~ 第2章 千寿菊 ~
第5話 罰
入学式から1ヶ月…。
5月になった通学路の桜並木はすっかり花を落として葉をつけ始め、初夏への準備を始めていた。
照星高校の昇降口横の花壇にはマリーゴールドの花が咲き、新入生達の高校生活を祝福するかのような黄金色の花を開かせていた。
ボールが床をつき、跳ねる音がこだまする中、新入生の挨拶から数日しか経過していないにもかかわらず、彩香はバスケ部のマネージャーとして様々な雑務をこなしていた。
練習開始前の準備には、部室の掃除、部員達が使用するビブスの用意、練習中に飲む麦茶の用意、選手の体調管理など、初めてのマネージャーの仕事をまだ慣れたとは言えないものの、彩香にとってはどれも取るに足らない仕事だった。
大きいウォーターサーバーに用意した麦茶を体育館の端を歩いて運ぶ。新入生が球拾いや、ボール拭きをする中、健人だけは上級生に混ざって試合形式の練習を始めていた。
(健人くん…がんばって…!)
彩香にとってひたむきにバスケットボールの練習に励む健人のためなら重いお茶を運ぶことなど何の苦でもなかった。
決して容姿端麗なだけではない、その真面目な仕事ぶりからバスケ部員達からの人気はうなぎのぼりに上がるばかりで、美人で真面目、明朗快活、純真無垢…。そんな彼女のことを恋愛対象にすることすらおこがましいとさえ思うほどに、部員達は彩香に尊敬の念を抱いていた。
佐野、飯塚、増田の3人を除いては…。
部活終了後、日が暮れた外はもうすっかり暗くなっていたが、健人を含めやる気のある新入生は上級生が帰った後も自主練習に励んでいた。そんな中、彩香は1人ですっかり人気ひとけの無くなった部室で洗濯を終えた大量のビブスを1つずつ物干し竿に干していた。
ガチャ…!
部室のドアが開く音に、洗濯物を畳みながら顔を向けると、彩香が最も嫌う部員の姿があった…。
佐野「よぉ彩香…学校休んでる間は心配したんだぜ?」
彩香は部活中も佐野とは極力顔を合わせないようにしていた。
彩香「何の…用ですか?」
佐野「おいおい、お前を心配してた彼氏にそんな冷たいこと言うもんじゃねぇだろ?…それよりお前…あの後生理は来たか?」
彩香「……何でそんなこと…。」
佐野「あ??…来たのかって聞いてんだよ!」
彩香「…!……はぃ…。」
佐野にギロリと睨まれると、怯えた彩香は弱々しく返事をする。すると佐野は一瞬安堵の表情を見せた後、ポケットに手を突っ込んで今度はニヤニヤと笑いながら彩香の身体をジロジロと凝視する。
彩香は佐野に対する怒りと恐怖から震えそうになるが、気丈に振る舞って唇を噛み締めた。
(誰がこんな男に……絶対に負けない…!)
どんなに弱みを握られようと、目の前のこの卑劣な男にだけは屈したくなかった。
佐野「まあいいわ!今日はオレの彼女としてやってもらわなきゃいけない事と、マネージャーとしてやってもらわないといけない事、まずはその2つをきちんと教えてやらねーといけねーと思ってなぁ…!」
彩香「…あ、あなたは…あたしが…バスケ部のマネージャーになること…知ってたの…?」
佐野は急に顔を強張らせ怒り出す。
佐野「うるせぇ!そんなことはどうでもいいんだよ!始めるぞ!」
彩香「きゃっ…!!」
佐野に体操着の首元を掴まれると、彩香は部室の奥の方へと押しやられた。
照星高校はバスケットボールに力を入れているためバスケ部には特別に大きなプレハブの部室を与えられ、広さは他の部活動の部室に比べて二倍程あった。佐野はその部室の一番奥にある、部員達が使うロッカーの裏の通路まで、彩香の手を強引に引いて連れて行くと、そこに置いてあったパイプ椅子を広げて大股開きで座った。
佐野「おい…何つっ立てんだ?早くオレの前に正座しろ!」
