
まるで彼氏の舌先に愛撫されているかのように、気持ちいい………。
明らかにおかしいと確信していても、そこに執着したように充血して濃いピンク色になった突起を、いつまでも指先が離れようとしない……。
声を出せない……抗議もできない……耐えることしかできない………。
糾弾する機会を逃して抗らえぬ快感に飲み込まれてしまっては、真希は無力だった。
漏れ出た透明な蜜を指先がすくい取り、それを塗りたくるように突起物を可愛がる。
スリスリスリっ……スっ…スっ…スッ…スリスリっ…
口を覆った顔が持ち上がり、荒くなった吐息が指の隙間から飛び出ていく………。
ハァッ……ハァフッ………フワァッ……ハフッ………
……白戸さん……………白戸真希さん………
ギョッとした。
こんな状況なのに、頭の上から男性の声に呼びかけられたのだ。
回収人 お話がありましてね……
真希 なっ…えっ………なんっ……何ですか!?…
回収人 こんなときに何ですが、貴女、返済が遅れてますね……
真希 えっ……何いって……今ですか?……
回収人 はい、今です……
頭の理解が追いつかないのに、混乱する頭が絶え間なく続く快感が思考を鈍らせる……。
回収人 真希さん貴女、カードローンの返済が滞ってますよ……
こんな話、人には聞かれたくない……。
真希 何で……んんっ……今なんですかっ…
回収人 もう待てないからです……
貴女、大学に通うにもお金を借りてこの先に返済をしなくてはならないのに、そのうえさらに借金をして返さないなんて、そんなことが通るとでも?
真希 待って……あっ…あっ…あっ…あっ……待って
回収人 待てませんね……このままでは親御さんのところへ行かなくてはなりません、理解しましたか?…
真希 あぁ……あっ……あ〜っ………
挿入された指を動かされ、身を起こしかけて目隠しカーテンの先に手を伸ばす……。
回収人 大丈夫、もう随分と前からうちの人間と入れ替わってたの、気づきませんでした?
不信感を覚えた辺りからだと思った。
だとしても、状況は変わらない……。
回収人 提案がありましてね、貴女、お好きですよね……こういうの?……
真希 なにを言って……あっ!……あっあっあっ…
回収人の仲間がクンニリングスを開始する。
回収人 嫌いではありませんよね?……
実はこれが、お金になります……
返済にあてては如何ですか?……
考える表情になる真希が、感じて喘ぐ……。
回収人 彼にも内緒、親御さんにも内緒で返済できますよ……一回あたり、この額です……
その額を見せられた真希は、魅力的に見えた。
でも、正常に働かない頭で判断していいものか。
回収人 考えてもみてください、就学金だけでもこの先10年くらいは返済しなければいけないのに、重ねた借金の返済はどうするのか……
正直いって、真希はその事実から目を背けていた。
いつかは向き合わなければいけないと、分かっていたが、怖かった。
回収人 この額なら回数にもよりますが、数年で完済なさるのでは?……
気持ちいいことをしてもらって、稼げるなんて夢のような話でしょう?……
もしご希望なら完済なさった後も、真希さん次第で続けても構いませんが……どうします?
真希 でも………んんっ!…えっ…えっ…これって…
回収人 さぁ、どうなさいますか?……
真希 どうって……あぁ……あ〜ぁ………
回収人 気持ちよさそうですね……もう少しだけですよ?………
ゆっくり……ゆっくりと出入りするペニス……。
いきなり動きが早くなったり、そうかといえば浅く、深く、強弱をつけて女の弱いところを攻めていく……。
正体不明の男に見つめられながら、不本意な快感に翻弄されるのは愉快ではない。
でも…………捨てがたい、この快感……。
彼氏ならもう、とっくに終わっている。
いつももの足りなさを感じていたのだ。
返済ができて、これを味わえるのなら……。
そんなとき、動きが止まる。
真希 えっ……どうして……
回収人 これ以上のサービスは、ちょっと……
考えていただけましたか?……
真希 本当に、あの金額なんですね?
