【115.拒めない明後日】
「それって、、どういう意味ですか?」
どこが、、何が「私らしい」んだろう、、、
解らなかった。
「憶測だと前置きはしておくけど、、、キョウコちゃん、もしかしたらSEXしたいのかな、って」
ドキっとした、、、
同時に、そう思ってるなら何で、、とも思った。
「キョウコちゃんらしい、というのは、そう思ってても言わない、、いや、言えないのかな、、、
その清廉さがキョウコちゃんらしいってことさ」
そこまで私を評価してくれて、、、
それは嬉しかったけど、いっそ理解してくれず、押し倒してくれても、、私のほうはよかったかも知れない。
が、、そのあとの言葉に、ケイスケさんの真意があった。
「ならいっそのこと、あと2日だけ待ったほうがお互いにいいかと」
どうして、、だろう。
私はそのままを聞いてみた。
「僕が見てみたいのは、明後日の君が、またプライドに賭けて拒むのか、それとも受け入れちゃうのか、、だよ」
それは、、私自身にすら想像がつかない。
「、、ケイスケさんは、どちらの私を望んでますか?」
「それは、、答えないでおくね。聞くと君に迷いが生じる。
実を言うと『希望』はある。どちらの君を望んでるかは僕の中では明確に。
ただ、僕も『予想』はつかないな」
それじゃあ私、、まるで「晒し者」みたい、、、
しかし、そう思ってもケイスケさんの指摘通り、、私はもう明後日を拒めなくなっていた。
※元投稿はこちら >>