とうとう、初日の夜を迎える頃には女生徒の1/3近くを確保されてしまう・・・。
同時に、広い会場内に散り散りになった女生徒を探すと言う困難に鬼達は苛まれる・・・。
そんな時に、確保されていた女生徒達に異変が起こる。
自分達がレイプされて、現状レイプされていない者がいる事に憤りを感じ、怒りの矛先を
逃げている女生徒や女教師に向け出してしまったのだ。
〈おおっと、一日目の夜の帳が下りてきましたね、それに先ほどから確保されていた
女生徒達に不穏な空気が流れ出しております・・・彼女達は自主的に鬼の手先となって
探索を始めた模様です・・・女性の嫉妬・・・怖いですね・・・。
本来、このミッションは男女の退化している生殖行動を戻す事が大義名分でしたが、この状態
なんだか病んでいってる気がします・・・まあ、良い様に言えば性について貪欲になっている
と言うところでしょうか・・・鬼の手先になった女生徒達は十分な食糧を得る事ができます。
それに引き換え、逃走中の女生徒達の大部分は食事にありつけていません。
これが、夜から朝にかけてまた、一波乱ありそうだ・・・〉
一方私は、女生徒達を目の前に大型スクリーンで解説されれる状況に恐怖を覚えていた。
私達は既にライフラインをどうにか確保できた、今でもお腹をすかして潜んでいる女生徒
がいると思うと、心が痛む・・・だけど助けを求めて来た女生徒がターミネーターじゃ無いと
どうやって判断するのだろう・・・もし、鬼の手先なら私達も破滅する。
でも、本当に助けを求めて来たなら見殺しにする事になる・・・それでなくとももう目の前まで
鬼が来ている・・・極限の選択を迫られる事は容易に察する事ができた・・・・。
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