原田「終わりだ。カメラを止めろ。」
そう言葉を発した原田は先ほどまでとは打って変わったような冷静な態度だった。
飯塚と増田は原田の合図で撮影を止め、カメラを止めた。
レンズから目を離し、うつ伏せで倒れこむ彩香に目を向ければ、ツヤツヤと光るセミロングの髪の毛、荒い呼吸に上下する白い背中、挿入の爪痕を隠すように固く閉じる小さな尻、モデルのように形のいい長い脚までそのままで、どこを見てもまるで残酷な強姦の後だとは思えないほどに美しい。
(杉崎彩香か……この女……かなり稼げるかもな…。佐野とかいうバカなガキにまでたぶらかされる理由が分かる…。)
原田はたった1時間で杉崎彩香の人物像を容易に把握していた。
いつも頼る側ではなく頼られる側の人間で、他人が困っていれば迷わず手を差し伸べるお人好し。容姿端麗、頭脳明晰、そんな彼女は確かに、才色兼備と呼ぶに相応しい。
しかし…そんな人間だからこそ、自分だけでは到底解決出来るはずもない状況に陥っても誰にも相談することも出来ずに悩みを抱え込み、それどころかたった一人で解決しようとさえしている。彩香のような年齢以上の道徳観念と自尊心は、時として何よりも強い拘束具となる。
本来、強姦された側の彩香には全く責任は無いにも関わらず、健人への恋心を抱きながら多くの男に強姦されたことに強い自責の念を抱き、すでに強姦されてしまった自分が悪いとさえ思っている。
周りの人間達を悲しませたくないという自分なりの「優しさ」であるとでも思っているのだろう。
だが、彩香の容姿がいくら綺麗だろうが、どれだけ頭が優秀だろうが、原田にとっては今までに何人も食い物にした金になる女子高生の1人、あくまで「商品」に過ぎない。
今まで原田の商品となった女達は誰もが最初は泣きじゃくって強姦され、偏った趣向を持つ一部の金持ち達の食い物にされる。
そして、女達が辿る末路も様々だった。
被害を訴えようとするも何らかの大きな力によって失踪や行方不明になる者、快楽に溺れ自ら風俗の道へと進む者、薬物に溺れて人生を棒に振る者、ショックに耐えきれず心を病み自ら命を絶つ者…。そうして女たちは壊され、商品としての価値はすぐにゼロに等しくなる。
しかし…すでに原田は杉崎彩香という商品にそれらの者たちとの違いを見出していた。
優しさという感情が彩香自身を拘束する要因になっていることは間違いない…しかしそんな優しさだけではこんな陵辱の日々にはとてもじゃないが耐えられず、彩香の心はとっくに壊れてしまっているだろう。
それでも彩香の精神が折れない理由…。精神力が人一倍強いのか、または思春期ゆえの恋愛が支えになっているのか…それは違う。
本当の理由はもっと単純な部分にあることに原田は気づいていた…。
それは彩香の奥底ですでに目を覚まし、少しずつ育ち始めたマゾヒストの本質…。
彩香自身が潜在的に作り出した自尊心、作り上げた理想の自分…。「自分は誰よりも優等生であり、常に周りに誇れる完璧な人間でいなければならない」というチンケなプライドに囚われた彩香の精神。
それを解放するのは他でもない…高くなりすぎた自尊心を存分に踏みにじられる被虐的な体験…。
被虐願望という、一度はまってしまえば抜け出すことが出来ない泥沼に彩香がはまり始めていることを、今まで何人もの女を泥沼にはめてきたこの男が見逃すはずなかった。
原田「おいお前ら…これでお開きだ!こいつはお前らが片付けて今日は帰れ…。」
原田が飯塚と増田に指示すると、2人は少し残念そうな顔をしながら佐野を引きずって原田の家から去っていった。
原田「彩香ちゃん…お疲れ様。まだ痛みはあるだろうが…シャワーを浴びてくるといい。風呂にも湯を貯めてある。ゆっくり浸かるといい…。」
