「いくら夫婦とは言え、姫にそこまで汚い事をさせるわけにはいかぬ。
やめてくれぬか?」
夫の言葉に新妻は
「何故でございますか?
夫となった朝日丸様のお身体に汚いところなど有りませぬ。
御前様も御館様のへのこをお口に入れておられる。
私も朝日丸様のへのこでもお尻でも汚いとは思いませぬし、口でも舌でも触れたいと思います。
それに..」
「それに、何じゃ?」
「先に朝日丸様の方が私のおなごの壺をお口で可愛がってくださっています。」
「むむ..。」
新郎である朝日丸が早くも新婦から口でやり込められているのを虎夫婦は微笑みながら見守っていたが、やがて虎御前が
「朝日丸殿、この犬も喰わぬ初喧嘩はお主の負けじゃ。
諦めて嫁御寮の満足するまで舐められてあげるが良い。」
と喧嘩を治めた。
それを機に虎長が御前に聞く。
「もう戌の刻であろうか?」
「はい、夜も更けてまいりました。これからは新郎新婦二人で..。」
「うむ。
我が子朝日丸、嫁女春菜姫よ。残された時は短いが、存分に楽しむが良い。」
「はい。父上、母上。ありがとうございました。」
「義父様、義母様。お休みなさいませ。」
それからは13歳の幼い夫婦である朝日丸、春菜姫は二人だけの夜を思い残す事なく過ごしたのだった。
やがて日が昇り夜が明ける。
朝日丸と春菜姫は二人だけの夜を思い残す事無く過ごし、短いがぐっすりと満ち足りた眠りを取った後、爽やかな気持ちで朝を迎えた。
お互い目が覚めた時は、昨夜の事は夢だったのでは?と思い、直ぐに愛する人が目の前で同じ夜具で寝ているのを見てホッと安心したものだ。
二人とももうすぐ酷い方法で処刑されあの世に旅立たねばならないと言う事への恐怖や不安は全く心中に無かった。
二人とも起きると直ぐに湯殿で身体を浄め、用意された真っ白な衣、肌着、下帯に腰布を身につける。
そこに虎御前から熱い重湯と味噌汁、すりおろした山の芋、梅干の朝食が届いた。
もはや旅立つまで後一刻。
もはやこれを食しても見苦しい事は起こるまい。
かえって絶食での蒼白い顔色をして最期に臨む方が周りから臆しているのでは?と思われる畏れがある。
温かい物を食して力をつけて往かれよ。
との文が添えられていた。
二人はありがたく最後の朝食を食した。
時間となり係の武士が二人を呼び出した。
「役目ゆえ、ご容赦あれ。」
と言うと幼く華奢な二人に縄を掛け、虎長の待つ刑場へと歩かせた。
刑場の周囲には多くの見物人が詰めかけ、そして直ぐ近くには二人と同じ人質の立場の男女が100人近く強制的に立ち会いさせられていた。
そんな中、二人は悪びれもせず、また恐れもせずに縛られたまま虎長と虎御前の前の玉砂利に正座する。
二人が座ったと同時に正室虎御前が皆に言った。
「昨夜、この二人は御館様とわらはの立ち会いで夫婦となり、御館様の養子となった。
磔、串刺しの後はその身分で弔う事とする。」
皆はざわめいた。
二人ともお気に入りだったのに..。
養子となっても、やはり磔、串刺しにされるのか..。
酷い事..。
お可哀想に..。
しかしその二人は全く臆すること無く、
「磔、串刺し、夫婦でお受けいたしまする。」
「これまでのご恩、ありがとうございまする。」
と答えた。
それから直ぐに二人は磔台の下に連れ行かれ、身につけていた物を全て剥ぎ取られた。
罪人の処刑は本来足軽や下人がするが、今回は身分の高い二人なので足軽達が悪さをしないようにと、身分のある武士達とその妻が二人の身の回りで磔の用意に当たった。
春菜姫の世話係は虎御前や姫の実の母と同じ年頃の熟女である。
姫の着ていた衣、肌着、腰布を脱がした女は驚いた。
まだ背も低く乳の膨らみも薄く下も全く生えてない瓦け。
全くの女童の筈なのに、何故かその肌は艶々と脂が乗り、真っ白な下にほんのりと血が通ってなんとも艶かしく美しい。
裸にされて両手を軽く胸と下に当てて隠しているが、やはり恐がったり悪びれた様子も無いし、激しく羞恥している様子も無い。
