サトシ
「しばらくは助けにきてくれるのは期待できないと思うよ」
「昨日夜、旦那にこのLINEを君のスマホから送ってるから」
「君が寝ている間に、指紋認証でロックを解除して」
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【りえのLINEの画面】
〇不倫の証拠写真 【既読】
〇不倫動画 【既読】
【りえ】
あなたのこと信じてたのに、私を裏切っていたのですね。
不倫相手から送られて来たものです。
しばらく実家に帰るので、一旦距離をとって
お互い、今後のことを真剣に考える時間を作りたいです。
両親にもちゃんと事情は説明しました。
一旦、戻ってきなさいと承諾してくれています。
私も許せるのか真剣に考えてみます。
その為に一度冷静になる時間がほしいです。
本当にショックだったんです。
今はあなたの安易な言い訳とか言い分とか聞きたくないです。
その動画や写真がすべてだと思うから・・・
今は私もあまりのショックに動揺して感情的になってる・・・
正直、許せる自信がない・・・。
身勝手かもしれないけど、だからお互いに冷静になって、真剣に向き合って、今回の結論が出でるまでちゃんと考えたいです。
だから、それまであなたから連絡してこないでください。
それが、私からの心からのお願いです。
答えが出たときにお互い話し合う機会を設けましょう。
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りえ
「何ですかこれ?」
「絶対にこんなこと在りえない。絶対に・・・」
「こんなLINE信じるわけないし、優しい翔君がこんなことするはずない」
「私を捨てて、浮気する勇気なんて絶対にない。」
「こんな内容絶対、翔君も嘘だってすぐ分かります」
りえは、旦那の性格やすべてを知っているだけに断言した。
サトシ
「じゃあ、なんでその後、旦那から連絡ないんでしょうね?」
「嘘だったら、嘘と連絡すればいいのに、それすらない・・・」
「どこかに思い当たる節があったんですかね?」
りえ
「そ、そんなはずない・・・・」
首を横に振った。
りえは奈落の底に突き落とされた気分だった。
サトシ
「僕は君のことなら、何でも知ってるんだ」
「何年もずっと、毎日あなたの家庭から出るゴミを隅々まで調べてるから」
「あなたの好む食べ物も、どんなメーカーの化粧品を使って、どんなブランドの服が好みで・・・」
「君の好きなテレビも・・好きな音楽も・・・」
「君の生理の周期も・・旦那との性交の回数も・・・・オナニーの回数も・・・」
「君が愛する旦那のことも・・・」
りえ
「そ、そんなはずない・・・・」
「そんなの絶対に嘘よ。」
ごみの中身はともかく、その他のプライベート部分まで、この男に分かるわけない・・・
サトシ
「去年、あのコンビニの景品でコンセント式のアロマソケットライトが当たって、それを自宅で使用しているんじゃない?」
確かに、景品で当たって使っていた。
あの時、レジの担当はこの男だったことも思い出した・・・
サトシ
「あれに盗聴器をしかけてあったんです。」
りえ
「ぅそ・・・。」
サトシ
「コンビニで全国一斉に開催していたスクラッチくじの景品企画期間に、この店舗オリジナルの景品があるようにあなただけに装ったんです。
そこで何を引いてもアアロマソケットライトが当たるようにしたんです。」
「もちろん、独自の企画なんてやっていませんでし、そんなことある訳がない。」
「でも僕にはそれが出来た。君のある法則を知っていたから。」
「君は、生理前の旦那さんの帰りが遅い日は、高確率で必ず夜遅い時間帯にお店に来きてましたよね?」
「そういう日は、なぜか、いつも先にトイレを借りて、なかなか出てこない。」
「そして、その日はいつも急に慌ただしく帰る・・・。なぜでしょうね?」
「だから、その時をずっと狙って君を騙したんです」
「そんな企画やってるの?とか考えない、余裕がない時を狙ってね」
りえは、言葉が見つからなかった・・・
サトシ
「君の部屋のゴミから、アロマの精油の瓶が結構出ていること多かったし、壊れたアロマディフューザーが入っていることもあった」
「君たちの会話からもアロマ好きということも分かっていた。」
