いつの頃からかサトシにとって唯一の癒しがトマトだった。
笑顔で「ありがとうございます」
と声を掛けてくれることが働きがいであり、生き甲斐と言って過言ではなかった。
もちろん、トマトが旦那さんと一緒に来ることもあり結婚していることを知った。
でも、自分の中でトマトへの思いは膨れ上がっていくばかりだった。
あの可愛らしい笑顔を自分のものにしたいと本気で思った。
その思いは段々とエスカレートしていき歪んだ愛情へと変わっていくことになる。
トマトは近所ということもあり、このコンビニで荷物を受け取ることが頻繁にあった。
サトシはいけないことと思いながらも、もっとトマトのことを知りたくて、
トマトへ対する愛から、住所の入った伝票の写真を撮ってしまった。
このコンビニのバイト以外は、まともに働くこともなかったサトシはいつしかトマトのストーカーとなっていた。
サトシはちょうどこの頃から午前中シフトはほとんど入らなかった。
その理由は2つあった。
1つ目は、トマトが午前中はあまり来ないから
2つ目は、トマト宅の家庭ごみを持ち帰るため・・・
住所を知ってから、トマトにもっと会いたくて、ずっとトマトを監視していた・・・
そして、いつしかゴミ出しのタイミングを把握し、トマトが出すゴミを持ち帰っていた。
結婚しているトマトに対する、どうにもならない思いが歪んだ方向へ向かう。
ごみを持ち帰り、ごみを隅々までチェックする。
トマトがどんな生活をしているのかを知ることに喜びを感じていた。
トマトはいつも何を食べているのか、どんなものが好きなのかを知っていく。
そして、生理の周期や旦那との営みまで・・・
隅々まで把握していく・・・
トマトが捨てた、ストッキングや洋服、
おりものシートや生理のナプキンが入っている日は、それをおかずに気が狂うほどオナニーに明け暮れていた。
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