彩香は満身創痍といった感じでよろよろと立ち上がると、震える足で原田に風呂へ案内される。
風呂には全く使用感が無いほど清潔感があり、水滴や水アカ一つ付いていない。
原田「シャンプー類はそこにあるものを適当に使ってくれ…。あがったら声をかけろ。着替えとタオルを持ってきてやる。」
原田が去っていったのを見て、不思議と冷静になった彩香はこの家からどうにかして逃げられないか模索した。風呂の窓は外に鉄格子でしっかりとガードされている。
(窓からは逃げられない…。玄関から裸で逃げるしかないの…?……でも………見つからずに逃げられるはず…ない…。)
風呂から玄関に向かうにはリビング横の廊下を通らなければならない構造になっていた。力もろくに入らない満身創痍の体では見つからずに行くことは不可能だった。万が一見つからずに家から脱出出来たとしても住宅街まではかなりの距離があり、その間、原田が気づかないわけもない。もともと逃げることが出来ないからこそ、ここに連れてこられたのは明白だった。
原田という男を佐野などとは比べ物にならないほど強大な存在であると感じていた彩香は、必死に考えを巡らせるが、あの男にそんな隙があるわけがないと気がつくと、結局逃げるのをあきらめ、歯を食いしばりながらシャワーの蛇口をひねった。
(あたしは…一体…どうしたら……。)
逃げることもできず、自分を犯した憎むべき男の家で、のうのうとシャワーを浴びている…。健人への想いから彩香の目は涙で滲み、大粒の涙がシャワーから出た温水と共に流れていく。それでも今は強い痛みが残る汚された身体を洗い流すしかなかった…。
彩香がシャワーを浴び終え浴室から出ると、脱衣所のドアには外側から鍵がかけられていた。濡れたままの身体で仕方なく内側からノックをすると、原田はタオルとバスローブを持ってきた。
彩香はそれをすぐに受け取り原田から逃げる様に身体を隠した。
原田「フッ…あんなにされてもまだ恥ずかしいか…。まあ当然か。それを着たらリビングに来るんだ。ククク…間違っても逃げるなんて考えるんじゃない…。彩香ちゃんのことなら住所や学校、クラスメイトの一人一人まで知ってる。お父さんは単身赴任だったな…それで今は若いお母さんと2人暮らし…。頭のいい君ならどうなるか…分かるな?」
彩香「………。」
お前の情報は全て握っている、下手なことをすれば家族も友人もタダでは済まない…そんな原田の遠回しな脅迫に彩香はなす術なく小さく頷くと、タオルで水滴を拭き取った後バスローブを羽織り、原田の待つリビングへ行く。
リビングへ行くと、先ほどの行為が嘘のように食欲をそそる匂いが充満していた。奥のテーブルには昼食が用意してあり、高級そうな白い磁器の中央には、ごろごろとした野菜や牛肉を覆うように焦げ茶色の光沢を放つデミグラスソースが満たされた、お手本のようなビーフシチューが盛られていた。
原田「そろそろ腹が減る頃だと思ってな。…良かったら食べるといい。」
彩香「…………。」
原田「…ハハハ!毒なんて入ってないから安心しろ…!私を信じられないのは無理もないがな…!」
彩香は原田の態度の変化に怪しそうな顔でビーフシチューを見つめて席に着いた。
彩香「食欲が…ありません…。」
原田「…フン…まあ、それもそうか…。だがね、彩香ちゃん?勘違いをしないでほしい…。私は救ってあげたんだよ?…君をあの佐野という男からね…。」
彩香「!……あ、…あなたがしていることだって…あの男と同じ…!」
原田「ククク…あまり生意気な口はきかない方が身のためだと思うがな…?…まあ今だけは許してやる。…彩香ちゃんには好きな人がいるんだろう?知ってるぞ…田島、健人くんだったか?」
彩香「……!何で……健人くんを…?…!…健人くんにだけは…何もしないで!!」
