第2話 破瓜
健人と一緒に帰ったその日、彩香は興奮して眠れなかった。
(また一緒に帰ろうな!)
健人が言ったその言葉が頭の中を何度も駆け巡るようにリピート再生され、振り向きざまに見えた健人の笑顔を思い出すたびに胸がキュンと締め付けられるように熱くなるのを感じた。
彩香は高校入学と同時に親に購入してもらったスマートフォンで、高校こそ違ってしまったものの中学以来の大親友である倉田陽子に慌てて連絡していた…。
陽子「それ絶対、健人くんも彩香のこと好きだって!」
彩香「えー!そうなのかな?…健人くん優しいからそう言ってくれただけだと思うけど…。」
陽子はポニーテールにメガネをかけた女の子で、彩香と同じテニス部に所属していた。一見つかみ所のない大人しい性格の彼女だが、負けん気は人一倍強く、彩香と同じく努力でテニス部のレギュラーを勝ち取った陽子は、引退するまで彩香とダブルスのペアを組んでいた。2人が大親友なのはそれだけではなく、彩香が健人に想いを寄せ続けていることを知っている唯一の存在であり、彩香は健人と何かあれば、その都度いつも陽子に相談しては話を聞いてもらっていた。
陽子「もっと自信持ちなよ!バスケにしか興味ないあの健人くんが彩香を誘ったんだよ!?…マネージャーって話も本当は絶対喜んでるって!」
彩香「そうなのかなぁ…??」
陽子「当たり前でしょ!…まあとにかく自信もって頑張ってよね。次は付き合ったって連絡、待ってるからね!」
彩香「ちょ、ちょっとやめてよ!…でも…うん。頑張ってみる。ありがとう!」
親友との会話の中で彩香は健人への想いをさらに強めていった。
数日後…。
学校の部活動が始まり、新入生は部活動を見学し、早い生徒はもう仮入部を始めていた。
真希「ねーねー!彩香はどこに入部するの?やっぱりテニス部?」
彩香「うーん、テニスも続けたいけど…実はバスケ部のマネージャーになろうか迷ってるんだ。」
真希「え?彩香がバスケ部??マネ!?まさか…好きな人!?」
彩香「え?…な、内緒!」
真希「えーいいじゃん!教えてよー!」
彩香「ダメ!内緒!…真希はどうするの?」
真希「あたしは中学からそのままバスケ続けるよ!」
彩香「そうなんだ!頑張ってね!」
真希と部活についての話をしたこの日、彩香はバスケ部の見学に行くことを決めた。
この日の放課後…彩香はバスケ部の見学に体育館に訪れていた。
彩香は女子1人で入部検討中の男子生徒達に混じってバスケ部の練習を見学した。彩香自身は気づいていなかったが、2年、3年のバスケ部員やバスケ部に入部希望の新入生は皆、彩香に熱い視線を送っていた。まさかあの噂の美少女である杉崎彩香がバスケ部のマネージャーになってくれるのかと期待せずにはいられなかったのだ。
だが彩香の瞳はただ一点、推薦入学のためにバスケ部に入部することが決定していた健人を見つめていた。健人はすでに先輩達に混じって練習を始めており、上級生の激しいディフェンスを掻い潜り見事にシュートを決める。2年、3年の生徒も、入学したばかりとは思えない健人のプレーに称賛を送った。
(やっぱカッコいいな…。健人くん…。)
ひたむきに部活に励む健人の姿を見たことで、彩香は迷いなくバスケ部のマネージャーになることを心に決め、その日のうちに顧問に入部届を提出した。
4月中旬から早速本入部になることを顧問に説明された後、彩香は兜かぶとの緒を締めるような気持ちで手続きを終えると、帰り支度を済ませて昇降口に向かった。
これからバスケ部のマネージャーとして頑張って行こう。改めて固く決意して、下駄箱からローファーを出すと、同時に一枚の手紙が地面にひらひらと舞い落ちた。
(なんだろ…これ…。)
彩香はその場で手紙を開く。
「田島健人に近づくな。」
手紙にはその一言が書いてあった。
誰からの手紙かは分からないが、彩香はその手紙を拾うと、スクールバッグに入れて帰宅した。
(あたしは…健人くんが好き。…こんな嫌がらせになんか…負けない…!)
