【64.修羅場】
「ううっ、、、響子姉ちゃん、、、ううっ」
弟の様子がおかしい、、、高校1年生なら未だ経験がなくても当たり前、、、もしかして、、私のやり方が悪くて痛いのかしら、、、そう思い、一度口から離して顔を見上げてみると、、弟は泣いていた。
どうしてよ、、泣きたいのは私のほうよ。
「姉ちゃんが、、こんなことしたなんて、、、」
え、、?
「響子姉ちゃん、、ほんとに男のチンポをこうやって舐めたのかよっ?」
「、、啓介」
さっきから言ってるじゃない、、、
私はレイプされたの、、、
きっと、あなたが想像している色々な恥ずかしいことをしたし、させられた。
あなたの言おうとしてることもよくわかってきた。
多分、、あなたにとって私は清楚で凛とした姉だった、、はず。
その、あなたにとっての「お姉ちゃん」たる私は、あなたの中で崩れてしまったのよね、、、
だからもう我慢せず好きにしたい、、、自分のものにしたい、、、
それで啓介の気が済むのね、、、
「うっ、、響子姉ちゃんっ!な、なに、、」
私はノー・ハンドで弟のモノに喰いついた。
男の子は、出せば満足なんでしょ?
「あっ、あっ、、、な、何だよ姉ちゃん、、ああっ!」
咥えてから大した時間も経たずに、、私の口の中に青臭い匂いが広がった。
その時だった、
「、、お前たち、、な、何してんだっ?!」
部屋の入り口のほうを見ると、、兄だった。
最悪のタイミングた。
私は上半身裸のまま縛られて、しかも弟のモノを咥えている。間が悪かったのは、ヤケになり弟を早く逝かせようと懸命に口を動かしていたところだったからだ。
「啓介っ!お前、、響子に何してんだっ?!」
下半身剥き出しで、バランスが取れなかった啓介は、兄に責められ転倒する、
「うっせぇよっ!兄貴に関係ねえよっ!」
「関係ないで済まされることかっ!お前、、響子に何したんだっ!?」
啓介の胸ぐらを掴む兄に、
「お兄ちゃん待ってっ!やめてっ!、、ち、違うのっ、違うからっ、、、」
手が使えず私もバランスを失い倒れそうになる、、
「違うって、、お前その格好、、、」
兄の視線が私の胸に向けられる、、、
それこそ、兄に裸体を晒した記憶など、何年遡ればよいか、、、
元々、、兄は私のことをとても可愛がってくれていた。
弟のそれと、同じくらいかそれ以上だったと言える。
違いがあるとすれば、「弟を可愛がる姉」はまだしも、「兄に甘える妹」というのが嫌であった、ということ。
自立心旺盛といえる私は、いつ頃からか兄の助けを借りることを嫌がっていた。
「あ、あんまり見ないでよ、、お兄ちゃん」
さっきから兄は私とは視線を合わせない、、ずっと私の胸のほうを見ている。
「出てけっ!兄貴は関係ないっ!」
激昂し、兄に掴みかかる弟に、、急に冷静になった兄は、
「啓介、、もしかしてお前も俺と同じ思いなのか?」
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