10日目(9日目の続きから)
上野とサオリは公園を足早に去った。
いつ破れたのかは分からないが、上野のワイシャツは破けてスーツも土などで汚れていた。
それを見たサオリの提案で、このままサオリの家に行く事にした。
実は上野が降りた駅はサオリの家の最寄り駅だったのだ。
「私ので良ければ洋服貸しますから、、そんなボロボロで電車はさすがに乗れないですよ。」
サオリは優しく言った。
道中、サオリは大袈裟に明るく振舞った。
それは公園のトイレでの出来事を紛らわすかのようで、上野にはそれがサオリなりの気遣いだと分かっていた。
しかし、上野は上の空で別の事を考えていた。
サオリの入職当初、上野が研修担当として1ヶ月面倒を見ていた。
仕事を覚えるのは遅いけど、真面目な性格で、今どき珍しく一つ一つメモを取り、それを帰宅後にまとめ直している、堅実な子。上野からしたらサオリはそんなイメージだった。
同時に、ユキと仲が良くていつも一緒にいるイメージもあった。もしかしたら、ユキに無様に恥辱溢れる様なイジメにあっていることを、サオリは知っているのかもしれない。
それどころか、ユキから上野の愚痴を聞いていて、上野の事をあまり良く思ってないのでは?
だとしたら、、、
トイレでの痴態を見られたのは大きな痛手だ。きっとユキに話すだろう。
(最悪だ、、、。)
上野は絶望していた。
これからの事を考えると頭がおかしくなりそうだ。目眩が起きそう。。でも、考えずにはいられない。
先の事を考えれば考えるほど、足腰に力が入らず、足の感覚がまるで無いような、、、
そんな状態で上野はなんとか歩いていた。
「先輩、、、大丈夫、、ですか?」
遠くを見つめる上野を心配してサオリが言った。
上野はハッと我に返り、サオリを見返した。
上野の様子に思うことがあったのか、サオリは少し考え込んだ。
そしてサオリは何かを決心して、一呼吸置いてから上野に言った。
「大丈夫ですよ!今日の事は、、さっき見た事は誰にも言いません!ユキにも言いませんから。」
考えていた不安を読まれたかのように言われて、上野は一瞬ドキリとした、と共にどっと安心感が込み上がってきた。
「あの子、、ユキは上野先輩の事を嫌ってるかも知れませんが、私は全然そんな事思ってませんから。
上野先輩が研修で1つ1つ丁寧に教えてくれたじゃないですか、、私、そのおかげで今頑張れてるので。」
ここで一呼吸置いて語気を強めてサオリは言った。
「だから、私は上野先輩の事は尊敬してます。」
上野の頬を涙がつたった。
ユキのイジメで悔しく、惨めだから出た涙とは180℃違い、嬉しくて感動しての涙だった。
「そんな風に見てくれてて、、、ありがとう。」
上野は静かに言った。上野は足腰に力が入るのが分かった。
そして目線を足元に落として上野は口を開いた。
「それなのに、、、ごめんね。ちょっと変な所、、、見せちゃったから。失望するよね。」
サオリはさっきの事をどう思っているのだろう?そういう思いもあって自らトイレでの事を触れた。
「先輩!!」
サオリはちょっと大きめの声で言った。上野はビックリしてサオリを見た。
「さっきの事は私、気にしませんから。何か事情があったんだと思うので。。
だから、もう謝らないでください!」
サオリの言葉に上野は心から感謝した。
そして「ありがとう」とだけ言いった。
少しして小綺麗なアパートに着いた。
サオリはオートロック付きのアパートに一人暮らしをしているらしく、部屋の中に入ると、洗濯物は多少溜まっているものの、小物は綺麗に整えられており、質素な感じだった。
サオリは急いでタオルを出し、
「先輩!とりあえず、お風呂で身体綺麗にしててください!その間に洋服探しておきます!!」
そう言って、出したタオルを上野に渡した。
上野は少し遠慮していたが、確かに身体が汚れているし、口をゆすいだとはいえ、どこか精液の匂いがした。
だからサオリの言葉に甘えてシャワーを借りた。
シャワーのお湯は叩かれ過ぎたおしりには刺激が強く、痛みを堪えながら身体を洗った。
(サオリちゃんってこんな感じの子だったんだ、、、。)
シャワー中に上野は考えていた。ユキみたいなヤバい奴と何故サオリは仲良く出来るのか。。。
実はサオリも虐められているんじゃないか?
そんな事を色々考えていた。
シャワーから上がり身体を拭いた。頃合を見たかのように、サオリが洗面所と廊下の間にあるカーテンまで来た。
「すいません、、、どれが良いのか迷ってしまって。とりあえずスエット着てて貰っていいですか??
