【39.星空の下で】
今更、、、もう裸にされてるようなものじゃない、、
そう反論すると、
「なら脱げるでしょ?もう裸同然だと言うなら、、、
それに、脱がないならムービーは消せませんけど?」
さっき犯されたときも、、上半身は完全に裸にされてた。
が、、スカートは履いたままで、ソックスもそのままで、、、
それだけで私には何だか「裸にされた」という認識がなかった。
下着を脱がされていても、スカートで守られていた、、という感覚だろうか、、、
それだけに、屋外で全裸に、というのはかなり抵抗があった。
しかし、、、選択肢がない状況に、今夜幾度となく立たされ、その繰り返しで理解出来たことがある、、、
もがいても無駄だ、と。
それによく考えれば、服を脱ぐということはこの拘束を解いてもらえるということ、、、
裸になるのも、このまま縛られているのもどちらも屈辱だし、なら動画を消させる約束を取り付けるだけそちらにメリットがある。
冷静に考えた末に、私は裸になることを承知した。
手首の縄が解かれる、、、
そして、脚を縛る縄も。
自由になった私は反射的に胸元を隠す。それに裾を直し、スカートを押さえる。
「何してんですか、、今から脱いでもらうのに、、、今更隠してどうするんです?」
亮太にそう指摘されるが、、こちらにはそういう問題じゃない、、、
「じゃ、、脱いでくださいよ、、、それとも脱がされたいですか?」
冗談ではない、、、
この上他の男の手で黙って脱がされては、本当に彼に顔向け出来ない。
ここは潔く、、と私は制服を脱いだ。
星の薄明かりに、下のヘアが照らされる、、、
もう少しお手入れをちゃんとしておけばよかった。
ぶら下がっていたブラジャーも取り、制服と一緒に置いた。
あとはソックスと靴だが、、、
「それも脱いでくださいよっ」
「え、、いいじゃねえか靴下は、、このほうがエロいって」
「お前、、AVの見過ぎなんだよっ」
馬鹿馬鹿しい口論など無視し、私は表通りの人通りを気にしながら、出来るだけジャングルジムの死角になるように立った。
初めて空の下で、、裸になった。
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