彩香は歯をくいしばりながら佐野が座るパイプ椅子の前に正座した。
佐野「さっさとしろ!これが欲しいんだろ?これが!」
佐野が指を差した股間部分に目を向けると、バスケットパンツがテントを張るように盛り上がっていた。
彩香は思わず目をそらし、佐野が求めていることを瞬時に理解したが、頭でわかっていても身体が拒絶してなかなか動くことが出来なかった。
彩香「…こんなところで……出来ません…!」
佐野「ほぉ!じゃあ何処でやりてぇんだ?体育館のギャラリーにでも行ってオレたちがセックスしてるのを見せてやるか!?」
彩香「!!」
体育館にはまだ健人を含め数人の部員がいる。だが、この男ならそんなことに構わず本当にやりかねない…。でも…部室でこんなことをしていることを部員の誰かに見られたら…。
様々な不安が頭によぎるが、どの道この男がこのまま自分に何もしないで帰るわけもない。
佐野「へへ…お前に選択肢なんか無いんだよ!素直に何をしたいのか…ちゃんと彼氏に言ってみな!」
結局、彩香は渋々従うしかなく、佐野の求める通りの言葉を言わされる。
彩香「…さ…佐野さんの………。」
佐野「あ?…佐野さんの何だ?」
彩香「佐野…さんの……チ、チンチン…を…舐めさせて下さい…。」
佐野「え?チンコ!?…そうか!久々に会ったしな!お前はそんなにオレのチンコ舐めたかったのか!なら自分でズボンとパンツ下ろして始めろ!そしたら舐めさせてやるわ!」
彩香「……え?……」
佐野「え?じゃねぇだろ!お前から舐めたいって言ったんだろ!?お前がオレのズボンを下ろして舐めるんだよ!」
彩香「は、はい…!…失礼…します…。」
男のズボンを下げてやったことなど当然あるわけもない彩香だが、少しでももたついた様子を見れば、佐野は明らかにイライラしながら右足を小刻みに揺らして貧乏ゆすりを始めている。
彩香は意を決して、不自然な形に膨らむ股間部分を見ないよう下を向きながら佐野の汗ばんだバスケットパンツに手をかけると、ゆっくりと下げようとする。
佐野「もたもたすんな!パンツも一緒に下ろしてさっさとやるんだよ!誰か来てもしらねぇぞ!」
彩香「は…はい…!」
佐野に強く怒鳴られ、彩香は佐野のズボンとパンツを一緒に掴むと、ゆっくりとずり下げた。
ビンッ!!
彩香「……っ!!…やっ……!」
突然目の前に飛び出すように現れた男性器に驚き、見たくもないのに一瞬目を向けてしまった。ズボンを太もものあたりまで下げたところで跳ねるように飛び出した赤黒い肉棒…見慣れることのないその気持ち悪い物体から彩香は慌てて目を逸らした。
佐野「ククク…今さら何目ェ逸らしてんだ?お前の処女をもらってやったチンコだぞ?感謝を込めてちゃんと見な!…そのうちこれがどんどん欲しくてたまらなくなるぜ!」
(そんなこと…あるわけない!!)
彩香は恫喝に怯えるように佐野のバスケットパンツをバスケットシューズを履いた足首の部分まで下ろすと、目を背けながら股間にゆっくりと手を伸ばし、恐る恐るしなやかな指を肉棒に絡ませる。
佐野「何やってんだ!早くやれ!」
一日の汗臭や尿臭を容赦なく漂わせるビクビクと痙攣する男性器…彩香にとって顔を背けたくなるほどの異臭だった。
そんな赤黒い肉棒に絡みつく、白い、細くも柔らかい天使のような指先…神への冒涜のような行為に佐野の肉棒はさらに固さを増す。
(どうしてあたしが…こんなことをしないといけないの…?)
彩香は自分自身の不幸を呪いながら、髪の毛すらその物体に触れたくないという気持ちからセミロングの髪を耳にかけた。
佐野「お!?…ハハハハ!!お前、嫌とか言いながら本当はフェラする気満々じゃねぇか!」
(そんなわけない…!!)
