【37.女の子に逝かされるということ】
「ああああっ、、、や、やめてっ!」
いくら諦めようとしても、亮太や潔と目が合うたび、やはり「見られたくない」というプライドにスイッチが入る、、、
「い、、嫌っ、、み、見ないでっ、、、あんっ!」
「やべぇ、、須藤さん、めちゃ感じてら、、、
東雲、、おまぇスゲぇな、、、」
「ふふっ、、滅多に見れないからね、、よく見といて、、須藤さんが逝くとこ、、、」
い、、いやっ、、、
後輩の前で逝かされるなんて、、、
でも、、もう無理なのは私自身が一番判っている、、、
「あ、、俺、ムービー撮っとこっ!」
えっ、、?
亮太は、取り出したスマホを私のほうへ向けた。
赤いランプが、、私の目に入った。
「い、、嫌っ!、、やめてっ!やめなさいっ、坂井くんっ!」
「やめなさい、、だってさ、、、
アンタ、ほんと自分の立場判ってないよね、、、
亮太、撮れてる?
そろそろ逝かせちゃうからっ」
や、やだっ、、、
逝くことも嫌だけど、それをカメラに収められるなんて、、、
「お、お願いっ、やめてっ!
ねぇ、公佳、、許して、、せめて撮るのだけはっ、、、」
情けなく私は公佳に許しを乞う、、
「まぁ、そう言わないで、、、この子らのいいオカズになりますから」
そう言うと公佳は、一段と指の動きを激しくした、
「あっ、、、だ、、ダメ、、、い、、」
爪先に力が入る、、、
もう、、ダメだ、、
「、、あっ、あっ、、あ、、、うっ!」
全身から、、力が抜けた。
激しく息を乱し、脱力したことで、私が絶頂したことを公佳は確信したようだった。
「あらあら、、やっぱり須藤さんもオンナだったんだ、、、気持ち良さそうでしたね、、、」
く、、悔しい、、、
彼には逝かされたことがなかったというのに、、、
たった小一時間のあいだに、私は「他人」に逝かされるという屈辱を味わった。
しかも、、ひとりは女の子に、だ。
私の18年の人生での、最悪の屈辱だった。
しかし、、これで終わりではなかった。
私には、もう一つ「拷問」が残されていた。
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