自分の心にそう言い聞かせ、彩香はまだ見ぬ恋敵と戦うことを強く決心した。
それから彩香は放課後はすぐには帰らずに、バスケ部のことを少しでも知ること、そして、健人の姿を少しでも見ようと、毎日部活の見学をした。
だがそんな日が続いたある日…学校に登校した彩香が上履きが履き替えようと下駄箱に手を伸ばすと、茶封筒が上履きの上に乗せられていることに気づいた。
(え?…今度は何…?)
彩香は周りに誰もいないことを確認しその茶封筒を確認した。
「杉崎彩香様」とだけ書かれた茶封筒の封を指で破り、その場で中身を確認すると、また手紙が1枚入っていた。
「この前の手紙、本当に読みましたか?話があります。今日の放課後、プール裏に来てください。」
手紙にはそう書かれていたが、差出人の名前などはやはり書かれていなかった。匿名の手紙を使う陰険なやり方に、彩香の中に怒りが沸々と込み上げる。
こんなものを相手にする必要はない。
そう思った矢先、彩香は封筒の中にもう一枚何かが入っていることに気がついた。
それを封筒から取り出し確認した瞬間、彩香の顔はみるみる青ざめた。
それは一枚のポラロイド写真だった。
和式便器で用を足した後だろうか…ワイシャツを着たままスカートを下ろして両脚をガニ股に開き、局部をトイレットペーパーで拭いている女子生徒の姿が、右斜め下からのアングルから撮影されていた。そしてその写っている女子生徒の顔や身体はもちろん、上履きの先から頭の天辺まで全て一枚の写真に収まっており、それは紛れもなく、彩香自身の姿であることが一目瞭然だった。
彩香はめまいのような感覚に襲われながらも、慌てて写真を隠すように封筒に入れ直しスクールバッグに入れると、その場から逃げるように教室に向かった。
その日は授業中も気が動転し、教師の話など全く耳に入ってこなかった。
(誰がこんな写真を!?…いつ撮られたの…??…誰かに相談しよう…ううん!相談なんて…出来るわけない!こんな写真、誰にも見せられない…。見られたくない…!!写真を見せずに相談するのは?…でもこんな話、どうやって説明すればいいの??…話しても…先生達だってすぐに取り合ってくれるかもわからない…。)
いろんな考えが頭の中をぐるぐると回るが、結局、彩香は誰にも相談出来ずに放課後を迎える。
彩香は仕方なくこの日の部活の見学を諦め、手紙に書いてあった場所…プール裏に1人、重い足取りで向かっていた。もちろん恐怖もあったが、誰が一体何のためにこんなことをするのかという疑問、こんな卑劣なやり方には絶対屈してはいけない、というような負けず嫌いな気持ちが、不思議な使命感となって生真面目な彩香の背中を後押ししていた。
彩香がプール裏に到着すると、間もなくそこにある小さな小屋の陰から一人の男子生徒が現れ、ゆっくりと彩香に向かって歩いてきた。
(え?……男の人…?)
彩香はまず、その場に待っていたのが女子生徒では無かったことに驚いた。
彩香はこの男子生徒を見覚えがあり、おそらく同学年であることは分かったが名前は思い出せなかった。身長は170センチ後半だろうか、健人に負けるとも劣らず高く、腰まで下げたズボンのポケットに手を入れ、ワックスで尖るように立ち上がった前髪の下、切れ長の一重瞼の目で彩香を睨みつける。その見た目から、およそ素行そこうがいい生徒とは思えない。少なくとも、彩香の今までの人生では縁のないタイプの人間で、ずっと想いを寄せる健人になど、比べるまでも無く遠く及ばない男だと思った。
?「杉崎彩香?…マジで来るとは思わなかったよ。」
彩香「あの…写真、返してください!なんで…こんなことするんですか…!?」
?「その前に…手紙本当に読んだのかよ。田島のこと、諦めろ。」
彩香「なんで…あなたにそんなこと言われないといけないんですか?目的は何なんですか…!?」
?「うるせぇなぁ。諦めるのかって聞いてんだよ。」
彩香「そんなの……無理……。」
?「へっ…そうかぁ…。お前、後悔すんなよ?」
彩香「………え!?」
「後悔するな」彩香はその言葉の意味がよくわからず考えた瞬間、後ろに近づく気配を感じ素早く振り向いた。
だがその時にはもう遅かった!
