信じられなかった。
まだ頭は現実を受け入れられず、パニックになる。
膣口を通過する苦痛、押し分けて入ってくる圧迫感、紛れもないあの感触がショックだった。
いくら何でもこんな場所で、どうして………
奥まで到達されて、息が詰まった。
目だけで左右をサッと見る、喜ぶべきか悲しむべきなのか疲れを抱て座る乗車客は居眠りをしている。逆の人は振り返りでもしなければ、気づくことはないだろう……今のところは。
しばらくは動かさないままだった男が尻に密着した下半身に距離を開け、また密着を繰り返す。
膣の中の男のモノも前進と後退を繰り返し、それの何度目かのときから恐れていた感覚が呼び起こされ始める。
短い距離の行き来を繰り返し、少し引いて男から見た浅い位置でも同様な動作を繰り返す。
派手に動けない分、少ない動きで確実に女を感じるポイントを探るかのような狡猾さ。
分かりやすい玲子の反応は、手に取るように男に伝わってしまう。
片手で腰を引き寄せられ、感じるところを攻めてくる。
生かさず殺さず、腰が崩れ落ちない程度に中を往復させるペニス。
必死に目を開けて平静さを装っても、その目は焦点が合わない。
だめ………気持ちいい……
下唇を噛んで必死に立って、目を閉じる。
引いては打ち寄せる波が余計に引き立って、膝が震えそうになる。
ああっ……だめ…いい……
こんなのって……あぁぁ……
無意識に締め付ける玲子が男をその気にさせる。
玲子の腰を両手で掴んだ男は、本格的に腰を使い始める。
異変を感じた玲子が後ろを振り向こうとする前に、抵抗し難い快感が襲う。
漏れそうになる声を手で覆い、留まることのなく押し寄せる波に飲み込まれ呼吸困難になりそうだった
玲子の息使いは誤魔化しようがなくなり、寝ていた乗客が異変に気づく。
腰を後ろに引き寄せられた玲子が、男によって体を不自然に揺らされているではないか。
口を手で抑えた玲子は目を閉じたまま顎を上げ、頭を振っては酔いしれるような表情を浮かべている。
玲子のフッフッフッと言う口呼吸音、僅かながら水音のようなものが耳に届く。
事態を把握した初老の男性が玲子の後ろにいる男を見やった。
不意にその男と目が合うと、睨まれたことと異常事態に目を伏せてしまった。
図らずも偶然それを目撃してしまった玲子は、この状況に助けはないと絶望の淵にいることを認識せざるを得なかった。
僅かな望みも絶たれた玲子はひとり苦しみ悶えるように静かに狂い、中に熱い射精を受けるまでその洗礼を甘受しなければならなかった。
男のペニスが大きく膨らんだかのように錯覚を覚えた瞬間、中が温かい精液に満たされて意思とは関係なく幸福感に体が包まれていた。
しばらく居座っていたペニスをやっと引き抜かれると、流れ出る精液をパンツが受け止める。
停留所にバスが停車した。ぼ〜っとした頭、力の抜けた体の手を男に引っ張られて、2人分の乗車賃を支払った男に下車させられてしまった。
千鳥足のような足取りで歩かされているうちに、ようやく恐怖心が芽生えてくる。
だが、もう遅かった。
気づくと公園の中、目の前には灯りに照らされた公衆トイレだった。
有無を言わせず多目的トイレに連れ込まれ、壁に手をつく格好で後ろから貫かれていた。
男の精液まみれの膣は難なくペニスを受け入れ、パワフルに突き上げられる刺激は治まっていたはずの甘味な渦に再び飲み込まれなければならなかった。
遠慮のない男のピストンは出し入れのクチャクチャする音、尻に打ちつけるピシャピシャする音、玲子の喘ぎが混ざり合い卑猥な空間になっていた。
許容を越えた快感に訪れたオーガズムに崩れ落ち、便座に座った男に跨がされ腰を振る玲子。
無意識に男の首に手を回し、自ら腰を弾ませて奥からもたらされる快感にオーガズムを誘発させていく。
ブラウスとブラジャーを押しのけた男が、胸にむしゃぶりつく。
腰を抑えられ自由が利かなくなった玲子は、鼻息荒く自分の乳首を味わう男をよそに腰を使った……その時を引き寄せる為に。
理屈抜をきにして、快感に酔った。
玲子は腰を動かし続けた。
元々、膣の感じる範囲が広いことは自覚していた。だから感じやすく、体力の消耗は激しい。
それでも一度火が着いてしまうと、玲子は自分から止めるのは難しかった。それほどまでにたまらないのだった。
気がつくと男が呻き声を上げて、射精をしてしまっていた。遅れて玲子もオーガズムを迎え、男に覆い被さる。
静かに波が引くのに身を任せ、玲子は余韻に浸っていた。
男ガ呻く。
………おっ…おい、中が蠢いているぞ?自分の意思でしてるのか?
