学校の目と鼻の先にあるバス停で待つ間、自転車に乗った生徒たちが2人の前を通り過ぎていった。
他の部活動で最後まで残っていた、運動部の生徒たちだ。
電車、バス通学をする生徒は、30分前にはもう下校してしまっている。
ポツポツと会話はあるものの、先程述べことがあって意識してしまうのか彼のぎこちなさが目立つ。
バスの中でも特に、会話はなかった。
駅の改札を前にして、抑えていた心臓が高鳴るのを玲子は意識していた。
たった10時間くらい前、彼は眠っていた玲子を起こしてしまったのだ。
食品工場や製造業のプラントが集まるこの路線は、帰宅ラッシュが過ぎたこの時間でもそんなに空いているのを見たことがない。
ホームに降りて、普段は並ぶことはない場所まで歩く。
階段から遠い最後尾の車両は、鉄道マニアでもなければ敬遠する人は少なくない。
電車が入って来た。
一応は連結部に近いほうのドアから乗車した。
やはり混み具合はそれなりなので、空間を求めるふりをして車掌のいるほうへわざと移動した。
玲子の想像よりも今日は混んでいる。
この中をまた戻るのはあまりにも迷惑にである。
計算通りに角まで辿り着けて、まずはホッとした。
壁に寄り掛かれるから……そんなはた迷惑な理由を彼に思わせられたようだ。
………ここまで混んでるわね…
玲子はひと言呟き、彼を隅に追いやって背中を向ける。
生徒を守る教師……そんな建前を彼に意識させられただろうか。
あとは…………玲子は待った。
何事もなく3つの駅に停車、そして当然のように電車が走り出した。
朝と同じ、彼の目の前には玲子の背中があった。
不完全燃焼になりそうで、玲子は諦めかけていた。
朝のことは、彼ではなかったのか?不安に思うのと申し訳なくて、自己嫌悪の気持ちが頭をもたげる。
自分の思い違いに辟易してきたときだった。
朝と同じ温もりが、同じようにお尻に感じていた。
触り方も同じ、スカートの中に入れてくるやり方も同じだった。
心に灯る炎が、勢いを増して大きくなっていく。
音楽室でのことが、尾を引いているのが分かる。
所詮はまだ子供なのだ。
パンティストッキングを降ろそうと、手が彷徨いがら四苦八苦している。
スカートをそこまで捲りあげる勇気はないのかもしれない。
玲子はスカートの中の彼の手を振り払い、彼に向き直って睨みつけた。
途端に顔を紅潮させて、俯いてしまった。
大人の女を軽く見る子供は、許しはしない。
最後まで逃さない。
玲子はワンピースの下のボタンを外し始めた。
プレストジャケットワンピースはボタンがデザインとして特徴的だが、ダミーも少なくない。
玲子の着るこれは、本当にボタンで止めるタイプである。
チラリとショーツを見せるとどうしていいか、分からないようだった。
この場でストッキングを脱ぐのは現実的ではない。玲子自ら破いて見せた。
彼の手を持って、押し当てる。
恐らく彼は、性体験はまだなのかもしれない。
的を得ない触り方が焦れったくて、興奮する。
彼のスラックスのファスナーに手をかけた。
やや抵抗の仕草を見せたが、あっさりとペニスを取り出せてしまった。
半分ほど覆う包皮を下げると、透明な液体が漏れ出てきた。
もうそれだけで、玲子は十分だと思った。
勃起したペニスを水平にしたくて下に向けると、苦痛らしくて手首を掴まれた。
それくらいペニスに勢いがあって、硬い。
ショーツを自らずらし、押し当てる。
この期に及んで拒絶を見せてきた。
腰を引いても彼の後ろは壁なのだ。
右足を彼の腰に回して絡ませる。
引き寄せられて彼は逃げられず、それでも抵抗を見せたが鬼頭はすでに埋没を始めていた。
両手で腰を引き寄せると、半分くらいが入ってきた。
大人しくなって諦めたように見えたのに、まだ腰を引こうとして見せる。
電車の揺れを利用して玲子が腰を使うと、彼が腰を引く。
彼が望むと望みまいとに関わらず、成立するのだ。
彼が玲子の腰を掴んで前に押すと、玲子が彼の腰をを引き寄せる。
彼の腰に絡めた右足を角の壁に押し当てて、彼は今度こそ逃げられなくなった。
彼がしないなら玲子が動けばいい。
彼が協力してくれなくては奥まで届くことはないが、気持ちの良い場所には当たる。
彼は顔を引きつらせて耐えている。
…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…ぬっちゃっ…
ペニスの温もりを感じ、硬さが堪らない。
気持ちが良いのか、堪らなそうな顔を見せ始めた。
彼に掴まれたところに力が入る。
悶絶を始めたと思ったら、鬼頭が膨らんだ感じがした。
若い子に精液を注がれるのは、久しぶりだった。
この程度では到底満足なんてできるわけがない。
まだ彼には役に立たってもらわなくては……。
玲子は腰を動かした。
射精直後は敏感なのか必死に拒絶をしてきた。
憧れていたセックスはこういうもの、女の膣の中はこういう感触だと知ってもらう。
彼に構わず道具としてペニスを味わう。
あんなに拒否していた彼が、また気持ち良さそうな表情を見せ始めた。
みっちゃっ…ぬっちゃっ…にゅっちゃっ……
結合部から漏れ出る精液が嫌な音を立てる。
さすがに玲子も感じてきてしまった。
こうでなくては………。
…………あぁ……すごい…………いい………
だが童貞の彼が、いつまでも保つはずがない。
2度目の射精が始まった。
若さのある、勢いが置くまで届く。
硬さが衰えないペニスを、利用しないわけにはいかない。
早いのだから回数をこなして、我慢して………。
身勝手な欲望を押し付けて、玲子は執拗にペニスを味わった。
……ぐっちゃっ…ぐっちゃっ…ぐっちゃっ………
乗客の数人が角にいるカップルが怪しげな雰囲気だと気付いたが、镸コートが邪魔で確信が持てずにいた。
目障りだ、いちゃつくな、ほんとにしてる?
各々が勝手な不満と妄想を抱いていた。
もう彼は諦めたかのように、されるがままになった。
眠そうな目蓋をして、呆けた表情を見せている。
そのうち腰を動かすようになっていた。
ねっちゃっ……ねっちゃっ……ねっちゃっ………
苦しげに顔を歪ませるのに、腰を止めようとは思わないようだ。
玲子も積極的に腰を使った。
迷うことなく奥まで導く。
………あっ…………だめ…………………いっちゃ……う………
人目もはばからず、玲子はオーガズムに震えた。
とても満足できるとは思わなかっただけに、堪らなかった。
玲子の締めつけに杭らえず、彼は3度目の放出をしてしまった。
しばらくはそっとして欲しい、それだけだった。
彼が腰を離した。
玲子はすぐにショーツを定位置に戻す。
漏れ出る精液が、臭いを発しないように………。
玲子はまだ、足りないと思っていた…………。
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