観光を記録するカメラマンを演じ、一人がカメラを回しはじめた。
その様子を通路を挟んだ隣の人達が見るともなく目にしたが、騒がれでもしない限りさほど興味を持たず、広げた弁当を食べていた。
不自然にならないように女性が何気ない話題を話す傍らで、玲子のスカートに手が入っていく様子をカメラが映し出す。
編集前の映像には玲子の口元がアップになり、唇が僅かに開いた。
モゾモゾと蠢くスカートの中は、ショーツの上から割れ目を上下になぞる指がリズミカルに動く。それを正面に座る女が手に持つ2つ目のカメラが、玲子のスカートの中に入って撮影する。
女の感じる場所に中指が留まり、小さな円を描く様子が克明に映っていた。
列車の走行音とそこかしこから聞こえる人の会話、その中で声を我慢しながら平静さを装う為に、玲子は髪の毛を手櫛でといた。
窓辺に置いたペットボトルの蓋を開けようとして、手が止まる。
カメラはショーツ越しにも十分に分かる、勃起したクリトリス摘んで揉みほぐす様子が映っていた。
その手がショーツに差し込まれ、中に侵入していく。
必死に気を紛らわせようと車窓を見る。
不意に玲子が窓に触れた。
その指先に力が入り、白く変色している。
指がズルズルと下に滑り落ちていく。
スカートの中から水音が聞こえ出していた。
隣に座る男が玲子の膝裏を持ち上げて、大胆にも自らの膝に重ねる。
黒いドット柄の白いスカートに空間が生まれた。
そこにはショーツを剥ぎ取られた編集前の女性器が、そのまま映る。
黒々と生い茂る陰毛の中心を、貫く割れ目。
その中に指が出入りしていた。
男の手に玲子の手が重ねられた。
その玲子の手を男のもう片方の手が取り押さえ、男の股間の中は上に置かれる。
男が自らのペニスを取り出すと、玲子に握らせる。
形を確かめるようにしたかと思うと、上下に動き出した。
最初にカメラを回した男が通路側に立ち、目隠しになった。
男女、各々が双方の性器を愛撫する様は圧巻だった。
男が目配せをした。
玲子の正面に座ってカメラを回す女を、通路側に座らせると、ペニスを握る玲子の手を離す。
玲子の前にしゃがんで片足を肩に乗せ、クンニを始めた。
濃密な女の香りを吸い込み、クリーニングをするように愛液を舐め取っていく。
そして、クリトリスに吸い付いた。
玲子は両手で口を覆い隠し、プロの舌技にひたすら悶絶した。
半数の男は夢中になると乱暴になりがちになるが、この男は最後までソフトで丁寧に攻めた。
ぐったりした玲子を寝かせると、美しい外見にそぐわない剛毛の中心にペニスを突き立てた。
男は思った。
間違いなく、難儀することになると。
それほど名器だった…………。
※元投稿はこちら >>