回収人 えぇ、間違いなく……
こちらも利益を得られますし、貴女は返済にあてられる……ご希望なら返済後も続けられて、その場合はあの額が貴女のギャラとして支払われます……真希さん?……
真希 …………お願いします………
か細い声で、承諾を伝えた瞬間………。
真希 はぅ~ん……はぁっ…あっ…あっ…あっ…
回収人 では、お楽しみください………
目隠しカーテンの向こうで、男の腰が律動をはじめる。
積極的に中をペニスが動き、彼氏では味わえない向こう側へと誘われる………。
ニュプッ…ニュプッ…ニュプッ…ニュプッ………
真希 あ〜っ…あぁ…あ〜っ……あっ…あっ…あ〜っ
イクということを知らなかった真希の体が強張り、腰が持ち上がる……。
なおも腰が打ち付けられ続け、若い女の体が揺さぶられ動く………。
耳も首も顔も真っ赤に紅潮させた真希が、恥じらう余裕もなく官能に染まる………。
次の瞬間、浮いた腰を弾ませてその身を震わせていた………。
怖かった……。
たが恐怖の先に、これまでの経験を凌駕した女の喜びが待っていた………。
目隠しカーテンが、撤去された。
真希が目にした男は想像以上にいい男……。
下半身に密着された光景が、とてつもなく恥ずかしい………。
その相手が伸ばす手がタンクトップを押し上げ、ブラトップだったためにいきなり乳房が露出する。
気怠い体を動かして隠そうと手を動かしたが、男によって阻まれ顔が近づく。
男の柔らかい唇が乳首を包み、舌先が弾く。
もう片方を男の手によって包みこまれ、指が乳首を刺激する。
顔から火が噴き出しそうなほど恥ずかしく、それでいて感じてしまう………。
そして男の腰がまた、動きはじめる……。
扇情的な感情が真希を後押しさせ、そんな自分をもう一人の自分が劣情を煽る……。
自分を卑しいと思う反面で、背徳的な喜びに従って快楽を貪ろうとする……。
そんな理性は淫欲には勝てず、もう一度あの最高を味わうべく素直になっていく……。
だって………こんなに気持ちいい……
ほかの何物にも代え難い、官能………。
エクスタシーの味を知った真希は、再び高まりはじめる感覚に逆らわなかった。
気持ちいい……もっと……もっと……もっと…………
若く健康的なピクン色の粘膜が、幾人の女を味わってきたペニスが貫く……。
絡みつく膣壁をもろともせずに抜き差しを繰り返し、再び真希が骨抜きになっていく………。
真希 ん〜っ…ん〜っ…あっ…あっ…あっ…ん〜っ…
年相応に可愛らしかった顔が女の顔に変貌し、膣に咥えこんだペニスを味わい翻弄される……。
場数を踏んできた遅漏男は、まだその兆しすら訪れない。
ジュッ…リ〜ッ……ジュッ…リ〜ッ…ジュッ…リ〜ッ…
入り込む際の威勢の良い音が、濡れた粘膜の音を引き連れ返ってくる……。
カメラはその卑猥な音の源泉…結合部をスームで捉え、次いで左に右に頭を倒して乱れる真希を如実に撮影する……。
不意に真希が痙攣を起こす……。
それにもかかわらず、恍惚に染まる真希の顔…。
そして男の腰が、律動をはじめる……。
ゆっくりと………ゆっくりと…………。
ヌッチャッ……ヌッチャッ……ヌッチャッ………
午前の最後の患者だった真希意外の人間はとっくの昔に姿を消し、診察室から響く喘ぎ声は誰の耳にも届かない。
小ぶりな乳房を揺らし、ひたすら喘ぐうら若き女のエクスタシーはもう、すぐそこまで迫って来ている……。
マニアには堪らない新作が、また一つ完成する。
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