【109.期待】
ケイスケさんとの約束は20時だった。
昨日、会う約束をし、明日こそ、、SEXするかも知れないのだから、と前日よりは控えめに、それでも自分を慰めた。
辛いのは、都度終わる度に「自己嫌悪」に陥ること。
確かに、、私は変わってしまったと思う。
ただ、それは「カラダ」だけで心は「真面目」なまま、に近い。
そのギャップが私を苦しめる。
今夜だって、、本心は、会って二度目の男性とSEXなど嫌だ。しかしカラダのほうは、もう我慢出来ないと、、、アソコが熱くなっているのがわかる。
そんな自分のカラダが腹立たしかった。
それでも、、「場慣れ」してしまったのか、お会いする前にシャワーを浴び、二度と失敗しないように「毛」の手入れに敏感になり、下着も、、出来るだけ可愛いものを選んでいる、、、
いったい私は、、何をしてるんだろう、、、
「やぁ、、遅れてごめんね」
ケイスケさんは、待ち合わせの時刻ちょうどに現れた。
車に乗る前にコートを脱ぐ。
「あれ、、今日はキョウコちゃんにしたら薄着だね」
「ええ、今日は車か屋内かと思って、、、」
コートを脱ぎ、ケイスケさんに披露した私の今日のコーデは、白のブラウスの上にニットのカーディガン、、それに私にしては短めの膝丈あるかないかくらいのスカート、、正直、SEXすることを意識してないかと言えば嘘になる。
「キョウコちゃん、、今日も可愛いな、、、」
褒められたことは嬉しいが、、今日は期待していいのだろうか、、、
「早速だけど、明後日は君の都合はどうかな?」
「都合って、、その、、私を、、、するって話ですか?」
驚いた。
もうその手配が出来たんだ、、、
私のほうは早ければ早いほどいいと思っていたので勿論承諾した。
「よかったよ、、ありがとう。じゃあ今日中に段取りを決めよう」
自分が「犯される」段取り、、か。
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