原田「話はちゃんと最後まで聞くんだな…。佐野という男…あれはそのうちまた懲りずに彩香ちゃんを脅すだろう。そうすればどうなる…?健人くんとの恋は…?いや、彩香ちゃんの高校生活はどうなる…?」
彩香「………。」
彩香は肩を落とし俯くしかなかった。トイレの盗撮写真、無理矢理犯された際に撮られた画像や、やらされたとはいえピースサインをしてペニスを舐めている画像など、ありとあらゆる弱みを佐野は握っている。再び佐野の嫌がらせが始まれば、いずれ健人との仲を引き裂かれるのは明らかだった。そもそも、今回この家での出来事に勝手に腹を立てて、衝動的に画像をばら撒かれてしまう可能性だってある。
原田「私はそんなくだらないことはしない…。私なら佐野という男に金輪際、彩香ちゃんに手出しをしないことを約束させることも出来る…。」
この男に従えば、佐野の嫌がらせは無くなる…しかしこの男の真の狙いは他でもない、自分であることも紛れもない事実だった。
彩香「でも……あなたは…!原田さんはそれで……佐野くんと同じように、撮影したものを使って…私を脅すんですよね…?」
原田「ハハハ…!彩香ちゃん…ガキじゃあるまいし、私はそんなことはしない…!気持ち悪いかもしれないがね、私は君みたいな綺麗な子を撮影したものをただ自分のコレクションするのが趣味でね…。そんなもの、私みたいな素人が下手にバラ撒いたりなんてしたらすぐに警察さんのお世話になるだけだ…。」
彩香「…じゃあ……私を…どうするつもりなんですか…?」
原田「私に従えば…佐野くんには今後、一切手を出させない…佐野くんの持ってる彩香ちゃんの写真も、画像のデータも全て処分させよう。そして、佐野くんはもちろん、私自身も彩香ちゃんと田島くんとの恋愛も邪魔をしないことを約束しよう。」
彩香「ほ…本当に…?……そんなことが出来るんですか…?」
原田「出来るとも…。だが、いくつか条件はあるがな…!」
彩香「……何ですか?」
原田「まず一つ目は、週に1回…最低2時間は予定を合わせてここに来てもらう…。」
彩香は結局、この男に犯され続けるしかないことに絶望的な気分になった。
原田「そして二つ目…彩香ちゃんにとっては上級生であり、同じバスケットボール部員の飯塚と増田の2人…。今日も来ていたあの2人の面倒を見てやってほしい。」
彩香「?……め、面倒を見るって…どういうことですか?」
原田「説明せずとも分かるだろう?…あいつらは佐野とやらに出し抜かれていたのが随分気に入らんみたいでな…。これからは佐野ではなく、あいつらの性的欲求の面倒を見て欲しいということだ…。その代わりもちろん、2人には私に黙って彩香ちゃんを脅したり、決して田島くんとの恋愛を邪魔するようなことをしないと約束させよう。」
彩香「嫌…そんな……そんなの……無理………!!」
原田「そうか…彩香ちゃんが無理というなら仕方ない…。私は今回だけでも彩香ちゃんの姿は存分に撮影させてもらったからな…。少し残念だが、私はこれで手を引くとしよう…。」
彩香「………。」
手を引くという言葉に、彩香が一瞬不安気な表情を浮かべたのを原田は見逃すはずもなく、続けて話し始めた。
原田「それにしても佐野という男…おそらくこのままだとまたとんでもないことを考えて、彩香ちゃんに復讐をしてくるんじゃないか…?いや、それだけで済めばまだいいが…田島くんはどうなる…?今度は田島くんにも嫌がらせを始めるかもしれないな…。」
原田の言っていることは確かに現実味を帯びている。しかし、このような原田という男…いわゆる人からヤ◯ザと呼ばれるであろう見た目のこの男を信用できるとは思えない。これも原田の脅し文句、結局は佐野と同じこと…。
結局のところ、佐野の時も、今回も、彩香に選択の余地はないことに変わりはなかった。