あと、パンツは流石に私の恥ずかしいので、、、」
サオリは申し訳なさそうにカーテン越しに言った。
「ありがとう。。ノーパンで大丈夫だよ。スエット借りるね。」
上野はスエットを借りた。上野とサオリだと、上野の方が細身なので、スエットは少しだけ緩かった。
上野がリビングに行くと、サオリが簡単な手料理を作り、テーブルの上に並べている所だった。
「あ、先輩!私これからご飯なので、先輩も一緒にどうですか?」
(そういえば仕事終わってから何も食べてないや、、、。)
上野はお言葉に甘えてサオリの手料理を頂く事にした。
食事中、仕事の事やさっきのトイレの事は一切話さなかった。代わりに、普段休日何をしているとか、こんな髪型にしたい。とか、雑談に花を咲かせた。
ほとんど話すのは上野だった。サオリは聞き上手で、上野はとても話しやすく、今までのストレスやユキからの虐めで閉ざしていた心が次第に開いていった。
サオリは上野が話す事を嬉しそうに聞いていた。
「明日は会社がおやすみですし、今日は泊まっていきますか?」
2人で食事の片付けをしている時にサオリが言った。
時計を見ると、もう少しで日付が変わりそうだった。
内心、もう少しサオリと話をしていたかった上野は、一瞬泊まろうかと考えた。
しかし終電の事も考え、流石にここまでしてもらうのは悪いとも思い、
「ううん、流石に申し訳ないから帰るよ。」
と上野は優しく言った。
サオリは残念そうな顔をしていた。
上野はサオリが慕ってくれている様子を可愛らしく思った。
「あの、、、正直に言いますね。」
サオリは敢えて目を合わせずに言った。
上野は、うん?という感じで答えた。
「私、田舎からこっちに来てから一人暮らしで。
周りに友達がいなくて。。彼氏もいないし、休日も1人で過ごす事多くて。
だから、今日みたいに先輩とお話しながらご飯食べたのが凄く楽しかったんです。」
上野は頷いて続きをまった。
「だから先輩帰ったら寂しいなぁって思ってて。いや、、先輩が嫌じゃなければなんですけど、、、やっぱり帰りますか?」
上野は嬉しかった。本当はもう少し話していたいのは上野もだったし、なにより、ミスした事やユキの件で最近は特に寂しく、誰かと話していたかったから。
「サオリちゃん、ありがとね。じゃあお言葉に甘えよっかな?」
サオリは凄く嬉しそうに笑顔で「ありがとうございます!」と言った。
せっかく明日はお休みなのだからと、冷蔵庫に置いてあったお酒を2人で飲みながら、また他愛もない話をした。
2時近く、、、そろそろ寝ようかとなった。
上野はリビングに雑魚寝で良いと言ったが、それは申し訳ないとサオリがベッドで一緒に寝る事を提案した。
「寝落ちするかもですが、2人でベッドで横になりながらもっと話しましょー?」
上野もほろ酔いだったのもあり、それでも良いかとサオリの案に乗った。
「ちょっと狭いかもですが、、」
と、サオリがベッドのある部屋に上野を招き入れた。
シングルベッドだが2人でも十分に寝れそうなスペースはあった。
それでもやはり、実際に寝ると身体が密着する程にはなった。
電気を消し2人は背中合わせで、ポツポツ話しながら横になっていた。
上野は、久しぶりに寝るタイミングで人肌に触れる感覚に幸せな気分だった。
(サオリちゃんが男の子だったら、、惚れてるかも。)
そんな思いを抱いていた。
ふとサオリは寝返りをうち、ゆっくりと上野の方を向いた。そして上野を抱きしめた。
上野は突然の事にドキッとした。
「どうしたの??」
「先輩、、、やっぱり我慢できません。ごめんなさい。」
上野はドキドキと鼓動が早くなった。
上野の背中にはサオリの乳房の柔らかな膨らみが当たっていた。
サオリもノーブラだった。
「先輩、、、私、寝る時、、いつも1人で、凄く寂しかったんです。
だから、今、先輩と一緒に寝れて、人肌があってすごく幸せで。もっと先輩とくっつきたい。」
上野がそうであるように、サオリも人肌恋しく、寂しくしていたのだと、上野は気づいた。
(サオリちゃんも私と同じなんだ、、、でも)
「サオリちゃん、、少し酔ってるのかな?十分くっついてるよ。」
サオリはギュッと上野を抱きしめて上野の耳元で、まるで恋人のように甘えた声で囁いた。
「先輩、、、私、これじゃまだまだ足りないです。」
囁かれた上野は、耳に心地よく、くすぐられたような、、そんな刺激を受けた。
「えー、、じゃあどうしたらいい??」
上野はドキドキしていた。心做しか身体が熱くなっている気がする。
直接的な表現はしていないが、今のサオリの雰囲気は、エッチをする前の男の子のような感じを漂わせていた。
(もしかして、、サオリちゃんレズなのかな、、、。
ダメだよ、私はそんな事した事ないし出来ないよ。)
上野は戸惑っていた。
女の子同士でエッチなんて考えた事も無いし、むしろ否定派だった。軽蔑さえしていた。
なのに、今は、、サオリには全て許せてしまいそうな気がしていた。
「先輩、、、今日が初めてじゃないんです。」
「、、え?」
「私、知ってたんです。」
「なにを??」
「先輩がワザと痴漢されて、公園のトイレに呼び込んで、、、」
上野は身体が更に熱くなりドキドキした。
頭はパニックだった。
「でも、、先輩の事、変態だなんて思ってません。」
ゆっくりとサオリの抱きしめていた手が胸元を優しくまさぐる。
「先輩も寂しかったんですよね?