まるでこの行為を自分が望んでいるかのように耳に髪をかける仕草をバカにする佐野に、彩香は本当は激しく否定をしたかった。
しかし、一歩間違えば今にも手を出してきそうな雰囲気の佐野への恐怖から、得体の知れない汁を垂れ流す肉棒の先端に恐る恐る舌を伸ばした。
…ぴと…っ………。
熱く硬い、それでいて少し弾力のある肉棒の先端の感触が舌に触れた瞬間、彩香は強い吐き気を催した。だが、なんとか舌を動かして先端をペロリとひと舐めすると、突きつけられた肉棒の先端と彩香の舌先を繋ぐように透明の糸がひく。それは絡みついた一本の蜘蛛の糸のように、まるで彩香を離すまいとしている様だった。
佐野「もたもたしてねぇでさっさとやれって言ってんだろ!」
彩香「…はい……。」
佐野「こっちは1週間も待たされてたっぷり溜まってんだからなぁ…!まず手始めに袋と竿の裏側から舐めな!」
本心では待ちわびていた彩香の口淫に佐野はニヤつきながら、肉棒よりもさらに下の股間の暗がりを指差して催促している。
こんなことをしていることを万が一でも誰かに見られるわけにはいかない…。
彩香は屈辱に耐えながらも抵抗することを諦め、急かされるままに椅子に座る佐野の股間に顔を近づけた。
(う……なにこの臭い…っ…もう……いやっ…!)
顔を近づけるにつれ蒸れるような汗臭さが鼻につく。無造作に伸びるちぢれた陰毛が顔に触れる度に彩香の嫌悪感は増し続けるが、なんとか舌先を伸ばしてざらつくような陰嚢、そして裏筋と指差された場所に舌で刺激することを始めた…。
彩香がどれだけ嫌だと思っても、佐野にそんな気持ちが届くわけない。もし仮に届いたとしてもこの男が辞めさせるつもりなどあるわけがなかった。
佐野「よーし、そのまましゃぶれ!お前はこんなにチンコをしゃぶってどうしたいんだ?何が飲みたい!?ちゃんと言ってみろ!」
彩香は投げかけられた質問に考えうる最悪の答えを導き出すが、一刻も早く佐野とのこの行為を終わらせ、解放されるには大人しく従うしかない。
彩香「佐野さんの…を……下さい。」
佐野「聞こえねえよ!ナメてんのか!?…何を飲みたいかって聞いてんだよ!それとも今日もマンコに突っ込まれて中に出されてぇか!?」
彩香「せ、せい…えき…!…佐野さんの…精液が…飲みたいです…。」
佐野「よしよし。お前はやっぱり精液が大好きなんだな!なら咥えな!強く吸って、音を立ててしゃぶれ!そうすればたっぷり飲ませてやるからな?」
佐野は脅しに屈して従う彩香に満足したのか、まるで「よく言えました」と褒めるように馴れ馴れしく彩香の頭を撫でてくる。
(触らないでよ!!)
彩香は髪の毛を触る佐野の手の感触にすら嫌悪感でいっぱいだったが、目をギュッと閉じて目の前の肉棒を大きく口を開けて咥える。口の中に充満するむせ返りそうな強い生臭さとアンモニア臭に耐え、佐野の言う通り口の中で先端を強く吸い込むようにしながらゆっくりと自らの顔を上下させてみた。
ジュポッ…ジュッ…ジュルルッ…!
口と佐野のペニスから出る卑猥な音が立ち並ぶロッカーに反響する。その音を立てているのは彩香自身だが、聞くに耐えないその音に耳を塞ぎたくなった。
佐野「…しっかし…お前も災難だよなぁ!お前がもしオレを訴えたりしたらどうなる?オレとお前のこんな関係がバレれば、うちのバスケ部は大会出場停止になるかもしれねぇ。そうなればお前の好きな健人くんもどうなっちまうかなぁ…?」
彩香「…!!」
(この男……最低……!)