玲子は首を振る。そんな芸当を身に着けた覚えはない。
………うっ…くぅ~っ……やめてくれ、イッたばかりだぜ……おっおい、あっあぁ~……
男が悶絶していた。
玲子は余韻に浸っているだけなのに、男によれば玲子に収まるベニスの頭が子宮の入口付近の膣壁がウニウニ動いて刺激してくるらしい。
図らずも復活を遂げさせられた男は、玲子の中で勃起を果たしていた。
そのままの形で持ち上げられた玲子を繋がったまま便座に座らせ、両足を掴んでインサートを始める。
精液過多の膣は滑りが良くて水音を派手に鳴らす。
もう、十分なのに、ヘトヘトの玲子の体は三たび歓喜に震えだした。
疲労を蓄積した男は派手に動くことはできず、優しい丁寧なピストンに終始する。
無駄がなく必要にして十分な刺激は玲子を少しづつその時に導き、男のペニスを圧縮し始めた。
そのくせ玲子の膣の奥は違う動きをする。
またあのウニウニする動き……。
2度も射精を果たした男はもう簡単に射精に至ることは叶わず、苦悶の表情をしたかと思えばとろけそうな表情を浮かべる玲子を見やり、歯を食いしばりピストンを続けなければならなかった。
次の射精でフニッシュだと、そう男は決めていた。だがその射精感がなかなか追いつかないのだ。プライドにかけても、その時が来るまで止めるつもりはなかった。
汗が紅潮した玲子の顔に滴り落ちる。
男の自分よりも数回多くオーガズムを迎えているこの女は、どうしてこんなにも快感を貪ることができるのか、嫉妬を覚えた。
そんな玲子が男の眼の前で体を何度か捩り、震えていた。
構わなかった、そのまま突き続ける。
グラフで表すならば山が完全に落ちきらず、急激に感度が上昇を始める玲子。
……いいぃーっ……だめーっ
程なく痙攣を見せる玲子。
男は自分に予兆を感じていた。
もう少し、あともう少し。
鈍感になっていたペニスが感度を取り戻してくると、呻きを上げながら腰を使わなければならなくなった。
先ほどから玲子の首には血管が浮かぶほど体に力が入り、目尻からは涙が溢れている。
声は所々で出なくなり、端正な玲子の美貌は快楽地獄の成れの果てに変わり果てていた。
腰を大きく引き、膣壁の刺激の強いザラザラした所を行き来させる。
その時が来た。
揺れる玲子の胸を鷲掴み、下がった子宮の入口を数回ほど突いたところで男はやっと突き抜けるような快感を得ていた。
玲子の子宮口が吐き出しだ精液を吸い上げる様子を妄想し、全てを注いだ。
だらしなく崩れた玲子の姿、顔、開けた胸、精液が誰流れる陰部をスマホカメラに収める。
玲子のバックから携帯を取り出し、情報を入手すると数万円と玲子をその場に残して立ち去った。
○○高等学校、玲子先生か………また後でな……。
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