愛されてる実感が欲しかったんですよね??」
「あ、、、サオリ、、、ちゃん、、」
上野は、優しく妙にやらしい手つきでサオリに胸を触られていた。
痴漢とは比べ物にならないくらい、気持ちが良かった。
「でも、、嫌でした。
変な男に汚されるの、、私辛かったんですよ?
、、、、、だって、、」
「ん、、、」
上野は胸、首、肩をやらしく撫でられ、自然と声が出てしまった。
身体は熱く、鼓動はドンドン強く早くなっていく。
「先輩の事大好きなのに、、、私じゃなくて他の人に取られたみたいで。。」
耳元で囁かれた。
上野は耳の感度が上がって行くのを感じた。
上野は声を漏らし、ハァハァと吐息を吐いている。
「ん、、だ、ダメ、、、。
私たち、、ぁ、、おんなのこ、同士だし、、、ん!」
上野は、このまま抱かれても良い。という気持ちと、それはダメ!という気持ちとが頭の中で戦っていた。
でも、快楽の刺激には抵抗出来ずにいた。
すっとサオリの指がズボンの中に入って行く。
上野のアソコはいやらしい液で濡れていた。
「あ、、、先輩、、、おまんこ、、トロトロです。」
「ぁっ、!ぃ、、ぃわないで。。」
上野はずっと触って欲しくて敏感になっていたクリを撫でられ、身体をビクビクさせながら喘いだ。
「痴漢の人達は分かってないですね、、、先輩はここを触って欲しかったのに。。」
サオリは優しくやらしい手つきで上野のクリをいじった。
上野は足をガタガタさせながら喘いでいた。
「先輩、、、私、、先輩がそんな事してて寂しくて、辛くて、、。耐えられなくてトイレに行ったんですよ?」
「ん!あ!!ダメ!!そこダメ!!」
「ダメ?でも、、ここ触られたかったんですよね?
あと、、、おまんこの中も、、、」
「うぅ、、、ご、ごめんなさい。。。ぁ!サオリちゃん、ダメ!!私、、このままじゃ、、、。」
サオリは上野の耳にキスをして優しく吸った。
「あっ!ダメ、、ダメ!!ダメダメだめぇ~~~!」
上野は一気に快楽の波が襲ってきた、そして身体を大きくビクビクさせてイッてしまった。
息を荒らげてグッたりしている上野を、サオリは上手く誘導して四つん這いにさせた。
上野の股は愛液でビショビショだった。トロトロの愛液が垂れ出している。
「サオリ、、、ちゃん、、もうダメ、、だよ。私、、いっちゃったから、、。」
サオリはお構い無しで、四つん這いの上野のおしりの方に身体を持ってきて、ゆっくり指をマンコの中に入れた。
「ぁあ!!っ~~~!!」
ずっと求めていたマンコの中の刺激は、今までの事もあり、頭がおかしくなるほどの刺激だった。
その刺激は体全身を駆け巡り、上野の頭は真っ白になった。
「先輩のマンコのなか、、凄く熱くてキツキツです。
指を入れると中の肉がギュッてしますね。」
「ぁぁあ、、い、言わないでぇ~~~。」
サオリはゆっくり指を出し入れした。
手つきはとても慣れているようだった。
上野は指を動かされ、奥に指が当たる度に激しい快楽の波に襲われた。
「ぁ、あ、、ぃく、、、またいっちゃう!またいっちゃう!!!ううう!!」
ビクビクッと身体を仰け反らせて上野はまたいってしまった。
上野は身体をガタガタと言わせ、ゼェゼェと喘いだ。気づけば全身汗だくになっていた。
そんな上野にサオリは耳元でやらしい声色で言った。
「先輩が、、、もう痴漢に頼らなくても良いくらい、いっぱい愛してあげますね?」
サオリはそこから夜通しでひたすら上野を愛し続けた。
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