【100.恥ずかしい質問】
「あ、、ごめん。辛いならこの話題、やめよう」
恐らく今の私は、赤面し、目を潤ませているかも知れない。
私の性格上、男性の前で辱められる話題の原因を作った連中への、怒りの涙なのだけど、、初対面の人がそれを知る由などなかった。
Yesと答えた私に、
「それは、、可哀想に。君みたいな清楚で真面目そうな子が、ね、、、
、、それでさ、」
ケイスケさんからの質問に緊張した。
「君はメールのやりとりで『聞きたいことがある』と言ってたよね、、何かな?」
更に顔が赤くなったことだろう、、、
よくよく考えてみたら、そんなこと、初めて会う男性に聞けやしない、、、
私は自分の浅はかさを恥じた。
しかし、、、とは言え、
それを聞いてみなければ今日来た意味がない。
それに、恥が軽減されるようにと、初対面の相手を選んだんだし、、、
「あの、、私がレイプされたと聞いて、、どうお感じになられましたか?」
今度は恥ずかし過ぎて、質問してすぐ俯いた。
この真冬に、、汗が出るほどに、、、
「どぉ?って、、、えと、どういうことかな?」
変な女だと思われちゃったかな、、、
恐る恐る顔を上げケイスケさんのほうを見たが、、さっきと変わらぬ優しい笑顔で私を見ている。
「想像なんだけど、もしかしてキョウコちゃんの聞きたいことと言うのは、、」
え、、やはり伝わってたの、、、ならやはり恥ずかしい、、、
しかしこうなればケイスケさんの言を聞くしかなく、
「レイ、、されちゃった女の子を、男がどう思うか、とかどういう目で見てるか、、、キョウコちゃんが聞きたいのはそういうことかな?」
図星だった、、、
穴があったら入りたい、なんて言うけど、、今の私の気持ちはまさにそれだった。
「、、はい。実は、、その通りなんです」
認めてしまった恥辱から、私の目からは涙が流れてた。
※元投稿はこちら >>