男は自分も小屋に入ると、入口の引き戸をピシャリと閉めた。
「さあ、これでふたり切りだぜ、嬢ちゃん。」
薄笑いを浮かべながら、男は玲奈のカバンを開いて中を探った。
「ほう、名前は玲奈ちゃんか!
いかにも嬢ちゃんに相応しい名前だな。」
「か、返してください!」
玲奈が気力を振り絞って叫んだが、男はまるで相手にしない。
「なんだ、少しは女の子らしい可愛い道具とか持ってるかと思ったら、嬢ちゃんはクソ真面目のガリ勉さんか。」
そう言うと玲奈のカバンをひっくり返して、中のテキストや筆箱を床にぶちまけた。
「さすがに良いところの嬢ちゃんは、死のうかって言うのに勉強道具かい。
勉強家なんだな。
でも、俺も勉強はしてるんだぜ。ほらっ!」
男が玲奈の前に放ったのは、いやらしいグラビアやイラストのスクラップのような物だった。
ちらっと、女のヌード写真らしい肌色が見えたので、玲奈は顔を背けた。
「嬢ちゃん、少しは俺の教科書も見てくれよ。」
男は玲奈の髪の毛を掴むと、無理やり顔を床に散らばった写真やイラストに向けようとする。
「さあ、見んるだ!」
「い、嫌!」
無理やり顔を向けられた玲奈が、必死に目を閉じると、今度は髪を引っ張られて顔を上げられたと思ったら、いきなりピシッと頬を激しい痛みを感じた。
平手打ちされたのだ。
「嬢ちゃん、俺の言う事を素直に聞いた方が良いぜ。
どうせ死ぬんだろうけど、それまでに長く苦しむ事になるぜ!」
男の言うことも恐かったが、何より玲奈は人から叩かれた事がない。
それが、顔を叩かれたのだ。
玲奈は恐ろしさに震えた。
歯が自然にガチガチ鳴る程だ。
「さあ、見な!
これは、どんな絵だ?」
玲奈が見た絵は、白黒印刷ではあったが、本当にリアルなタッチで書かれた緊縛絵だった。
縛られているのは、玲奈と同じくらいの少女だろうか。
たぶん猿ぐつわなのだろう、顔の下半分を布で覆われ、今玲奈がいるような汚い小屋で裸にされている。
それも、華奢な身体を、がんじがらめにきつく縛られてだ。
未成熟の胸に、厳しく縄が食い込み、小さな筈の乳房が上下二本の縄の間から絞り出されているようだ。
残酷な事に、その絞り出されている乳房の中心、乳首には洗濯ハサミが挟まれている。
下半身は、お尻は床に着いているが、両膝を各々曲げて縛られ、しかも上に引き上げられているので、足を拡げられたまま閉じられない。
陰毛は描かれてないが、もしかしたらモデルの少女は、まだ発毛してないのかもしれない。
女の子として一番恥ずかしい部分である裂け目の中も描かれていなかった。
その代わりその複雑な部分は、深々と食い込まされた縄で隠されていた。
見るからに痛くて辛そうな拷問姿なのだが、少女の顔は肉体的苦痛より、激しい羞恥と屈辱に泣きそうな表情をしている。
そしてその背景には、脱がされたセーラー服と丸められたショーツまでリアルに描かれていた。
「どうだい?嬢ちゃん。
この女の子と嬢ちゃんと、どっちが年上かな?
嬢ちゃんは、まだ泣いてないが、こんなに縛られても泣かないかな?」
男は本当に面白そうな口調で聞いた。
本当に、私をこんな風に恥ずかしくていやらしい姿にするつもりなのかしら..。
玲奈は質問にはとても答えられなかった。
玲奈がふるふると顔を横に振ると、男は
「もっと良く見てみな。
ここに、変な物が描いてるだろ。
この女の子は、もうこれを入れられたんだぜ。」
女の子の前の床、丸められたショーツの横に、一本の棒のような物が描いている。
先の方が丸くて太い、長さが25センチくらい、太さは一番太いところで牛瓶よりちょっと細いくらい。
あっ、これは..!
勉強ばかりしていた玲奈にも、さすがに察しがついた。
これは、男の人のあれを真似て作られた物だ。
これで、この絵の女の子は、一番大切で恥ずかしい所をいたずらされたんだ..。
こんな大きいので..。
きっとすごく痛い筈..。
「嬢ちゃん、どう思う?
この女の子、感じちゃってアンアン言ったと思うかな?
それとも、痛くて泣いたかな?」
玲奈は、恐さに頚を小さく振った。
「やっぱりそう思うだろ。
もちろん、これを使われる前に、処女は奪われてる筈だけど、それでも辛いよな。」
そう言うと男は、ちょっと玲奈から離れたが、すぐ戻ってきて、その絵に描かれたとおりの張り形を、玲奈の前の床に投げ出した。
「ひっ!」
玲奈はまた、歯をガチガチ鳴らすほど恐さに震えた。
「嬢ちゃん、脱ぎな!
自分で脱がないんなら、これでセーラー服破って脱がせるだけだからな!」
男は片手にあちこち錆が着いた大きな刃物を握って、玲奈に見せつけ、さらにその刃物の腹を、玲奈の首筋にピタピタと当てた。
玲奈は震えながら、セーラー服のスカートのサイドファスナーを開いた。
※元投稿はこちら >>