彩香「………本当に……佐野くんはもう何もして来なくなりますか…?」
原田「ああ…約束しよう。」
彩香「本当に…本当に……健人くんには何もしませんか??」
原田「もちろんだ……私も、そして飯塚と増田も健人くんに手出しすることは絶対に無いし、もちろん私たちと彩香ちゃんとの関係が誰かに知られるようなことも絶対に無い。健人くんとの恋愛もこれからは彩香ちゃんの自由だ。」
原田から説明を受け、懐疑的ながらも渋々納得する。これからもこの男に定期的に犯される…そんな事実に落胆するも、健人を守るためならと自分に言い聞かせた。
だが彩香はもう一つ、女として当然ともいえる大きな恐怖があった。
彩香「でも…そんなことを続けてたら……いつか……に妊娠…してしまったら……?」
不安そうに喋る彩香に、原田は身を乗り出して答えた。
原田「妊娠…!なるほどな、それは彩香ちゃんの今後の人生にとってとても大切なことだ!…だがそれも全く心配には及ばない…。それについては、こちらで用意したピルを飲んでもらおう。」
彩香「ピル…?」
原田「ああ…。避妊に使う薬だ。君くらいの歳になれば知っているだろう?…もちろん彩香ちゃんが薬なんか飲みたくない、妊娠したい、子どもを産みたい、という願望が少しでもあるなら避妊薬など使わなくてもいいが…?」
彩香「…に、妊娠なんて…!…嫌…です…!」
原田「ハハハ!冗談だ!…それはそうだろう。だが、このピルを飲んでいれば妊娠する心配も無い。だが私とは違い、あの佐野という男が避妊などするはずもない…ましてやピルなど用意出来るはずもない。このまま佐野という男に抱かれていれば、冗談では済まされない、君は近いうちに確実に妊娠するだろうな…。」
彩香「……………。」
彩香が恐怖する妊娠の可能性についても原田は全く驚く様子もなく答えると同時に、自分と契約することでしか避妊は出来ないことを説明し、彩香からさらに選択する余地を失わせる。
彩香はしばらく黙っていたが、ゆっくりと原田の暗い瞳を見ると、重い口を開いた。
彩香「……わかり……ました……。」
あまりの恐怖に彩香の唇は震えていたが、そんな彩香に原田は嘘偽りなど一つもないとでも言うように、朗らかで優しい笑みを浮かべた。
原田「…それでいい…。私は約束は守る男だ。そうすれば佐野くんはもう彩香ちゃんに何かしてくることは無くなる…。私もその方が安心だ。」
原田の笑みが無くなり、あのギラギラとした鋭い眼光が彩香の瞳を捉えた。
原田「その代わり…これは契約だ。私の言うことは大人しく聞くこと…先ほどのように生意気に口をきくことは許さん。いいな…?」
彩香「………はい…。」
彩香は覚悟を決めたように原田と真っ直ぐと目を合わせて答えた。
彩香の返事に原田の表情が緩み、もう一度笑みを浮かべると、ビーフシチューの皿を彩香に差し出した。
原田「さて…話が長くなったな…。さぁ、もう冷めてしまったかもしれないが、腹が減ったろう。よかったら食べな。」
先程犯されたベッドの隣にあるダイニングテーブルに座り、彩香は目の前の綺麗に盛り付けられたビーフシチューをおそるおそるスプーンで一口、また一口とすすった。
とてもおいしい、というのが彩香の率直な感想だったが、原田という男自体信用できない彩香にとって目の前の食事についての感想を述べる余裕はなかった。しかし怪しんで食べないという選択はそれこそ、原田の前にして出来るはずもなく、ゆっくりとビーフシチューを食していく。まるで原田の提示したどす黒い条件をゆっくりと飲み下していくように…。
----------------------
食事を終え、照星のセーラー服に着替えさせられていた彩香は、ダイニングテーブルの横に置かれた接待用の大きいソファに座り、原田は彩香に対面するようテーブルを挟んで反対側に座っていた。