「だから、アロマ好きの君なら絶対にライト付きのアロマソケットなら使ってくれると思ったから。」
「そして君は僕の予想通り、それを使ってくれた。」
「だから君の好きな音楽も、いつも見るテレビも、旦那との会話も、旦那との営みの回数も全部知ってるんだ」
「下ネタ苦手そうな可愛い君が、毎日オナニーしていることも・・・」
りえ
「・・・」
話を聞いているだけ、ゾッとして身の毛がよだつ。
そして、自分の血の気が引いていくのが分かった・・・
サトシ
「話が逸れたので戻します」
「僕は君を手に入れる為に、当然、君の旦那さんのこもいっぱい調べた」
「どこに勤めているか、普段どんな所に立ち寄り、どういう生活を送っているのか徹底的に調べ上げたんだ」
「何かやましいことを掴んだら、脅して別れさせようと思った」
「でも、優しい旦那さんはからは、何も出てこなかったよ」
「だから旦那さんを罠にはめた」
男はりえを手に入れる為に、
執拗なまでの情熱と多くの時間を費やしていた・・・
そしてコーヒーと読書好きな旦那が、
いつも仕事帰りに立ち寄るカフェがあることを突き止めていた。
男はいつも通っているりえ風の風俗嬢(R子)をいつも指名し、その子がコロナの影響ですごくお金に困っていて、この仕事を始めているを知った。
だからその子に短時間の高額バイトの話を持ちかけ金で釣った。
そして、保険をかける為に、身近な人にこの仕事がバレたくなければ言うことを聞くように脅していた。
そして、いつも仕事帰りに立ち寄る時間を狙って、
旦那が好みそうな本を持たせ、旦那の席の近くに座らせた。
わざと、本を落として拾わせたり、同じ著者の本を読んでいることを印象づけさせた。
カフェに居れば、会釈するぐらいの距離感と段階を踏ませた。
ある時、R子から声を掛けさせた。
同じ著者を好むことを理由に、今読んでいる本の解釈の見解を質問させ、距離を縮めさせた。
そのうち、おすすめの本を聞いたり、その本の解説や見解などを質問させいつの間にか、旦那が気持ちよく知識を披露する場になるように仕向けた。
お互い、カフェに居れば、本の話を一緒にするだけの関係性を構築させた。
もちろん、結婚指輪をつけさせ、会話の節々に結婚していることを認識させ
旦那の警戒心を少しずつ下げていった。
そこは焦らず丁寧に時間をかけ、そういう関係を構築させていた。
そして、ある日、りえの家の盗聴器から、
君と旦那との会話で近々、旦那の会社が取引先との接待飲みの席が
あることを知った。
そこで本格的なトラップを仕掛け計画を立て実行していた。
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僕がRM子には出した指示は
〇旦那が飲む店で1人で飲みに行き待機してなさい
〇旦那がトイレに立つ時、偶然を装い遭遇しなさい
その際は泣いている演技をしてください。
〇もしその時に「大丈夫聞かれたら」、「大丈夫気にしないで」と答えてトイレに入りなさい。
〇旦那の飲み会が終了後、様子を伺い、1人になった時に近づき、泣きながらR子夫にDVを受けている旨を告白しなさい。
自宅に帰ったら何されるか分からない、殺されるかもしれない。
明日朝の始発で実家の方へ逃げるから、それまでかくまって欲しいと懇願し何とかビジネスホテルに一緒に泊まりなさい。
〇ホテル着いたら、さらにお酒を飲ませ酔わせてベロベロにさせなさい。
お酒が強かったら、睡眠導入剤を少し入れて飲ませてください。
〇高額なバイト代とは別に、追加オプション
*ホテルで全裸で裸の2ショットを撮影できたら10万
*ゴムつきで挿入した写真を数枚撮影できたら30万
*生挿入、中だし。本番行為中の動画と中だしの証拠を撮影できたら60万
※上記は君の判断に任せるけど、どれを選んでも、記憶があまりない旦那が朝起きたら、セックスをしてしまったことが本人にはっきり分かるように仕掛けなさい。
細かい理由や説明は状況によってあなたにお任せします。
バイト代もいい額出してるし、一番いい仕事を期待しているよ。
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男はそんな指示を出し、それをR子が上手く実践したのだ。
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