何者かに羽交い締めにされると、先ほどの男が前から近づいてきて素早く彩香の脚を持つ!
彩香「きゃっ!!…んんぅぅぅ!!」
彩香は咄嗟に叫び声をあげようとするが後ろから口を塞がれてしまいくぐもった声にしかならない。
「おい!早く入れるぞ!ドア開けろ!」
数人の男達によってスレンダーな彩香の身体が簡単に持ち上げられると、素早く小屋まで運ばれた後、小屋の奥へと押し込められてしまった!
その小屋は普段、水泳部がビート板やプールの洗浄に使う薬剤などをしまっておく為に使用する倉庫だが、今は4月…当然プール開きもしておらず、水泳部は近くの市営の屋内プールを借用して練習していた。そのため、この時期は全くの無人で、この場所に人が近づくことはない…。
男子生徒の一人が素早く靴を脱ぎ、靴下まで脱ぐと、そのまま丸めて彩香の口に詰め込む!
彩香「んぶぅ!むうぅぅ…!!」
「早く黙らせろ!」
(いやあああ!やだ!やだぁっ!)
ジタバタと手足を動かし悲鳴をあげるが、どんなに抵抗しようと、男数人に抱えられた状態では、全くの無意味だった。それどころか無理矢理口に突っ込まれた男の汚らしい靴下に水分を奪われ、まともに呼吸すら出来ない彩香の抵抗は徐々に弱まっていく。
それを機に1人の男は倉庫の鍵を内側からかけに行き、別の男はさらに彩香の口を塞ぐため、口元から後頭部にかけてタオルを一周回しきつく結んだ。靴下と強く巻かれたタオルによって、彩香の声は完全に失われてしまった。
彩香の身体は倉庫の奥の足元に敷かれていた青い水切りマットの上に乱暴に降ろされた。
とんでもない状況…彩香は朦朧とする意識の中なんとか目を開いて状況を確認した。
薄暗い倉庫の中、4人の男たちが彩香を取り囲むように立っているのが見えた。彩香を呼び出した男以外は全く知らない男達だが、上級生だろうか、皆背が高くガタイがいい。
恐怖で足がすくみそうになる中、彩香は力を振り絞って立ち上がりすかさず逃げようとする…が、すぐに男たちに掴まれ押し倒されてしまう。
「おい!逃げんなよ!!」
「こんな状況なんだから諦めろや!」
彩香の鬼気迫る顔とは裏腹に、薄ら笑いを浮かべた男たちの言葉が飛び交うと、1人が彩香の後ろに回り込み、再び羽交い締めにして拘束する。4人の中で最も屈強に見えるこの男に羽交い締めにされた彩香は両手が全く動かず、抵抗することさえ出来なくなってしまった。
?「逃げられないようにさっさとひん剥くぞ!」
リーダーなのだろうか、彩香を呼び出した目つきの悪い男がセーラー服のサイドファスナーを上げると、他の男たちと協力して上に捲り上げて脱がし、その後すぐにリーダーと思われる男が彩香のシャツに手をかけると、愉しむようにシャツを下からたくし上げていく…!
「ヘソが見えたぞ~?」
4人の男たちはふざけながらも手馴れた様子で彩香を拘束したまま服を脱がしていく。
(やだっ!やだぁっ!やめてよぉぉ!)
彩香の悲痛な思いも虚むなしく、やがてシャツの両側を持って一気に首元まで上げられると、彩香の純白のブラジャーと白い肌が晒されてしまう。
彩香「んんんンン!!!!」
(いやぁぁぁぁ!!見ないでぇ!!)
?「なんだぁ、身長の割に胸小せえなあ!隠すだけ無駄だぞこんなもん!」
男に言われた通り、中学3年生で初潮が来た彩香は、周りの友人達と比べて少し小さいと感じるBカップの胸にコンプレックスを抱いていた。だが、そんなコンプレックスなど知る由もない男は、彩香の背中に手を回し強引にブラジャーを外す。
彩香がまだ誰にも見せたことのない、膨らみ始めたばかりの乳房は、あっけなく4人の男たちに晒され、8つの瞳に凝視ぎょうしされてしまう!
彩香「うう…ンンーーー!!!」
(いやだぁ!…やめて!!もう!やめてよぉぉ…!)
