帰路の車内、、僕はユイさんと後部座席にいた。
「どうだったアキト君?『初めて」の感想は、、、男の子の初めてって、どんななのか、聞いてみたい」
無邪気にはしゃぐユイさん、、、たぶん「場」が暗くならないようにそう振る舞ってくれている、、、
「めちゃ気持ちよかったです、、、自分でするのとは比べものにならないくらい、、、」
ふと、助手席のショウ子さんに目を向ける、、、
リカさんは会話に絡んでくるものの、ショウ子さんは押し黙ったままだ。
ショウ子さんの肩口から、白いブラ紐が覗く、、、
さっき、自分が脱がせたブラだと思うと、4度も抜いてやったのに、またしても僕の「相棒」が蘇ってくる、、、
ルーム・ミラー越しにショウ子さんと視線が合うが、すぐ目を逸らされる、、、
それに、気づいたようでブラ紐を直す。
そのあとは決して僕のほうに視線を向けなかった。
僕は、自宅近くまで送ってもらった。
「今日はありがとうございました。楽しかったです」
「こちらこそありがとう、、、アキト君、また連絡していい?」
てっきりこれで最後かと思っていた、、、
「は、はいっ!連絡待ってます!」
思わぬリカさんの言葉に、相棒も喜んだのかまたしても硬くなってくる。
「それじゃアキト君、また会いましょ、、じゃない、またしようねっ」
僕は今日でユイさんがすごく好きになった。
助手席に自然に視線が向いた、その瞬間にドアが開いた。
ショウ子さんが車から降りてきた。
「アキト君、、今日はホントにごめんなさい、、」
この表情を、、どう受け止めればいいのか、、、
「いえ、そんな、、僕こそ、、あの、ごめんなさい」
二人して沈黙していると、
「ショウ子、、なんならそのまま置いてってあげよか?」
「ちょ、ちょっと、、お願い、もう少しだけっ!」
そう言うと、ショウ子さんは僕を抱きしめ、頬にキスを残し、
「、、じゃあね」
ショウ子を乗せ、車は去っていった。
僕はそのあと、、数分の間、立ちすくんでいたと思う、、、
やっぱり、、ショウ子さんとやりたかった。
※元投稿はこちら >>