【57.憧れの先輩】
「坂井くんのはともかく、、、と言うか、坂井くんのもよく解らないけど、、、大村くん、、縛るのはそもそも今日は、って話じゃない」
この期に及んで、こんなわずかな時間でも、私は手の自由が利けば胸を隠し、脚が自由ならば膝を閉じた。
「俺らは、早く済んだほうが先輩が喜ぶだろうと思って言っただけだよ」
そうは言われても、、、
「大村くん、、私に何か恨みでもある?、、どうしてそこまで私に酷いことするの?」
潔が言うには、、、
もちろん、恨みなどない、と。
恨んでたのは女の子たちであって、あくまで潔たちの間では、厳格だけど憧れの「お姉さん」という存在だと。
おととい、その「憧れ」たる私の、半裸で拘束されている姿は忘れられない、、と言う。
思い出して私も恥ずかしくなる、、、
それに、、私が泣いたことにも驚いた、と言う。
「私だって泣くことくらいあるよっ」
まるで鬼のような扱いをされて、心外だったり、少しおかしかったりと、思わず吹き出しそうになるところを耐えた。
自分が今、この子たちにされていることは「凌辱行為」なのだから、、、
「だからって、、、」
亮太はともかく、潔の言っていることは今一つ解らなかった。
そこは、、どうやら「男心」なんて都合のいい言葉があるらしく、
「好きな女を支配したい、という願望」
、、そういうものらしい。
とにかく、「最後の思い出」として、亮太は、私に胸元で抱いて、「亮太」と呼んで欲しい、頭を撫でて欲しいと、、潔は後ろ手に縛られた姿で、私に口でして欲しい、、そしてそのまま例の「顔に射精」をしたい、と。その代わり挿入はもうしない、とのことだった。
やはり挿入されるのは本意ではなく、例え顔に掛けられるとしてもそのほうが、と思えたのと、、あまりにも何だから、、「馬鹿負け」とでも言うのか、、、そういう気持ちになって私は二人の申し出を承諾した。
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