くぐもった声とともに、彩香は男たちの前で顔をぐしゃぐしゃにして涙を流す。しかし彼らにとってそんな泣き叫ぶ姿は興奮材料の一つでしかなかった。
そんな中、後ろから突然、眩しいフラッシュがたかれる!
彩香は光の方向に目をやると、男の1人がカメラを向けていた。男はフラッシュをたきながら徐々に彩香の前側に回り、晒された乳房を彩香のぐしゃぐしゃに泣く顔と共に容赦なく撮影していく。
(やだ!写真なんて!撮らないでぇ!!)
そう思った矢先、他の2人も彩香を囲むように近づき乱雑に胸を触りはじめる!
?「うぉっ柔らけえ!!めちゃくちゃ柔らかいぞこれ!小せぇけど綺麗な形の胸してんじゃねーか!」
?「ちゃんとブラ着けられるようにオレたちがおっぱいデカくしてやるよ!」
?「乳首はさすがにピンクだな!ほれほれ!」
彩香「フッ!…グッ!!フゥゥ…フゥゥ!」
男達はわざと彩香を侮辱するように卑猥な言葉を飛ばしながら思い思いに胸を揉み、乳首を指で弾いて遊び始める男もいた。カメラのフラッシュが光る中、わずかな視界さえ男たちの体に遮られ、彩香は息継ぎもうまく出来ずパニック状態になっていた。
やがて2人の男が離れると、彩香を呼び出した男は乳房を強引に揉みしだきながら、容赦なく無垢なピンク色の乳首にしゃぶりつく!
(痛っ!…やめてェェ!!気持ち悪いっ!!)
突如感じたことのない感覚に彩香は鳥肌を立てた。身体を汚されるような不快感と共に、強引に吸い付かれ、乳首にはちぎられてしまうかと思う程の激痛が走る!
次の瞬間、後ろにいた男達が彩香の両腕を持ち上げるとマットの後ろにあった用具棚の柱に引っ掛けるようにして手錠をかけた。
?「こいつ感じてもう乳首勃ってきてんぞ!!」
彩香「んゥゥ!!…フゥゥ!…フゥゥ!」
彩香の両腕は万歳するかのように上げたまま固定されてしまい、完全に自由を奪われてしまった。
次第に彩香の荒げた呼吸音さえ弱まったことで、もはや抵抗する気力さえ無くなってきたことを確認し、手錠をかけた男はニヤリと笑みを浮かべながら、そのまま彩香の前にたむろするようにしゃがんだ。
?「よーし、お次はこっちだなぁ!」
男達はまだ真新しい制服のスカートを乱暴に捲り上げ、彩香に隠そうとする暇さえ与えずに一気にパンティを晒すと、パンティの股間部分に顔を埋めて匂いを嗅ぎ始める!
?「うわっ!小便くせぇ!こいつトイレでちゃんと拭いてんのか!?」
?「お前よくそのまま顔つけられんな!」
男達の嘲笑の中、彩香はあまりの羞恥心しゅうちしんに声を上げることも出来ず涙を流し続けることしかできない。
(もう…やめてぇぇぇ…!!)
体力も気力もどんどん失われていく中、1人の男がついにスカートの下から伸ばした指をパンティにかけ、強引に脱がせようとする。
?「おい!力入れてんじゃねぇ!!」
彩香は脱がされまいと、必死に両脚をきつく閉じるように力を入れるが、男達の力に敵うわけもなく、あっけなくずり下げられていく…!
そのまま男たちは彩香の両脚から無理矢理パンティを下に引っ張るようにして引きずり下ろし、両脚から強引に引き抜いた。ずっと乳房を舐めていた男は強引に剥はぎ取ったパンティを広げて、これ見よがしに彩香の眼前に突きつける!
?「おい見ろ!パンツの真ん中にシミが出来てるぞ!お前本当は感じてんだろ!?乳首もビンビンじゃねーか!」
(そんなこと…ない!!)
男達の汚い爆笑の中でも彩香は必死に屈辱に耐えていた。
?「おい、素直に股開け!ここまで来て生意気に抵抗してんじゃねぇぞ!」
バシィ!バシィィン!!
男は笑いながら彩香の太ももを容赦なく何度も叩き、他の男達と協力して力ずくで股を割り開いていく。
(痛い!!…もう…ダメぇ…!)