片や朝日丸も春菜姫の近くで脱がされたが、こちらの世話役の武士二人も驚いた。
下帯を外すと、小さいながらもへのこが一人前に硬く勃起していたのだ。
「これは..、見事な..!」
「このような場面で、かくも雄々しく..!」
二人の驚いた様子に気がつき、朝日丸は
「明るい朝日の中で愛らしい妻の裸を見たらこうなってしまいました。
見苦しい事でございましょうか?」
と無邪気に聞いた。
二人の武士は
「いやいや、かくの様な場合、大の男でも萎縮するのがほとんど。
朝日丸殿のように雄々し例は見たことが御座らん。」
「さすがに御館様の息子となられただけの事はありまする。
お見事でござる。」
と誉めあげた。
その声は春菜姫にも聞こえたが、姫は
「まあ..、我が夫の逞しいこと..。」
とほんのり頬を染めたのだった。
二人は高く太い柱に二本の横木を打ち付けたキの形をした磔台に両手両足を拡げた大の字に縛り付けられる。
お互いの姿が見えるようにと二本の磔台は上から見たらカタカナのハの字に立てられ、二人は周囲から見上げられる高い位置に固定された。
虎長の前に二人に槍を着ける武士が出てきた。
「斎藤采女にございます。
今日の一番の槍付けを命じられましてございます。」
虎長と虎御前は彼を見て少し顔を曇らせた。
これまで戦場では何度も一番槍、一番首の手柄を立ている剛の者だが、今日は無抵抗の可憐な人質を酷い方法で処刑せねばならない事に気が進まないのが見て取れた。
これでは本番の槍先が鈍ってしまうのでは?
しかし元々磔串刺しは残酷な刑なのだ。
肛門や膣口から槍を突き上げても、一度に致命傷となる心臓等には届き難い。
槍を一度引き抜いて突き直そうにも、筋肉が収縮したり内臓に絡まったり、骨に引っ掛ったりとなかなか槍が抜けない。
抜かれる方の罪人は地獄の苦しみを味わう。
そして何度も突かれてやっと致命傷になるのだが、時には槍を突く方の気力体力が尽きてしまい、罪人は死にきれないまま放置される事がある。
こうなると出血多量で死ぬまで数時間は苦しみ続ける事になるのだ。
虎御前が急に立ち上がると羽織っていた打掛を脱ぎ捨て、下の小袖に襷掛けすると虎長の前に膝間付いた。
「御館様、この二人への一番槍、わらはに命じてくださいますよう。」
つまり、気が進まない斎藤采女に代わって自分が二人を刺すと言うのだ。
「許す。」
虎長は一言で言った。
「ありがたき...!」
虎御前は足軽から槍を受けとるとすっと朝日丸の磔台の下に立つ。
「お覚悟!」
朝日丸が返する。
「ありがたし!」
「てやっ!」
烈迫の気合と共に朝日丸の肛門を銀色の槍の穂先が貫いた。
昨夜の御館様の一物..、貫かれた甘美な痛み..、新妻の柔らかい舌..
朝日丸は貫かれたと同時に、小さいながら勃起し続けていたへのこから再び精を放ち、
「姫...」と最後に呟いて顔をガクッと垂れてか果てた。
「替えの槍を!」
係の足軽が別の槍を持ってくる。
春菜姫が叫んだ。
「夫と同じ槍で..!」
「心得た!」
虎御前は手元まで朝日丸の血が伝っている槍を持って春菜姫の磔台までの数間を走り、そのまま
「えいっ!」
と春菜姫の股間に槍を突き立てる。
突き立てるまでの僅かな時間に、拡げられた姫の太股の間、乙女の壺と尻の穴両方から白い液が流れ出るのを見た。
虎御前の槍は春菜姫の乙女の壺、子袋と突き破り、小さな心の臓を貫いて命を奪った。
姫の最後の言葉も
「朝日丸様..」
だった。
幼く健気な二人には酷過ぎる死だった。
僅か数分だったが、虎御前は槍にすがらねば立っておられぬ程疲れはてていた。
心の中では、可哀想に..と思っているのだが、何故か腰布の下、自分の壺が熱く疼く。
わらはは鬼畜じゃ。地獄が相応しい。
わらはの最期は、殿からあの二人のようにされたいもの...。
太股の内側に熱い汁が流れると共に目からと涙が一粒。
いや、誰にも見せてはならぬ..。
そう思った。
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