【118.敗北】
「キョウコさん、、昨夜はありがとう。
あのあと我々で少しだけ懸案事項を話し合ったので、そのご連絡です。
その前にまず、メンバー各位、君のことが大変気に入ったようです。
特に多かった声は、
『あんなに、可愛いらしくて、真面目そうで、清楚な子が、、』
という声です。
僕も改めて、君のような素敵な女の子に会えて、嬉しく感じています。
本題ですが、三点、お話しがあります。
まず最初にお願いしたいのは、服装のことです。
メンバーとの話し合いで、キャミソールの類は着けずにお越しください。
次に、開始後はいかなる理由でも『中止しない』で同意願います。
君の魅力から、メンバーは一度始まったら、ストップ出来ないだろう、と言っており、、どうかキョウコちゃんにもご理解をいただきたく思います。
最後に、君からヒアリングさせてもらった『レイプの実際の内容』から、少しアレンジした内容を考案しました。
その考案シナリオで、今夜は、と思っています。
以上、言わば「最終確認」としてお送り致します。
ご了承の返信がいただけた段階で、「合意」「決定」としますね」
今朝起きたときに、私に届いていたメールの内容だ。
いよいよか、、、
それが最初の感想で、内容に関しては、今更断れない、、というか、私には引き返す道はないから、という認識だった。
これを拒んだら、私のカラダを納得させる方法が見つからない。
この間まであった、「レイプでなくても、男の人に抱かれたい」という、カラダの欲求と、「SEXしたいなどと口が裂けても言えない、言わない」という私の意地、プライド、、、
今は均衡は崩れて、欲求が上回っている、、、そう認めざるを得ない。
情けない、、、
恥ずかしい、、、
しかし、土曜日にケイスケさんと会ってからたった4日、、、けど私には長い4日だった。
もしかしたら、ケイスケさんの「罠」に嵌まったのかも、、、
焦らして焦らして、私のカラダを限界まで追い詰め、レイプを承諾させる、、、
それでもいい。
ケイスケさんの策略であったとしても今回は私の負けでいい。
もう辛くて、、、
私の誇りが、カラダの欲求を抗うのがもう辛くて、、、
「ケイスケさん、昨夜はありがとうございました。
全て承知しました。
今夜はよろしくお願いします」
送信と同時に、敗北の涙が溢れた。
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