必死の抵抗虚しく、ついに彩香の脚は大きく拡げられてしまった。
彩香は生まれて初めて、他人に女性器を晒してしまう…。
?「うぉぉ!こんなに脚拡げてもガキのマンコみてぇにぴったり閉じてんじゃん!」
?「マン毛も薄めで整ってるぞ!もしかして今日のために準備してきたのか!?」
目の前のカメラからフラッシュが焚かれる中、男たちは彩香の性器を覗き込むように顔を近づける。
彩香は中学時代に友人から聞きかじった陰毛の手入れの方法を覚えており、清潔を保つために実践していた。だがそれが今回、この粗暴そぼうな男達に晒されることになってしまった。
?「ご開帳~!!」
一人の男がふざけた言葉を言いながら白い大陰唇に守られるようにピタリと閉じる彩香の性器を指で大きく左右に拡げると、肉びらのないサーモンピンクの小陰唇、小さな陰核や膣口部分が外気に晒され、その様子を容赦なくフラッシュをたいて撮影していく。
?「見ろよ!中は綺麗なピンク色だぞ!初物か!?」
?「小せぇ~!超ロリマン!」
?「でも帰ったらいつもこの小さなクリでオナってんだろ!」
彩香「グッ…んンンンー!!!」
(ヤダヤダヤダ!!触らないでぇ!!!)
?「オレも記念に撮影しとくわ!彩香ちゃんのマンコ入り顔写真~!!…はい、チーズ!」
この男達が彩香のくぐもった悲鳴などに耳を傾けることなどあるはずもなく、1人が自分のスマートフォンを彩香の性器に近づけ、カメラをピントが合う限界まで近づけて接写で撮影したり、それが彩香の性器と分かるよう、性器と共に彩香の泣きじゃくる顔が映り込むように何枚も撮影をする。
?「それじゃ、いただきまーす!!」
彩香「ンッ!…ぅンンンーー!!!」
撮影していた男が突然、彩香の性器にむしゃぶりつき、舌をなぞるように這わせたり、膣口を探して舌を突き入れるように舐め始め、彩香はタオルに覆われた口からくぐもった悲鳴を上げた。
(汚い!やだ!怖いよぉ……気持ち悪い!!)
未だかつて自分でも怖くて触れたことのない性器の内部を、ねぶるように動き回る男の舌のおぞましい感触に、彩香はさらに気が動転し、M字に開脚されたまま、唯一動く腰部を左右に揺らす。これが今、彩香が唯一出来る抵抗だった。
?「こいつもう腰振ってやがる!お前欲しがってんのかよ!!せっかくなるべく痛くならないように前戯してやってんのによぉ!」
そう言いながら脚を拘束する男に胸を揉みしだかれると、性器を舐める男は、次に彩香の性器を指で乱暴になぞり始める!
彩香の陰核や膣口をクチュクチュという音が立つのを確認しながら満足げに声をあげた。
?「おーおー、濡れてきた濡れてきた!そんなに気持ちよかったか!」
(痛い痛い痛い!!…もうやめてぇ…!!)
指が動くたびに激痛が走るだけで彩香に気持ちいいという感覚など全く無かったが、男達に与えられる激しい刺激から愛液は生理現象のように分泌されてしまう。
悲しき女の性だった…。
彩香が顔を隠すように首を横に俯かせながら胸や性器を弄ばれる陵辱に耐えていると、男は突然、彩香の性器から顔を離し立ち上がった。
体力を奪われてしまった彩香は顔を上げることが出来なかったが、カチャカチャという金属音が鳴った後、再び男が自分の目の前に来たことが分かった。
彩香にとって、女として生まれてきたことを後悔する最悪の瞬間が着々と近づいていた…。
?「おい!顔上げろ!」
男に髪の毛を掴まれ、ペシペシと頬を叩かれた彩香は目をゆっくりと開けた。
彩香が涙に濡れた目を開けると、目の前に仁王立ちになり自分を見下ろす男は下半身を全て露出しており、男の性器が眼前に突きつけられていた!
彩香「んンンーーーッ!!!」
生まれて初めて見る勃起した男性器に、咄嗟とっさに彩香は目を逸らしてしまう。見えたのはたった一瞬だったが、血管の浮き出る、張り出すようなあまりにもおぞましい姿に吐き気さえ覚えた。
?「その反応…もしかしてマジの処女か!?…だとしたらオレが彩香の初めての相手ってことだなぁ…!おい、ちゃんと見ろ!これだ!これがお前の初めてのチンコになるんだよ!」
男は馴れ馴れしく彩香の名前を呼びながら、固い肉棒で頬を叩き始める!
