【52.縛られる恐怖】
「焦らすなよな、、先輩、、やっぱり脱がせてやろう、、、」
潔の言葉を遮り、
「何でよっ!?何で私がこんな目に、、ううっ、、、」
情けなくも二人の前で号泣してしまった、、そして、
「お願いよっ!誰にも言わないから帰らせて!動画も黙って消してよっ!
、、でないと私、、、」
今度はこちらが潔に遮られ、
「でないと、、何です?動画を消す代わりに、俺らにヤラれるのを選んだんでしょ?
須藤さんが好きなほう、、もう一度選べよ、、
動画ばら撒かれるか、俺らとやるか」
、、どうしても動画をばら撒かれる訳にはいかない。
万一、彼のところに送られたりしたら、、、
観念した私は、姿勢を直してニットを脱ぎ始めた。
「先輩、今度逆らったら俺らも考えがあるから」
潔にダメ押しをされ、私は屈服、、彼らの前でブラ姿になった。
恥ずかしい、、、
これだけでも十分恥ずかしいのに追い討ちをかけられる、
「全部だって言ったでしょ」
潔の声に怒気が篭る、、、
初めて後輩を怖いと思った。
手を背中にまわす、、、
ブラを、、取ろうとした。
が、躊躇いと震えから上手く外せず、それを焦らしている、と思われ、
「きゃっ!!い、、嫌っ」
強引にブラを奪った潔に押し倒され、胸が露わになる、、、
それを隠そうとした手をまた掴まれ、
「おい亮太、、あの紐取れよっ」
「えっ、、、あ、ああ」
紐を手にした潔は私の手をベッドに縛りつけようとする、、
「や、約束が違うじゃないっ、今日は縛らないって、、、」
「先に須藤さんが約束守らなかったんじゃん、、、
亮太、もう一本ないかな?」
「や、、やめてっ!」
私は惨めにも胸を丸出しで、ベッドに大の字に縛られてしまった。
「お、お願い解いてっ、、もう言うこと聞くからっ、、、」
この間縛られたとき思った、、、
縛られるなんて、罪人でもない限り人生の中で経験することではない。
それを私は経験させられた。
それは大変な恥辱だった。
恥ずかしい、
情けない、
惨めだ、
悔しい、、、
自尊心を粉々にされかけた。
そして抗った結果、心に大きな傷をつけられた。
私は怖かった。
もし、何らかの理由でこの先縛られることがあるとしても、私は絶対に拒むだろう、、、
「お願いだから解いて、、、ううっ」
泣きながら私は懇願していた。
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