対面した原田があらためて制服姿の彩香を見ると、確かに女子高生とは思えないほど落ち着き払った雰囲気があった。
その風貌からはここに無理矢理連れ込まれ恐怖に泣き叫びながら乱されていた数時間前の姿など想像すら出来ず、確かに相当な美少女と称されるだろうと、経験豊富な原田さえ周りと同調するように納得していた。
原田「彩香ちゃん……いや、彩香。これからは常にオレが君の主人だ。ご主人様と呼べなんて趣味はオレにはないが…常にそのつもりでいることだ。」
彩香「…………はい……。でも…!…原田さんが見えないところで佐野くんがまた嫌がらせをしてこないと言いきれるんですか…?」
原田「心配性だな……休み明け学校に行けばすぐにそんなこと思わなくなる。しかし…それにはまずオレを主人として、これからしっかりと仕えることを約束してもらおうか…!」
彩香にとって一番大切なことは健人を守ること…そして、この一連の事実が誰にも知られないよう、絶対に明るみにならないようにすることが最も重要だった。たとえ自分が犠牲になり、これからどれだけ辛い日々が続こうとも…。
彩香「…………や……約束します……。」
彩香は原田の提示した悪魔の契約を、ついに交わしてしまった。
原田「契約完了だな…。よし、なら早速だが……その約束が本物か、身をもって証明してもらおうか……。ここに来るんだ…。」
彩香は原田の言葉に立ち上がると、指示する通りにソファのに寄りかかり、両膝を大きく開いて座る原田の前に跪いた。
原田「彩香なら…ここに呼ばれたら何をすればいいか…もう分かるな…?」
彩香はゆっくり頷くと、原田の開いた両膝の中で腰のベルトに手を伸ばし、ぎこちなくベルトを外してズボンに手をかける。
原田「物分かりのいい子だ…だが、これからは主人のズボンを下ろす前にはちゃんと何がしたいかを言え。オレが彩香にさせているわけではない。主人の奉仕をするのは彩香、常にお前からだということを忘れるな…!」
佐野からの教えが幸か不幸か彩香に身についており、彩香は原田の求めている言葉が分かった。
彩香「…すいません…!…は、原田…さんの……チンチンを…舐めさせて下さい……。」
彩香は原田の目を見つめて絞り出すように言う。
原田「本当に物分かりのいい子だ…。だが、次からはチンチンではなく、もっと丁寧に。ここでは、おちんちんと言うんだ…。」
彩香「……わかりました…。」
彩香が原田のズボンとパンツを下ろすと、先ほど肛門に大量に射精したにもかかわらず、彩香の顔を今にも突き刺すかのようにそそり立っていた。
彩香「…っ…!」
彩香は原田のペニスから慌てて顔を背けた。
こんなものを身体の中に入れられていたのかと改めて思うと、恐怖と絶望に吐き気を催した。
原田「ハハハ!安心しろ…洗ってあるよ。」
顔を背けたのはそんな些細な理由ではない、彩香はそう思ったが、確かに原田の言う通りペニスからは石鹸の匂いがしており、清潔感が感じられた。
だが、目をペニスに戻してみると、視界に飛び込むその巨大な物体の見た目はやはり見たこともないほどグロテスクで、すぐに目を逸らしたくなってしまう。
彩香の様子を見た原田はソファにもたれかかったまま彩香の頭を優しく掴み、己のペニスへと顔を向けさせる。
原田「目を逸らすな。これから田島くんとセックスをすることもあるだろうが…その時は自分がこれから舐めるのは好きな男の性器であることをきちんと理解して、心から愛おしいと思って舐めろ。それが健人くんを…そしてお前自身を歓(よろこ)ばせるためでもあるんだからな…。」
原田独自の性に対する意識や考え方や歪んだ性知識を、多感な15歳の女子高生に余すことなく与えていく。
彩香「はい……。」