佐野「へっ!まあ大人しく彼氏のオレの言うこと聞いてりゃ、そんなことにはならねぇから安心しな!」
健人を人質に取られた形になってしまった彩香は、この男の卑劣なやり方にどんなに怒りが込み上げてきても、目の前の肉棒を咥えながら大人しく言うことを聞くほかなかった。
だが、しばらくするとあからさまに不機嫌を主張するように佐野の右膝が貧乏ゆすりを始めた。
佐野「おいおい、オレのが舐めたくてしょうがなかったんだろ!?ならもっと愛情こめてしゃぶれや!早くヌかねぇと今こうしてる間にも田島が部室に来ちまうかもしれねぇぞ!まぁオレは別に誰かに見られてもいいんだけどよぉ!」
部室の窓はカーテンが閉められ、個人のロッカーや部活動の用具が所狭しと並んでいるため、部屋の奥にいる佐野と彩香の姿は入り口のドアを開けても視認は出来ない。しかし、それでも彩香は気が気ではなかった。万が一誰かに見られたら、部活動はもちろん、学校に来ることさえ出来なくなってしまう…そして、もし健人にこんな姿を見られるくらいなら、死んだ方がマシだとさえ思った。
一方の佐野も内心では誰かが来る前に精を放出したいという焦りがあった。佐野の焦りは彩香をさらに焦らせ、不本意にも佐野に対する奉仕は激しさを増して肉棒への刺激は強まる。だが、未だ彩香のぎこちないフェラチオに佐野はいかにも不満の表情を浮かべている。
佐野「ちっ…こんなんじゃ全然イケねぇぞ…。一旦やめろ!…仕方ねぇな…またオレがアドバイスしてやるから、よ~く聞いて頑張れよ!?」
彩香「………。」
佐野「ありがとうございます、フェラを教えて下さい、だろうが!」
彩香「…す、すいません…!ありがとう…ございます!…ふぇ…フェラ…を…教えて下さい…。」
佐野「ちっ!感謝しろよ!…じゃあまずは裏筋からだ…!前にも教えただろ!ここを舐めろ!」
佐野は罵倒するように言いながら戸惑う彩香に教えるように裏筋を指でさした。
彩香がなんとか早く射精させようと励んでいるのをいいことに、前回に引き続き、自分好みのフェラチオを仕込んでいく…。
陰茎の根元から裏筋にかけてゆっくりと舐め上げ舌の腹を見せるように這わせることや、カリ首の溝の部分を舌先を使って丁寧に刺激すること、横笛を吹くように顔を動かしながら陰茎の側面を唇と舌で愛撫すること、槌の内側の粘膜で包み込むように亀頭を咥えながら唇を強く閉じて肉棒をしごくことや、尿の排泄口でもある鈴口を拡げるように舌を突き入れて尿道の内部まで舐めて刺激することなど、己の男性器を見せつけては各部分の名称を教え、さらに細かい注文をしては彩香に確実に実践させていった。
佐野「そうだ!手でしごきながら、吸い上げろ!…よし、次は亀頭をアイスを舐めるように舐めろ!オレの顔を見上げながら、舌を大きく出しながらやれ!」
彩香「ふぁ……ふぁい…。」
(なんで…こんなことを…しなきゃいけないの…?)
男性器については、父親と入浴した時や保育園の頃にクラスの男の子が小便器に用をたしていた時に少し見たことがあるくらいで、同じ年頃の男の性器、ましてや、はち切れんばかりに勃起をした男性器を見る機会など生まれてから今まで一度もなかった。
そんな彩香にとってこんな不潔なものを舐めさせたいこの男の心理が全く理解出来なかったが、言われた通りに咥えていた肉棒から一旦口を離すと、佐野の顔を見ながら肉棒を掴んで上下にしごき、亀頭をペロペロと舐めてやる。少しずつではあるが、最初に先端に舌を伸ばした時と比べれば幾分大胆に舌を動かしていた。
佐野「く…そうだ…やりゃあ出来るじゃねぇか…!」
誰もが羨む美人マネージャーの彩香が自分のペニスをペロペロと舌を出して舐め、今にも屈辱に泣き出しそうな、切ない表情を浮かべながら上目遣いで見つめてくる…。
そんな背徳的でありながらも誰もが羨む夢のような光景に、佐野の射精欲は一気に高まった。
佐野「もうすぐ…出してやるぞ…!舌の上に亀頭を乗せて、裏筋を左右に舐めながらしごけ!」
彩香は教えられたことを思い出しながら舌を出し、言われた通りに実践するが、佐野のもうすぐ出すという一言に、無意識に顔をしかめて目を閉じてしまう。
佐野「なんだその顔…目を開けて、ちゃんと嬉しそうにオレを見つめろ!!」
いつあのおぞましい液体が飛び出してくるかもわからないとてつもない嫌悪感と戦いながら彩香は目を開くと、自らの舌の上に亀頭を乗せ、亀頭の裏にある魚のエラのような裏筋部分を舌を左右に動かして刺激しながら、ぎこちない手使いで肉棒をしごく。
嫌で嫌で仕方ないことを無理矢理させられているにも関わらず、優秀な彩香は生真面目にも佐野の言葉を一言一句聞き流すことなく、佐野の望み通りに性器を刺激していた。
佐野「ぐぉぉ…!そのままオレを見つめろ!もっと口開けろ!…もっと大きくだ!思いっきり舌を前に出せ!」
彩香に最大限に大きく口を開けて舌を出すことを強要しながら限界を迎えそうになった佐野は、はやる気持ちでパイプ椅子から立ち上がると、彩香の髪を掴んでさらに顔を上げさせて真上を向かせ、しごかせていた肉棒を奪うようにして自らの手で激しくしごいた!
