【112.回想】
「あの、、どういうことをお話しすればいいですか?」
まるで警察での事情聴取のときのように、自分が「晒し者」になった心地を思い出していた。
「じゃあ、、質問形式で。
こないだ聞いたのでは、塾からの帰り道で、三人組の男たちに公園に引きずり込まれて、、と聞いた覚えがあるよ」
「、、はい」
「うん、、じゃあまずそのときのキョウコちゃんの服装を、出来るだけ詳しく教えて」
制服だったので、詳しくと言っても、、、
制服は地味なものて、白のブラウスに紺のスカートで、、
「ソックスはどう?」
「あ、、私は紺のハイソです」
「インナーは?ブラウスの下はブラだけ、、こないだはタンクトップ着てたから違うかな、、」
こないだ、胸を見られたことを思い出してまた恥ずかしくなる、、、
「はい、、キャミを着てました」
「で、君は最終的にはどこまで脱がされたのかな?
やはり全部?それとも、屋外でのレイプということで、半裸って言うか、、」
「それは、三人組のときですか?それともそのあとの後輩に犯されたのも含めて?」
その日のうちに、二回、計5人に犯されたことは、前回、ケイスケさんには話した。
「あ、じゃあ今回は最初の三人組の話に絞っていこうか」
「わかりました、、なら全部は脱がされていません。
スカートだけは履いたままでした、、あとソックスも」
「じゃあ、挿入されるまでにかかった時間は?」
、、これは警官にも聞かれたことだが、犯されてる本人は時間の感覚を失う、、、
「、、なので、、わからないんですが、駅で確認した時刻、終わったとき確認した時刻からすると20分くらい、、、?」
「そうなんだ、、で、その20分のあいだ、、君は何をされてたの?」
意外と、、私の「心情」を無視したような質問が投げかけられてくる、、、
「、、それもやはり、、お話しないといけませんよね」
遠回しに不満めいたことを、ケイスケさんにぶつけてみる。
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