彩香は恥じらう心を我慢して言われた通りにペニスを凝視すると、抵抗を諦めていびつな形をしたペニスの裏側に舌を伸ばした。
レロッ………レロッ……。
太いペニスに彩香の小さい舌先が気弱そうに数回這うと、原田は表情を歪ませながら、彩香の顎をつまむよして顔を上げさせた。
原田「フェラチオは確かに技術も大事だが…いかに相手を想って、色っぽく、愛おしそうに、男のモノを美味そうに舐めるかだ…。本当に愛おしい相手のモノなら舌の先だけ伸ばして汚いものを舐めるようなやり方はしない。優しく全体を握ってキスをしたり、相手の興奮する姿や表情を見て嬉しく感じたり…少なくとも、気持ちよくなって欲しい一心で咥えるはずだ…。」
彩香「…!…すいません…!」
彩香は原田に睨まれ、言われた通りに大きなペニスを手のひらで包むように優しく握り直すと、肉棒に優しく口付けをしながらチロチロと舌を這わせた。
原田「裏筋はもっと舌を見せる様に大きく出してゆっくりと舐め上げろ。男に舌を這わせていることが分かるように見せつけるように舐めるんだ。」
彩香は舌を大きく出して下から上へなぞるようにひと舐めする。原田は彩香の舌の味蕾のザラザラとした感触を裏筋でしっかりと感じ取る。
原田「よし…次は咥えてみろ。わざと音が立つように適度に吸い続けながらしゃぶれ…。だがあくまで舌は優しく絡めろ。先から出る先走り汁は舐めながら全体に塗りつけながら口に溜めるんだ。だが、溢れるほどになったら少しずつ飲み込め…ありがたくな…。」
ちゅぽっ……ジュぽっ…。
ペニスに向かい自らの顔を上下させながら、舌は亀頭を回し舐める。口内にわずかに広がる塩味が原田の言う先走り汁という液体だと思うと吐き気を催しそうになるが、その味は時間が経つにつれて彩香の舌に馴染む様に感じなくなっていく…。
彩香は今度は佐野ではなく、原田の要望通りのフェラチオを実践していく…。
原田「次はなるべく喉の奥まで咥えてみろ。時に強く、時に優しく、適度に吸いながらだ…。」
彩香「……ん……はむッ……んグ…!」
彩香は言われた通りに最大限に口を開けて頬張るが、原田の半分ほどしか咥えられない。
原田「彩香の頑張りに免じて今日はそこまで咥えられれば良しとしよう…。慣れて来たらもっといろいろなことを教え込んでやるから楽しみにしていろ…。」
彩香はこれからも続くであろう原田との関係に気を落とすが、原田の言いなりにフェラチオする彩香の姿は、まるで本当に愛おしい人間のペニスを咥えているようだった。彩香自身はあくまで「健人の為にこの道を選んだんだ」と現実逃避しながら、奉仕を続けた。
--------------------
原田「…なかなか…良くなってきたぞ…!」
じゅっプ!…ジュルッ…グぉッ…じゅボっ!
もうどのくらいの時間、咥え続け、舐め続けているのだろうか。
吸引音を立てながら何度も顔を上下させる内に、いつの間にか石鹸の匂いは消え去り、男のペニス特有の匂いなのか、生臭さと自らの唾液の臭いが沸き上がる。
彩香の口内はすっかり原田の分泌した先走り汁に満たされ、自らの唾液と混ざり溢れ出した泡立つ液体は原田の肉棒、そして陰嚢を伝い、ソファへと糸を引いて垂れ落ちていた。
大きく開け続けた顎の疲労や、動かし続ける舌の疲れに耐えながら、時間にしてすでに40分以上、原田の求めるフェラチオを続けていた。
原田のペニスがようやく硬くなり、さらに太さを増すのを感じ、彩香は力を振り絞るように目を閉じ、ペニスを素早くしごきながら、出来る限り奥まで咥えて吸う。
原田「フン…やっとイケそうだ……!」
彩香「…………!」
彩香に向かって下手くそ、と罵るかのような捨て台詞(ゼリフ)を吐きながら、原田が彩香から奪い取るように勢いよく自らのペニスを掴むと、彩香の眼前で素早くしごく!