舌の上で彩香自身の唾液にまみれたペニスがニチャニチャと音を立てて素早くしごかれると、段々と硬さを増していく…!
佐野「くぉぉ…彩香ぁ…イクぞぉ…!」
舌の上の肉棒が一層膨らむように硬さを増した次の瞬間…熱い液体が彩香の舌の上にわずかに飛び出したかと思うと、更に液体は勢いを増して喉へと次々に飛び込んで来た!
ビュッ!ビュルッ…ビュッ…ビュル…!
彩香「……!!…ん…ぐっ…!」
次々と舌の上に乗せられる熱い液体の痺れるような感触とその独特の生臭い匂いに、鳥肌が立つようなおぞましさを感じながらも、佐野に髪を掴まれている彩香はそのまま目をぎゅっと閉じて耐えるしかなかった。
脈動とともに吐き出される白濁とした液体が太い糸のように、一筋また一筋と飛び出し、彩香の舌の上を汚していくのを見ながら、佐野は満足気にため息をついた。
佐野「ふぅ……。」
佐野は精液を絞り出すようにペニスを根元からしごいて、鈴口から球のように滲み出た最後の一滴まで、まるで彩香の下唇で拭うように肉棒の先端を擦り付けると、満足したようにため息を漏らした。
佐野「おい!目を開けろ!口もそのままだ!絶対こぼすんじゃねぇぞ!」
彩香が目を開けた瞬間、佐野はポケットから素早く取り出していたスマホで彩香を撮影する!
(いやっ!!)
彩香は慌てて目を閉じカメラから顔をそらしたが、すでに撮影を終わらせ、佐野は気味の悪い笑顔を浮かべた。
佐野「自分の口の中見てみろ!へへ…こんなにいっぱい出たぞ?」
佐野は一瞬で撮影した画像を見せびらかすように彩香に見せると、大きく開いた口内に精液を溜める自分自身の姿がカメラ目線で映っていた!
彩香「う!……おぇっ…!げほっ…ぅぇぇ…!」
彩香が初めて見た精液という液体…。紛れもなく今も目の前にあるこの男の性器から飛び出した体液、白濁とした汚い痰のような見た目のその液体は、彩香にとって尿や便のような排泄物と変わらず、それを口に溜めているのとなんら変わらない感覚だった。その大量の汚液が自分の口内に溢れんばかりに溜まっている画像を見せられた瞬間、反射的に激しく嗚咽おえつしてしまった彩香は、思わず口の中の液体を全てコンクリートの地面に吐き出してしまった。
佐野「おい!!てめぇ…何やってんだ!!」
バシィン!!
彩香「きゃああ!!」
佐野は彩香が精液を吐き出したことに激昂げきこうし、彩香の頬を思い切り叩いた!叩かれた彩香はその勢いで倒れ込んだが、佐野は彩香が倒れた後も髪を掴んで頭を叩き続けた!
キレたら女であろうと容赦なく殴る…それがこの佐野という男だった。
佐野「こぼすなっつったろうが!それを何吐き出してんだ!?てめぇはよォ!!」
彩香「きゃああ!!すいません…!すいませんでした!」
佐野「ハァ…ハァ…次やったら…マジでブッ殺すぞ!!」
彩香「すいません…すいません…!」
彩香が恐怖に何度も土下座をするように謝ると、佐野は次第に平静を取り戻す。
佐野「…あー…クソが…!…マジでキレたわ…!……罰として今日はもう一つ!オレがバスケ部のマネージャーの仕事を厳しく教えてやるわ!」
佐野は自分のロッカーから新しいパンツとズボンを出して履くと、先ほど彩香に舐めさせる前に脱いだボクサーパンツを彩香の前に放り投げた。
佐野「このパンツを今すぐ綺麗に洗濯しろ!」
彩香「は…はい…。」
彩香は急いでパンツを持ち洗濯の用意をしようと立ち上がる。
佐野「はぁ?…何やってんだよ!洗濯機なんか使うんじゃねぇ!お前が洗濯しろって言ってんだよ!」
言っている意味がわからず戸惑っている彩香に、すぐに佐野は指示を出す。
佐野「そこに正座しろ!お前のその口で今すぐに洗濯しろって言ってんだよ!!お前が洗ってちゃんと綺麗になるまで、オレがここで見ててやる!」
再びパイプ椅子に座った佐野は自分の前に彩香を正座させると、一旦パンツを取り上げ、裏返しにして再び彩香に持たせた。
佐野「一番汚れるのは当然、チンコとケツの穴のところだから、そこを重点的な!」
彩香「…………?」
(まさか……舐めろって言うの…?)
