【122.悔しさ】
「うううっ、、、」
私は膝を抱え顔を伏せて泣き始めた。
男の人から見ると、、この私は、レイプされる恐怖や悲しみのあまりのことだと、、思われているみたいだ。
もちろん怖いし、悲しい。しかし私の場合は「悔しさ」だ。
女性に対し敬意を払わず、性欲の捌け口とする男性に対して、と、自分自身の情けなさに対する悔しさ、だ。
「じゃあお嬢ちゃん、コート脱ぐんだ」
命令が下される。
たかがコート一枚だが、指図され、それに逆らえないことに屈辱を覚える。
「ん?ジャケット着てたのか、、それも脱げ」
シチュエーションは、レイプ当時の服装、つまりは制服の「夏服」なのだが、あまりに寒いので、制服のブレザーも羽織っていた。
その下には言われた通り、夏物の半袖のブラウスを着ていた。
「ブラウスのボタン、、自分で全部外せ」
私は従った。
さすがにブラが露わになるくらいなら、とどこかでやはり「免疫」は生まれてくるのだろう、、、
それでも全開になった胸元を手で押さえ、隠している。
「それじゃ最初の命令だ、、、今からオナニーしろ、、、逝くまでだ」
これは、、、
田中たちに犯されたときの状況に、、、
ケイスケさんに聞かせたが、、それをさせるなんて、、、
「、、それは、、嫌です」
結局、田中たちに命じられたときも、したことはしたが、逝くまでに至らなかった。
「逆らうのか?、、、どうなるか判ってて、、か?」
またヒトシさんに脅される、、、
私の中で、、「言ってるだけで、ほんとに生挿入、中出しなんてしないだろう」、というのもあった。
が、、この人たちのほうが私を犯した三人組や後輩たちより「怖さ」を感じる。
乱暴なのは若い男の子のほうかも知れないが、この人たちは、「無謀」をしても責任を持てる、、という無言の威圧感があり、中で出す、と言ったら、ほんとにしそうな気がして、、、
それでも人前でオナニーは、、出来なかった。
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