原田「舌の上に出してやる。口を大きく開けて舌を出せぇ!」
原田の言葉から以前に佐野に指示されたことを思い出した彩香は、原田に指示をされるまでもなく、上を向いて大きく口を開けた。
(なんで……男の人はみんな…こんなことさせたいの…?)
彩香は疑問に思いながらも口を開け、原田の射精の瞬間を待った。
原田「いい子だ…彩香ぁ!…食らえぇ…!!」
彩香「…ぅ…!?…ん…っ!!…」
ぴゅ…ビュっ!…びゅルゥッ!…ビュくッ!
彩香の舌の上に2回目とは思えない量の原田の精液が吐き出されていく。脈動の度に舌の上に乗せられる熱い感覚、口に広がる男の匂いと味…原田のペニスからも例外なく、精液が飛び出してくることが覚悟していたにも関わらず、その感覚は未だに慣れることは無い。
彩香は強い嫌悪感に目を閉じて瞼に皺を寄せながら放出が止まるのを待った。
そして、原田の射精の終わりを感じると、何も言わずに原田のペニスを咥え、尿道に残る精液まで吸い取るように吸い上げる。
スズッ…チュっ…ズ…ポ…ッ…!
決して原田のため、ましてや佐野のことを思っての行動なんかでは無かったが、彩香は佐野との経験からそうしなければいけないと直感で感じ、無意識にそれを行動に移してしまっていた。
原田「よくわかってるじゃないか。……口を開けて出されたものを見せてみろ。」
彩香は上を向くと、口の中なら溜まる液体を溢さないように口を開けてみせた。
原田の濃厚なら精液がへばりつくように彩香の舌を汚し、白く濁った溜まりを作っている。彩香は口を開けることによって強く湧き上がってくる生臭い精液の匂いに嗚咽しそうになり、けほけほと軽く噎せて涙目になりながらも懸命に耐えていた。
原田「まあいいだろう…。だが、次からは絶対に嫌がる顔は見せないことだ…。精液は他の誰でもない、その男の唯一無二の遺伝子だ…。一度に飛び出した数億匹もの精子のなかにも一匹として同じものはない。つまり、今回出されたその精液の中にいる精子を飲むことができるのは後にも先にもお前だけということだ…。それを出してくれたことに感謝してもっとおいしそうに、味わってから飲め。わかるな…?」
彩香「ぅ……ぅ…っ…。」
精液という液体の中に生殖細胞である精子という生物が無数に含まれていることは、学校で性教育を学んだ彩香は当然知っていた。だが、原田の発言から目の前の男生器から出されたその液体が今まさに自分の口の中にあり、このおぞましい液体の中には数億にも及ぶ無数の原田の精子が泳いでいることを想像してしまう…。
彩香の身体は本能的に喉が嗚咽をしようと動き、今にも嘔吐してしまいそうになる。
しかし同時に、この液体をこぼしてしまった時の佐野の仕打ちを思い出した彩香は、涙ぐんだ瞳をなんとか原田に向けると、上を向いたまま首を動かして頷いた。
原田「…分かったら飲め…愛おしそうにな…。」
彩香は以前佐野のものはこの段階で吐き出してしまったが、原田の口ぶりから、吐き出してしまったら何をされるかわからない恐怖を感じ、絶対にこぼすことのないよう口を閉じると、苦しいそぶりを見せないように飲み下す。
彩香「ん……こくッ……こくっ……ゴ……クンッ!」
彩香が細い喉を動かし、音を立てて飲み込んだことをしっかりと確認した原田は笑みを浮かべた。
原田「よし!…最後に全て飲みこんだことを主人に見せて、感謝を伝えろ…。」
彩香は何も無くなった口を開けて、出された液体の全てを飲み込んだことを原田に確認させると、苦悶の表情を見せないようにして考えた言葉を伝えた。