佐野の言っている意味を、彩香は徐々に理解する。
パンツを舐めて洗う…彩香の人間としての尊厳すら無視したあまりに残酷な命令だった。
彩香はあまりの屈辱から自然に涙が溢れ始めるが、そんなことで許すこの男ではなかった。
佐野「早く洗え!そのパンツ、持って帰るんだからよ!」
恐怖に怯え涙を流したままの彩香は、佐野の身勝手な注文に急かされるようにして佐野の股間が当たる場所に舌を伸ばす。
(やだぁ…やだよぉ……!)
彩香は涙でぼやける目を閉じ、さらに舌を伸ばしながらパンツを持つ手をゆっくりと口に近づけると、ザラリとした感触を感じた。
ザラ…ッ…。
その繊維の感触が佐野のパンツに口を付けてしまったことを彩香に自覚させる。
佐野「ははっ!マジで口で洗ってやがる!優秀なマネージャーってのはやっぱり違えよなぁ!」
佐野は大笑いしながら彩香をバカにしつつも、しっかりと「洗濯」を始めさせる。
佐野「まずはよーくツバつけて濡らしたら、歯で削るように汚れを浮かせろ!浮いた汚れは全部吸い取ってちゃんと飲み込まないと取れねーぞ!」
彩香はこの男に出会ってしまったことを心底後悔した。
照星高校…健人を追いかけて来たこの名門高校で、こんなことをやらされることになってしまうとは当然、思ってもみなかった。
レロッ……カリカリ…ズズ…ピチャッ…カリ…ズッ…。
彩香「ぅぅ……こくっ……ぅ…!」
口の中の水分がパンツの繊維に奪われることで舌がピリピリと痛むのを耐えながら、口に溜めた唾液で佐野の性器や肛門に当たる部分を十分に濡らすと、佐野の局部が触れていたであろう生地の部分をカリカリと音を立て前歯で軽く削るように擦った。
そして染み込ませた唾液と共に染みついた汚れをチュウチュウと吸い出す…。全て佐野の指示通り、一連の行為を行った。
染み込んでいるのは酸っぱいような独特の匂いを放つ佐野の一日分の汗はもちろん、男性器から出た残尿や先走り汁…。それらの染み込んだ汚濁は、繊維ごと彩香の唾液によって溶かされ、混ざりあい、そして再び彩香の口内へと戻り、嚥下されていく。
(うぅっ……臭い……しょっぱい…!)
その様々な汚れを彩香の舌は味覚で感じ取り、脳に余すことなく伝える。彩香の脳は舌から送られてきたその味から、排泄物や汚物であることを察知し、吐き出そうと拒否反応を起こす。だが、そんな拒否反応に抗う本能すら無視して彩香は汚れを体内に流し込むしかなかった…。
パンツを舐めて唾液で濡らし、前歯で生地を削るように擦こすっては、こそぎ落とした汚れを吸い出す…。
それを何度も繰り返し行い、自分が1日履いていたパンツを「洗濯」をする彩香の姿を、佐野は腕を組みながら観察する。
やがて佐野は黒いボクサーパンツに彩香の唾液が相当量染み込み、股間の中央部…性器と肛門が触れる部分には地図を描いたように1つのひょうたん型の大きなシミが出来ていた。
佐野はそれを確認すると、満足気に彩香からパンツを奪った。
彩香「う…げほっ…けほっ…!」
佐野「よーし、まぁいいだろ。他にもマネージャーの仕事があったらまた頼むからな!また明日からよろしくな!「優秀」なマネージャーさんよ!」
佐野はわざと怒りを煽るような口調で言い放つと、咳き込む彩香をそのままにして帰っていった。
部室に一人残された彩香は自問自答していた。
(…あたしは…どうすればいいの…?)
彩香が描いていた明るい高校生活…健人とともに夢を追いかける明るい未来は、蜃気楼の様に、届くことのない幻となって消えていく…。
涙を流す彩香だが、皮肉にもバスケ部のマネージャーとして、まずは部室の床に吐き出した佐野の精液の掃除を、すぐに始めるしかなかった…。
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