左の腕を抱えられ、右手を引かれて車を降りた。
後ろの男にお尻を触られながら ボロボロなアパートの階段を上る。
濃い茶色の扉が開き、背中を押されて中に入った。
玄関を入ってすぐの右側にシンクがあった。
ダイニングテーブルと冷蔵庫だけの部屋の向こう、空いたままの引き戸の向こうに炬燵と布団が見えていた。
(わたし、こんな場所で・・・)
そう思っていると、今更ながら叩かれた頬がジンジンと痛んだ。
背中を押され、慌てて靴を脱ぐ。
ドンッと押されて玄関に上がる。
また押されて3歩進む。
そうしながら、私はいつから敷きっぱなしなのか分からない布団の上に立たされた。
右側に立つ男に右手を、左側の男に太ももを引かれ、布団の上に尻もちをつく。
そして次の瞬間、私の体を引いた2人とは違う男が 私の上に覆いかぶさってきた。
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