彩香「……美味しい…精液を…ごちそうさまでした…。」
原田「…フフフ…本当に物分かりがいい。だが次は…飲む前に自分から飲みたいことを伝えないとな…。」
原田は大きな手のひらで、彩香の頭を愛でるように撫でた。
----------------------
原田「雨は止んだか…。いずれにしろ今日は送って行ってやる…。週の初めにはいつこの家に来れるか必ず連絡しろ。夜の場合は家の近くまで送ってやる。それ以外、お前は自由だ…。」
原田に連れられ共に家を出た彩香は、家の隣にあるシャッター付きの車庫に停まる原田の黒いセダンに、怯えた表情を見せて乗り込んだ。
彩香「…飯塚先輩と…増田先輩は…?」
原田「あいつらとは学生生活の中で予定を合わせろ。もしくは彩香が家に来る時にここで一緒にでもいいんだぞ…?」
彩香「そんな……。」
原田「フッ…契約は契約だ…。そうだ…早速渡しておくぞ?」
原田はガサガサとダッシュボードをいじってスーパーの袋を取り出すと彩香に渡した。
彩香は原田に渡された袋の中を見ると、袋の中には裸の錠剤が数粒入っていた。
原田「それは低容量ピルといってな…毎日欠かさず飲むことで排卵をさせないようにする薬だ。…心配するな…生理痛が重い女が使ったりもする安全な薬だ。だが、今日お前に渡すのは一週間分…。つまり週に一度来なければ、この薬を飲み続けることは出来ない。そうなれば……分かるな?」
彩香「………そんな………ヒドい……。」
原田「なんだ…気が変わったか…?」
彩香「………………いえ…。」
彩香は仕方なく錠剤を受け取った…。
20分ほど走った原田の車は彩香の自宅付近で止まった。
原田「それじゃあな…!彩香…。」
車から降りた彩香は、雨の中を急ぎ足で家へ帰る。まだ日暮れにもなっていないが、雨が止んでも彩香の心の中に降る土砂降りのような冷たい雨は、いつまでも降り止むことはなかった…。
----------------------
一方原田は家に帰ると、早速撮影した彩香の動画を見返していた。
(これは…良い金になるぞ…!)
画面には原田のペニスを頬張る彩香の姿が再生されていた。実は…あらかじめこの家には浴室やトイレ、リビングからベッド上まで至る所にカメラが仕掛けてあり、膣、肛門の陵辱の撮影が終わった後も、彩香の入浴中の姿、食事をする姿や、指導されながら行った行為、さらには契約の瞬間まで、その行動の一部始終を捉えていた。
原田の狙いは、現役女子高生である彩香の猥褻(わいせつ)な映像、そして食事や入浴、着替えなどの生活の様子まで撮影し、それを編集したものを闇サイトなどを通じて売りさばくことだった。
佐野に写真を学校でばら撒かれるどころか、これから原田によって全世界に動画配信されようしていることなど、彩香は知る由もない。
そしてさらに彩香の入浴中、原田は狡猾に、彩香の制服から学生証を抜き出し撮影、コピーまでしていた。
(これから存分に稼いでもらうぞ…彩香…。)
学生証のコピーを握りしめる原田の目の前の画面には、口内に溜まっていた精液を飲み干した後、なんとも言えない微笑を浮かべて中年男を見上げる彩香の姿が映し出されている。
「…美味しい精液を…ごちそうさまでした…。」
原田「ハハハハハハ!!」
画面に映る悲運な女子高生の姿を見ながら、原田の家には笑い声が響き続けていた…。
※元投稿はこちら >>