痛みこそあるわけではないが、ぺちぺちと音を立て頬に打ち付けられるその物体は、彩香が想像をしたこともないほど硬く、人肌とは思えないほどの熱を帯びていた。そして何よりそんな得体の知れない物体が顔に触れるのはとんでもない汚辱感だった。
?「きったねぇな!チンコでビンタは可哀想だろ!ハハハ!!」
?「おい!おら!ちゃんとチンコを見ろって言ってんだろ!目開けろ!!」
男の性器は彩香がこれまで生きてきて嗅いだことのないような生臭い匂いを放っていた。そんな汚物としか思えない物体に何度も顔面を叩かれ、必死に目を逸らして逃げる彩香だが、他の男たちはさらに屈辱を煽る様に笑いながら彩香の顔を抑え無理矢理瞼をこじ開けた!すると男はわざと一歩下がって肉棒を彩香の目の前で見せびらかすように上下に振ってみせた!
彩香「んん!!んんん!!んんぅ!!!」
(ヤダ!!ヤダァ!!嫌ァァ!!!)
?「こいつ何気に結構デカチンだからな!ビビっちまったか!?ハハハ!!」
無理矢理開かされた涙に滲む彩香の瞳に映り込むそれが大きいのか小さいのか、はちきれんばかりに膨らんだ男性器を初めて見た彩香にはそんなことは分からなかったが、赤黒い色、血管が浮き出すグロテスクな物体は形容出来ないほどにおぞましく、どこまでもいびつで巨大に思えた。
それを突きつけられた筆舌しがたい恐怖は、まるで大きなナイフ、鋭利な刃物を突きつけられ、今にも刺されようとしているようだった。
?「よし、そろそろヤるかぁ…!」
男はそう言うと、彩香の開かれた両脚の前で膝立ちになると、腰部を抱き上げて位置を調整する。
彩香「んんぅぅ!んんんンンゥ!!」
(嫌っ!絶対に嫌ァァ!!汚い!!気持ち悪い!!)
すでに抵抗する気力が残っていない彩香も、今から何が始まるのかを嫌でも分かってしまうと、この時ばかりは大きく首を左右に振り、逃げるように腰を揺らし続けた。
(どうして…こんな思いしなくちゃいけないの…?あたしはただ…ただ健人くんが好きなだけなのに…。)
純粋な健人への想いと、この卑劣な男たちへの怒りから、彩香の目から再び涙が溢れ出してくる。
だが彩香はこの時、すでに自分の女性器に触れる、熱い凶器の先端を感じていた。
彩香「んゥ…!?ンンンン!!!」
?「喜べ…杉崎彩香…オレがお前の初めての男になるんだからな…!」
呼び出した張本人、リーダーと思われる男は不気味な笑みを浮かべながらそう言い放つと、彩香の右脚を抱きかかえるように強く掴み、狙いを定めた…!
(嫌…やめて…やめて…!…健人くん…!…健人くん…!!)
彩香が心で叫んだその瞬間…男の全体重が彩香にのしかかると、狭く閉ざされた膣口にあてがわれていた剛直が彩香の体内へと一気に押し込まれた!!
ーーーーーその時、彩香の脳裏に浮かんだのは健人の笑顔だった。ーーーーー
(また一緒に帰ろうな!)
強い衝撃と共に、あの日、健人が見せてくれた無邪気な笑顔がわずか一瞬の内にどす黒い闇に飲み込まれる、そんな感覚だった…。
ブチィィィッッ!!!
破瓜の瞬間、彩香は自分の体内で何かが弾けるような音を感じると共に、身体を真っ二つに割かれるような激痛に襲われる!
彩香「んグぅゥゥゥゥぅぅ!!!!!」
15歳の春、高校生活が始まったばかりのまだ幼い彩香の純潔は、あまりに唐突に散ってしまう…。
満開だった通学路の桜も散り始め、ヒラヒラと地面に舞い落ちる。風はそんなこともつゆ知らず、花びら達を吹き飛ばし、どこかへ運んでいくのだった。
※元投稿はこちら >>