【28.放置】
「は、、離してっ!解いてくださいっ!」
「ははっ、、いい格好だな、、、警察に行くんだろ?じゃあ今度は警察で会おうぜっ、キョウコちゃん、、はははっ」
ようやく連中から解放された、、、と言いたいところだが、事態はより悪くなったと言える、、、
怒った連中は、公園内の遊具施設の集まる広場に私を連れて行き、ジャングルジムに私を縛りつけた。
そこは、先程までいた公園奥のベンチとは違い、表通りから少し踏み込めば見える場所だ。
ジャングルジムの傍に座らされた私は、手を上に上げた形で手首を縛られ、ジムに固定された。
さらには脚は膝のところで縛られて開かされ、股を閉じれなくされている。
幸いスカートで隠れていることと、照明と言えば公園の電灯くらいで辺りは暗い、、なので、下着を着けていないが私の恥ずかしいところが見えているわけではないが、、、
スカートを捲られてしまえば終わりだ。
まだブラウスのボタンは閉じれていないままだ。
私は、さっき中にだされたことなど忘れてしまうほど狼狽した。
もし、こんな姿を人に見られたら、、、
手を縛った縄は、いくらもがいても解ける様子がない。
せめて、胸元が隠れていたら、、思い切って大声で助けを呼び救ってもらうという選択もあるのだが、、、
どうしよう、、、、
私は途方に暮れた。
が、考えが纏まらないうちに表通りから人の気配がした。
気のせい、、?
いや、確かに人の声がする、、
どうすれば、、、
大声を出して助けに来てもらうか、、、
しかしこんな恥ずかしい格好を見られるのは、、、
女の人ならまだしも男の人だったら、、、
話し声がだんだん近づいてきた。
私は、無駄だと判っていても可能なだけ身をすくめたが、、、
「、、、あれ?誰かいる?、、、ほら、ジャングルジムのとこ、、、」
どうやら見つかってしまったみたいだ。
構わず通り過ぎて欲しい、という思いと助けて、という気持ちが半々だった。
私の思惑はとにかく、、足音が近づいてきた。
※元投稿はこちら >>